REPORT

週間プレスリリース動向(2026年10月5日〜10月11日)

祝日のない5営業日がそろった週に配信された 12,868 本を集計しました。平日5日はどの日も 17.7〜20.2% に収まり、目立った山のない週でした。商品・サービスが 45.2%、イベントが 29.0% で、この2分類で全体の74.1%を占めました。

積み上げた棒グラフのカードと色分けしたタグを俯瞰したイラスト

集計期間: 2026年10月5日(月)〜10月11日(日)/対象: Zero Press が取り込んだ公開プレスリリース 12,868 件

月曜から金曜まで祝日のない5営業日がそろい、月初の山を越えた10月2週目の週です。Zero Press が取り込んだ 12,868 本を集計しました。平日5日の本数の差が小さく、特定の日に発表が集まらなかった週で、そのぶん時間帯の偏りがはっきり見えています。

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この週の要点

  • 最多は木曜(10月8日)の 2,602 本(20.2%)、最少の平日は水曜(10月7日)の 2,279 本(17.7%)。平日5日の差は2.5ポイントにとどまった
  • 商品・サービスが 45.2%(5,815 本)、イベントが 29.0%(3,726 本)。2分類で 9,541 本(74.1%)
  • タイトルに「AI」を含むリリースは 1,212 本(9.4%)。前週の 9.1% とほぼ同じ構成比
  • 10時台・11時台の合計は 4,699 本(36.5%)。10時台だけで 2,604 本(20.2%)

集計データの前提

母数は Zero Press が取り込んだ公開リリース 12,868 本です。分類・業界分類は独自の判定(配信サイトが持つリリース種別と、タイトルなどの語句による判定)によるもので、業界は1本が複数に該当することがあります。他の週との本数の比較には使えません(取り込み範囲が週によって違うため)。比べてよいのは構成比と、同じ週の中での日別比較です。また、この集計は配信された量であって、読まれた量や掲載された量ではありません。

分野別の分類は2026年9月30日に基準を見直しています。前週(9月28日の週)は新しい基準で集計しているため構成比を比べていますが、それより前に公開したレポートの分野別・業界別の構成比とは比べていません。

この週に祝日はありません(翌日の10月12日はスポーツの日ですが、集計期間の外です)。

日別の本数

日付曜日本数構成比
10月5日月2,40818.7%
10月6日火2,57420.0%
10月7日水2,27917.7%
10月8日木2,60220.2%
10月9日金2,46919.2%
10月10日土4153.2%
10月11日日1210.9%

最も多い木曜(2,602 本)と最も少ない平日の水曜(2,279 本)の差は 323 本で、木曜は水曜の約1.14倍です。前週は下期初日の木曜に 26.1% が集まりましたが、この週はどの平日も 17.7〜20.2% の幅に収まり、目立った山はありません。火曜と木曜がわずかに多く、水曜がやや少ない形でした。

月初の発表が一巡した週は、曜日による差が小さくなるようです。ただし1週分の数字なので、「この時期は曜日を選ばなくてよい」とまでは言えません(プレスリリースを配信するタイミング)。

平日の5日間は 12,332 本(95.8%)、土日は 536 本(4.2%)でした。土曜は 415 本(3.2%)で、日曜の 121 本(0.9%)の約3.4倍です。

分野別の内訳

分類本数構成比
商品・サービス5,81545.2%
イベント3,72629.0%
調査・レポート1,28510.0%
経営・業績6435.0%
技術・開発5554.3%
キャンペーン4743.7%
その他3042.4%
人事・採用660.5%

同じ基準で集計した前週と構成比を比べると、商品・サービスは 47.6% から 45.2% へ、イベントは 26.4% から 29.0% へ動きました。2分類の合計は前週 74.0%、この週 74.1% でほぼ変わらず、その内側でイベントの割合が少し大きくなった形です。

経営・業績は前週の 6.4% から 5.0% に下がりました。前週は下期初日を含み、組織変更や期初の方針といった発表が出やすい週だったため、その分が落ち着いたと考えられます。調査・レポートは 10.0%(1,285 本)で、前週の 9.5% と近い水準です。配信元の上位には、株式会社マーケットリサーチセンター(331 本・2.6%)、株式会社グローバルインフォメーション(122 本・0.9%)と、市場調査レポートを扱う発表者が並んでいます。

タイトルに出てくる語

語本数構成比
AI1,2129.4%
限定7585.9%
コラボ3772.9%
調査3652.8%
オープン3642.8%
採用1761.4%
新発売1621.3%
DX1351.0%
提携730.6%

「AI」は 9.4% で、前週の 9.1% とほぼ同じです。タイトルの10〜11本に1本に「AI」が入る状態が続いています。「限定」も 5.9% で前週(6.0%)と変わりません。

「オープン」は前週の 3.4% から 2.8% に、「コラボ」は 2.6% から 2.9% になりました。いずれも1ポイント未満の動きで、週ごとの発表の組み合わせで入れ替わる範囲です。よく使われる語ほど、それだけでは他の発表と見分けがつかないので、何が限定なのか・誰とのコラボなのかまでタイトルに書くことが目印になります(プレスリリースのタイトルの付け方)。

業界別の上位

業界本数構成比
IT・テクノロジー1,91314.9%
食品・グルメ1,2499.7%
教育9857.7%
旅行・観光5754.5%
医療・ヘルスケア5504.3%
アニメ・マンガ4883.8%
エンタメ4493.5%
音楽3682.9%
環境・エネルギー3412.6%
スポーツ3392.6%
金融・保険3392.6%

10位はスポーツと金融・保険が同数(339 本)だったため、両方を載せています。

IT・テクノロジーが 14.9% で1位です。食品・グルメは 9.7% で2位ですが、前週(11.0%)より構成比が下がり、この週は10%を超えたのが IT・テクノロジーだけでした。教育は前週の 6.4% から 7.7% に上がっています。1本が複数業界に該当しうるため、業界の合計は母数を超えます。

時間帯

10時台が 2,604 本(20.2%)、11時台が 2,095 本(16.3%)で、この2時間で週全体の 36.5% を占めました。前週の 37.5% とほぼ同じ水準です。日による差が小さかったこの週でも、時間帯の偏りは変わらず残っています。

10時台は9時台(938 本・7.3%)の約2.8倍です。一方、12時台〜15時台は各時間帯 972〜1,144 本(7.6〜8.9%)で、4時間の合計は 4,352 本(33.8%)でした。午後は1時間あたりの本数が10時台の半分以下です。

広報担当者への示唆

  • 月初を過ぎた週は曜日の差が小さかった。この週の平日は 17.7〜20.2% の幅に収まった。曜日で並ぶ相手を減らす余地は小さく、時間帯や見せ方で差をつけるほうが効く週だったといえる
  • 曜日の差が縮んでも、10時台・11時台には 36.5% が集中した。急ぎでない発表は12時台以降に回すだけで、同じ時間帯に並ぶ発表を半分以下にできる
  • 商品・サービスとイベントで 74.1% を占め、イベントの割合が前週より大きくなった。イベント告知は日時・場所・参加方法を冒頭でそろえ、似た告知の中で用件がすぐ伝わるようにする(イベント告知のプレスリリース)
  • 本数が多い分野=読まれる分野ではありません。 ここで見えるのは配信量だけなので、自社の発表を出す時期を決める材料として使い、効果の指標とは切り分けて扱ってください
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