REPORT

週間プレスリリース動向(2026年9月28日〜10月4日)

祝日のない5営業日がそろった週に配信された 14,811 本を集計しました。木曜(10月1日)が 26.1% で最多です。分類の基準を見直した最初の週で、商品・サービスが 47.6%、イベントが 26.4% と、この2分類で全体の4分の3を占めました。

折れ線グラフのカードと付箋を俯瞰したイラスト

集計期間: 2026年9月28日(月)〜10月4日(日)/対象: Zero Press が取り込んだ公開プレスリリース 14,811 件

シルバーウィークが明け、月曜から金曜まで祝日のない5営業日がそろった週です。下期の初日にあたる10月1日(木)を含んでいます。Zero Press が取り込んだ 14,811 本を集計しました。10月1日の木曜が週の山になり、1日で週全体の4分の1を超える発表が集まっています。

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この週の要点

  • 木曜(10月1日)が 3,864 本(26.1%)で最多。火曜〜木曜の3日で 9,779 本(66.0%)
  • 商品・サービスが 47.6%(7,046 本)、イベントが 26.4%(3,907 本)。2分類で 10,953 本(74.0%)
  • タイトルに「AI」を含むリリースは 1,353 本(9.1%)。11本に1本の割合
  • 10時台・11時台の合計は 5,551 本(37.5%)。10時台だけで 3,105 本(21.0%)

集計データの前提

母数は Zero Press が取り込んだ公開リリース 14,811 本です。分類・業界分類は独自の判定によるもので、業界は1本が複数に該当することがあります。他の週との本数の比較には使えません(取り込み範囲が週によって違うため)。比べてよいのは構成比と、同じ週の中での日別比較です。また、この集計は配信された量であって、読まれた量や掲載された量ではありません。

この週から分類の基準を見直しました(2026年9月30日)。配信サイトがリリースの種別を持っている場合はそれを使い、持っていない場合はタイトルを重く見る語句判定にしています。業界分類も同じ時期に誤判定を減らす調整をしました。そのため、分野別・業界別の構成比は、これより前に公開したレポートの本文の数字とは比べられません。前週と比べているのは、判定方法の変わっていないタイトルの語・日別・時間帯だけです。

この週に祝日はありません。

日別の本数

日付曜日本数構成比
9月28日月2,22215.0%
9月29日火2,72918.4%
9月30日水3,18621.5%
10月1日木3,86426.1%
10月2日金2,33215.7%
10月3日土2651.8%
10月4日日2131.4%

月曜から木曜にかけて1日ごとに本数が増え、木曜で最も多くなりました。木曜(3,864 本)は月曜(2,222 本)の1.74倍、金曜(2,332 本)の1.66倍です。金曜は月曜とほぼ同じ水準まで下がっています。

木曜の10月1日は下期の初日で、新年度・下期の開始に合わせた発表が出やすい日です。この週の木曜の山には、曜日の傾向だけでなく月初・期初という日付の要因も重なっていると考えられます。木曜が多い形は祝日のない週で繰り返し見られてきましたが、この週の数字だけで「木曜だから多い」とは言い切れません(プレスリリースを配信するタイミング)。

平日の5日間は 14,333 本(96.8%)、土日は 478 本(3.2%)でした。

分野別の内訳

分類本数構成比
商品・サービス7,04647.6%
イベント3,90726.4%
調査・レポート1,4129.5%
経営・業績9546.4%
キャンペーン7014.7%
技術・開発4703.2%
その他2601.8%
人事・採用610.4%

新しい基準では、商品・サービスがほぼ半分を占めます。新商品の発売や新サービスの開始、既存サービスの機能追加といった発表がここに入ります。イベントの 26.4% を合わせると、週の発表の4分の3が「売るもの・来てもらう場」の告知でした。

前に書いたとおり、分類の基準を変えたため、前週までのレポートに載せた分野別の構成比とは比べていません。来週以降は同じ基準どうしで構成比を追えるようになります。

調査・レポートは 9.5%(1,412 本)です。配信元の上位には、株式会社マーケットリサーチセンター(338 本・2.3%)、株式会社グローバルインフォメーション(159 本・1.1%)と、市場調査レポートを扱う発表者が並んでいます。

タイトルに出てくる語

語本数構成比
AI1,3539.1%
限定8856.0%
オープン5023.4%
調査4332.9%
コラボ3832.6%
新発売2081.4%
採用1701.1%
DX1411.0%
提携1120.8%

タイトルの語はリリースのタイトルに文字が含まれるかどうかで数えており、分類の見直しの影響を受けません。「AI」は 9.1% で、前週(9.4%)とほぼ同じでした。10本前後に1本のタイトルに「AI」が入る状態が続いており、「AI」の2文字だけでは他の発表と見分けがつきにくくなっています。

「限定」(6.0%)は前週と同じ構成比で、「オープン」(3.4%)も前週の 3.7% と大きくは変わりません。タイトルに入れる語は、その語が何を指すのか(何が限定なのか、どこがオープンするのか)まで書いてはじめて目印になります(プレスリリースのタイトルの付け方)。

業界別の上位

業界本数構成比
IT・テクノロジー2,11614.3%
食品・グルメ1,63011.0%
教育9536.4%
旅行・観光7625.1%
医療・ヘルスケア6554.4%
エンタメ5513.7%
アニメ・マンガ5223.5%
金融・保険4793.2%
音楽4072.7%
不動産・住宅3782.6%
環境・エネルギー3782.6%

10位は不動産・住宅と環境・エネルギーが同数(378 本)だったため、両方を載せています。

IT・テクノロジーが 14.3% で1位、食品・グルメが 11.0% で2位です。この2業界だけが10%を超えました。業界分類も判定を調整した直後のため、前週までの構成比とは比べていません。1本が複数業界に該当しうるため、業界の合計は母数を超えます。

時間帯

10時台が 3,105 本(21.0%)、11時台が 2,446 本(16.5%)で、この2時間で週全体の 37.5% を占めました。前週(34.2%)より集中が強まり、9月14日の週の 37.8% に近い水準に戻っています。祝日で配信日程が崩れた前週と違い、通常の週の形に戻ったと読めます。

10時台は9時台(985 本・6.7%)の約3.2倍です。一方、12時台〜15時台は各時間帯 1,187〜1,342 本(8.0〜9.1%)で、4時間の合計は 5,025 本(33.9%)でした。午後は1時間あたりの本数が10時台の半分以下で、時刻を午後に移すだけでも同じ時間帯に並ぶ発表は大きく減ります。

広報担当者への示唆

  • 月初・期初の日は発表が重なりやすい。この週は下期初日の10月1日(木)に 26.1% が集まった。期初に出す理由がない発表は、前後の日にずらすほうが並ぶ相手は少なくなる
  • 商品・サービスとイベントで 74.0% を占める。新商品やイベントの告知は同じ種類の発表に囲まれやすいので、タイトルで「何が・いつ・どこで」を具体的に示す(新商品・新サービスのプレスリリース)
  • 10時台・11時台に 37.5% が集中した。急ぎでない発表は、12時台以降に回すだけでも同じ時間帯の発表数を半分以下にできる
  • 本数が多い分野=読まれる分野ではありません。 ここで見えるのは配信量だけなので、自社の発表を出す時期を決める材料として使い、効果の指標とは切り分けて扱ってください
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