新商品・新サービスのプレスリリース。何を書けば記事になるか
新商品・新サービスの発表で必ず入れる項目と、「既存品との違い」の示し方を、記入例つきで解説します。

新商品・新サービスの発表は、プレスリリースの中で最も本数が多い種類です。それだけに埋もれやすく、書き方の差がそのまま結果に出ます。
必ず入れる6項目
- 名称(正式名称。読み方が難しければふりがなも)
- 提供開始日(発売日、公開日)
- 価格(税込か税別かを明記。無料なら「無料」と書く)
- 対象者(誰向けの商品か)
- 入手方法(どこで買えるか、どう申し込むか)
- 既存品・競合との違い(ここが記事になるかを左右します)
「違い」を具体的に書く
記者が知りたいのは「それは今までと何が違うのか」です。ここを抽象的に書くと、記事にする理由が見つかりません。
- 弱い: 使いやすさを追求した新しいサービスです
- 強い: 従来は3日かかっていた申請を、当日中に完了できます
比較の対象は、自社の旧製品でも、業界の一般的なやり方でも構いません。「何と比べて、どう変わるのか」を数字で示してください。

開発の背景を書く
「なぜ作ったのか」は、記事のストーリーになる部分です。次のような材料が使えます。
- 顧客から繰り返し寄せられていた要望
- 自社が実際に困っていた課題
- 調査で見つかった数字(出典と時点を明記)
- 法改正や市場環境の変化
背景に社会的な文脈があると、記事として扱いやすくなります。
記入例
株式会社サンプル(本社:東京都板橋区、代表取締役:山田太郎)は、2026年9月1日、従業員50名以下の企業向け勤怠管理サービス「サンプル勤怠」の提供を開始します。月額980円(税込・従業員10名まで)で、これまで平均3時間かかっていた月次の集計作業を15分に短縮します。
■ サービス概要
・提供開始日:2026年9月1日
・価格:月額980円(税込・従業員10名まで)/11名以上は1名あたり80円を追加
・対象:従業員50名以下の企業
・機能:スマートフォン打刻、ICカード打刻、給与計算ソフトへの連携
・申込:公式サイトから(初月無料)
■ 従来との違い
一般的な勤怠管理サービスは中規模以上の企業を想定しており、初期費用や最低契約人数が設定されている例が多くあります。本サービスは初期費用を0円とし、最低人数の設定も設けていません。
■ 開発の背景
当社の調査(2026年6月実施、従業員50名以下の企業300社対象のインターネット調査)では、62.3%が勤怠集計を表計算ソフトで手作業により行っており、月平均3時間を要していました。
画像を必ず添える
新商品のリリースで画像がないのは致命的です。Web メディアは記事にアイキャッチを必要とします。
- 商品単体の写真(背景がすっきりしたもの)
- 使用場面の写真
- サービスなら画面のスクリーンショット(ブラウザの枠は切り取る)
詳しくは画像・写真の準備を参照してください。
発表のタイミング
提供開始日の当日か、少し前が一般的です。事前に記事を準備してもらいたい場合は、情報解禁を設定して数日前に情報提供する方法もあります。
季節性のある商材は、需要期の1〜2か月前に動くのが定石です。
継続的に出す
新商品は1回きりの発表で終わりがちですが、その後も材料は作れます。
- 提供開始から○か月で導入○社を突破
- 新機能の追加
- 導入事例の紹介
- ユーザー調査の結果
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