書き方の基本

プレスリリースの構成要素。上から順に何を書くか

発信日・タイトル・リード文・本文・会社概要・問い合わせ先という6つの要素を、それぞれ何のために書くのかという観点で解説します。

プレスリリースの書き方を表したデスク上のイラスト

プレスリリースの構成は、業界でほぼ固定されています。独自の順番にする利点はなく、むしろ読み手が探している情報を見つけにくくするだけです。ここでは6つの要素を上から順に、何のために存在するのかという観点で説明します。

1. 発信日と発信者名

文書の一番上に、日付と会社名(個人の場合は屋号や氏名)を置きます。日付は配信日を書きます。

これは形式的な要素に見えますが、記者にとっては「いつの情報か」を判断する材料です。古いリリースが回ってきたときに区別がつくよう、必ず入れてください。

2. タイトル(見出し)

30〜40字程度で、発表内容を一文にまとめます。ここだけを読んで何の発表か分かることが条件です。

メールの件名としてもそのまま使われるため、実務上いちばん重要な要素です。書き方はタイトルの付け方で詳しく扱っています。

情報を整理してプレスリリースを完成させる流れのイラスト

3. リード文(前文・要約)

タイトルの直後に置く150〜200字程度の要約です。ここで5W1H——いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように——のうち、必要なものを一通り押さえます。

リード文の役割は、忙しい記者が「これは自分の担当か」を10秒で判断できるようにすることです。ここまで読んで内容が分からなければ、本文は読まれません。書き方はリード文の書き方にまとめています。

4. 本文

リード文で示した内容を、詳細と背景で補強します。段落ごとに小見出しを付けると読みやすくなります。よく使われる並びは次のとおりです。

  • 発表内容の詳細(仕様、価格、提供開始日、対象者など)
  • 開発の背景や、解決しようとしている課題
  • 数字による裏づけ(調査結果、実績、市場規模など)
  • 関係者のコメント
  • 今後の展開

すべてを埋める必要はありません。材料がない項目は飛ばして構いません。本文の書き方で組み立て方を説明しています。

5. 会社概要

発信者が何者かを示すブロックです。社名、所在地、代表者名、設立年、事業内容、URL を簡潔に並べます。

記者は記事の末尾に会社情報を添えることが多く、ここをそのままコピーできる形にしておくと親切です。毎回同じ内容なので、一度作れば使い回せます。

6. 報道関係者向けの問い合わせ先

見落とされがちですが、ここが機能しないとすべてが無駄になります。取材したい記者が連絡できないためです。

  • 担当者名(部署も)
  • 電話番号(日中つながるもの)
  • メールアドレス
  • 取材対応可能な時間帯があれば明記

一般のお客様向け窓口とは分けてください。カスタマーサポートの番号を書くと、記者からの取材依頼が問い合わせの列に埋もれます。詳しくは会社概要と問い合わせ先の書き方を参照してください。

画像を添える

本文の要素ではありませんが、画像の有無で扱いは大きく変わります。商品写真、サービス画面、ロゴ、代表者の顔写真——記事に使える素材があると、そのまま掲載される可能性が上がります。画像・写真の準備に、サイズや権利の考え方をまとめました。

全体の分量

A4一枚(1,000〜1,200字程度)が目安です。長くなる場合は、詳細を自社サイトに置いてリンクする形にします。リリース本体は要点だけにしたほうが読まれます。

構成が頭に入ったら、テンプレートの穴埋めから始めるのが早道です。

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