浴衣と着物の選び方。サイズの合わせ方と着る前に準備するもの
夏祭りに浴衣を着ていきたい。観劇や食事の席で和装をしてみたい。そう思って調べ始めると、必要な物の多さに戸惑います。帯、下駄、肌着、紐。何がいくつ要るのかが、すぐには分かりません。
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夏祭りに浴衣を着ていきたい。観劇や食事の席で和装をしてみたい。そう思って調べ始めると、必要な物の多さに戸惑います。帯、下駄、肌着、紐。何がいくつ要るのかが、すぐには分かりません。
寸法の考え方も洋服とは違います。この記事では、浴衣と着物の違い、寸法の合わせ方、必要な小物、そして着たあとの手入れまでを順に整理します。
和装を始めるときにつまずくところ
まず、そろえる物が多いという点です。洋服なら本体と靴があれば着られますが、和装は本体のほかに帯があり、その帯を支える小物があり、下に着るものがあります。一つでも欠けると形になりません。
次に、寸法の考え方です。洋服のようにS、M、Lで選ぶのではなく、身丈と裄という数値で合わせます。この言葉自体になじみがないため、どこを見ればよいのか分かりにくいものです。
三つ目は、着る手順への不安です。自分で着られるのか、誰かに頼むべきなのか。頼むとしてどこに頼めばよいのか。ここで足踏みする人は多いようです。
ただ、いずれも順を追えば解決できます。最初の一式さえそろえてしまえば、次からはずっと楽になります。
浴衣と着物の違い
同じ和装でも、性格が違います。
浴衣は、主に夏に着るものです。木綿や麻を使った生地が多く、通気を考えた作りになっています。下に襦袢を着ないのが一般的で、肌着の上に直接着ます。素足に下駄を合わせる装いが定着しています。
着物は、季節ごとに素材と仕立てが変わります。裏地の付いたもの、付いていないもの、薄い生地のもの。それぞれ着る時期の目安があります。下には襦袢を着て、足袋を履くのが基本です。
つまり、浴衣のほうが必要な物が少なく、始めやすいということです。まず浴衣から入り、慣れてから着物へ進むという順序が現実的でしょう。
なお、素材や場面によっては、浴衣を着物のように着る装い方もあります。襦袢を合わせ、足袋を履くという方法です。ただし、どこまでが許容されるかは場面や地域によって考え方が異なります。改まった席に着ていくなら、事前に確認しておくと安心です。
サイズ(身丈・裄)の合わせ方
和装で確認するのは、主に二つの数値です。
身丈は、肩から裾までの長さです。浴衣の場合、自分の身長とおおむね同じ長さが目安とされています。長い分は腰のあたりで折り返して調整するため、少し長めでも着られます。
裄は、首の付け根から手首までの長さです。腕を斜め下に伸ばした状態で測ります。この数値が短いと袖が足りず、長いと手が隠れます。

商品ページには、身長の目安とあわせてこれらの数値が記載されていることが多いものです。身長だけで選ばず、裄も確認してください。腕の長さには個人差があり、同じ身長でも合う数値は違います。
体格に幅がある場合は、対応する寸法を用意している商品を選びます。背の高い人向けの寸法や、ゆとりのある寸法を展開している店もあります。
前の合わせ方や帯の位置でも見え方は変わります。多少の差は着方で調整できる部分もあるため、寸法が完全に一致しなくても着られることは多いものです。
必要な小物一覧
浴衣を着る場合に必要なものを挙げておきます。
本体のほかに、帯が要ります。結び方によって必要な長さが変わるため、初めてなら結びやすい形のものを選ぶとよいでしょう。
腰のあたりで留める紐が数本必要です。形を整えるための板状の小物や、帯の下に巻く布を使うこともあります。
下に着る肌着も用意します。汗を吸い、生地を守る役割があります。専用のものがなければ、襟から見えない形の下着で代用されることもあります。
履物は下駄が一般的です。鼻緒がきついと足が痛くなるため、事前に少し履いてなじませておくとよいでしょう。歩く距離が長い日は特に効いてきます。
【きものKYOETSU】
のように、本体と帯と下駄が一式になった商品もあります。着方を説明した冊子と紐が付いた組み合わせなら、届いたその日から着られます。一つずつ買い集めるより、最初は一式で買うほうが確実です。
髪飾りや鞄も、和装に合うものが用意されています。全体の色を合わせると、まとまった印象になります。帯の色と小物の色をそろえるだけでも、統一感は出ます。
男性の場合は、必要な物がやや少なくなります。本体と帯、下駄があれば形になり、腰の位置で帯を締めるため紐の本数も減ります。甚平のように着る手順の簡単なものから始める方法もあります。
子どもの分を用意する場合は、成長を見込んだ寸法の考え方があります。肩や腰の部分をあらかじめ縫い上げておき、大きくなったらほどいて長さを出すという方法です。仕立て済みの商品でも、この調整に対応しているものがあります。
着付けと手入れ
着る手順については、二つの方法があります。
自分で着る場合は、説明の冊子や動画を見ながら練習します。何度か試せば形になりますが、慣れるまでには時間がかかります。当日にぶっつけで着ようとせず、事前に一度は着てみてください。
人に頼む場合は、美容院や専門の店に相談します。予約が必要で、費用もかかります。式典など改まった場では、こちらを選ぶ人が多いようです。

着たあとの手入れも大切です。まず、脱いだらすぐにたたまず、風通しのよい場所に掛けて湿気を飛ばします。直射日光は避けてください。
洗えるかどうかは、商品の表示によります。木綿の浴衣なら家庭で洗える商品もありますが、素材によっては専門の店に出すことになります。必ず表示を確認してください。
保管の際は、湿気を避けます。たたむ折り目を決めておくと、次に出したときにきれいな状態を保てます。防虫剤を使う場合は、素材に合うものを選びましょう。
しまう場所にも注意が要ります。押し入れの下段は湿気がたまりやすいため、除湿剤を一緒に置くか、上段に移すと安心です。年に一度は出して風を通しておくと、状態を保ちやすくなります。
帯や小物も、同じように保管します。特に金や銀の糸を使った帯は、湿気で変色することがあります。紙に包んで保管するよう案内されている商品もあるため、購入時の説明を確認してください。
通販で買うときの確認事項
実物を見ずに買う場合、確認する項目を決めておくと迷いません。
まず、一式に何が含まれているかです。本体と帯だけの商品もあれば、下駄や紐まで含む商品もあります。手元にある物と照らし合わせて、足りないものを把握してください。
次に、寸法の展開です。身丈と裄がどの範囲で用意されているかを見ます。標準的な寸法だけの店もあれば、幅広く展開している店もあります。
素材と手入れの方法も確認します。家庭で洗える商品なら、着る回数が増えても管理しやすくなります。
生地の色や柄は、写真と実物で印象が変わることがあります。複数の写真を見比べ、着用した状態の写真があれば参考にしてください。
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のような専門の通販では、意匠の傾向が幅広く用意されていることが多く、好みに合うものを探しやすいでしょう。行事に合わせた商品まで扱う店なら、家族の分もまとめて探せます。価格や在庫は変わるため、注文前に販売元のページで最新の情報を確認してください。
よくある質問
身長が高いのですが着られますか。対応する寸法を用意している商品があります。身丈と裄の数値を確認してください。
体型が気になります。和装は洋服ほど体の線が出ません。寸法が合っていれば、着方で調整できる部分もあります。
家庭で洗えますか。素材と商品によります。表示を確認し、指定された方法に従ってください。
借りるのと買うの、どちらがよいですか。着る回数によります。年に一度なら借りる、毎年着るなら買うという判断が現実的です。
柄に季節の決まりはありますか。一般的に言われていることはありますが、流派や地域によって考え方が違います。改まった場では、主催する側に確認するのが確実です。
着崩れたらどうしますか。帯の下を軽く引いて整えると直ることがあります。心配なら、紐を一本多めに持っておきましょう。
下駄で足が痛くなりませんか。鼻緒が硬い場合は、履く前に手でほぐしておくと和らぎます。絆創膏を持っておくと安心です。
帯の結び方が分かりません。説明の冊子が付いた商品もあります。あらかじめ形が作られている帯を使う方法もあります。
夏以外にも着られますか。素材によります。着る時期の目安は商品の説明に記載されていることが多いので、確認してください。
まとめ
和装を始めるときは、寸法・小物・手入れという三点を確認してください。身丈と裄を自分の体に合わせ、必要な小物がそろっているかを確かめ、洗い方と保管の方法を把握する。この順番なら、最初の一式で迷うことは減ります。
季節や柄の慣習は地域によって違うため、改まった場では確認しておきましょう。改まった場の洋装については https://zero-press.net/columns/party-dress-rental に、通販での寸法の見方は https://zero-press.net/columns/ladies-fashion-tsuhan にまとめています。





