着圧レギンス・ストッキングの選び方。圧力表示の見方と使う時間帯
一日立ちっぱなしで働いた日や、長時間同じ姿勢で座っていた日は、夕方になると脚が重く感じられます。こうした場面で使われるのが、圧力をかける作りの脚用の衣類です。
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一日立ちっぱなしで働いた日や、長時間同じ姿勢で座っていた日は、夕方になると脚が重く感じられます。こうした場面で使われるのが、圧力をかける作りの脚用の衣類です。
商品ページには圧力を示す数値が並んでいますが、その意味を知らないまま選んでいる人も多いのではないでしょうか。この記事では、表示の読み方、日中用と就寝用の違い、寸法の選び方、そして着けるときの注意を整理します。
脚のだるさを感じる場面
脚が重く感じられる場面には、いくつかの共通点があります。
長時間立ち続ける仕事では、同じ姿勢が続きます。接客や調理、販売など、座る機会の少ない職種が該当します。
逆に、座り続ける場合も同様です。事務の仕事や長距離の移動では、脚を動かす機会がほとんどありません。
移動そのものが負担になることもあります。飛行機や長距離の乗り物では、姿勢を変えにくい状態が続きます。
ただし、脚が重く感じられる原因は人によって違います。生活の習慣によるものもあれば、体の状態が関わっている場合もあります。症状が長く続く場合や、片脚だけに強く出る場合は、自己判断で衣類に頼らず医療機関に相談してください。
この記事で扱うのは、あくまで一般に売られている衣類の話です。
圧力表示(hPa・mmHg)の見方
商品には、圧力を示す数値が記載されていることがあります。
使われる単位は複数あり、ヘクトパスカルや水銀柱ミリメートルといった表記が見られます。単位が違えば数値の大きさも変わるため、比べるときは同じ単位に揃える必要があります。
数値は、生地が体に加える圧力の目安です。大きいほど締めつけが強いということになります。
段階的に圧力を変える設計の商品もあります。足首側を強く、上にいくほど弱くするという構成です。こうした設計を採用していることが商品ページに記載されている場合があります。
ただし、表示された数値は測定の条件下でのものです。実際に着けたときにどう感じるかは、体格や着け方によって変わります。
数値が大きい商品を選べばよいというものでもありません。締めつけが強すぎると、着けている間の負担が増します。
数値が記載されていない商品もあります。その場合、生地の伸び具合や素材の割合から見当をつけることになります。伸縮する繊維の割合が高いほど、体に沿う作りだと考えられます。
同じ数値でも、着ける人の体格によって実際にかかる圧力は変わります。表示は目安として読み、着けたときの感覚を優先してください。窮屈さを我慢して使い続けるようなものではありません。
丈の違いも見ておきましょう。足首までのもの、膝下までのもの、腰まで覆うもの。覆う範囲が広いほど着脱に手間がかかり、暑い時期は蒸れやすくなります。着ける場面に合わせて選んでください。
なお、医療の現場で使われる弾性ストッキングは、医師の指示のもとで用いる別のものです。一般に売られている衣類とは位置づけが異なります。
日中用と就寝用の違い
同じ形に見えても、設計が分かれています。
日中に着ける商品は、活動している状態を前提に作られています。歩いたり立ったりする動きに合わせた圧力の配分になっています。
就寝時に着ける商品は、横になっている状態を前提としています。日中用より締めつけを抑えた作りになっているのが一般的です。
そのため、日中用の商品をそのまま着けて眠ることは勧められません。横になっている間は体の状態が変わるため、日中と同じ圧力が適切とは限らないためです。
のような商品では、日常で着けられる作りのものが揃っています。どちらの用途を想定した商品かは、商品ページに記載されていることがほとんどです。購入前に確認してください。
兼用と書かれている商品もあります。その場合も、着ける時間帯や連続して着ける時間について、案内されている使い方に従いましょう。
サイズ選びと着用時の注意
寸法選びは、この種の衣類でもっとも重要です。
小さい寸法を選べばよく効くと考えるのは誤りです。締めつけが強すぎると、着けている間の負担が大きくなります。
寸法は、実際の数値で選びます。身長、腰まわり、脚まわり。商品ページに記載された対応範囲と照らし合わせてください。範囲の端に近い場合は、大きいほうを選ぶほうが無難です。

着けるときは、少しずつたぐり寄せて引き上げます。一気に引っ張ると、生地が傷んだり、部分的に食い込んだりします。圧力の強い商品は、履き始めに手間がかかることもあります。
着けている間に、しびれや痛みを感じた場合は、すぐに外してください。慣れの問題として続けるべきものではありません。
跡が長く残る、外したあとに違和感があるといった状態が続くなら、寸法か着け方を見直す時期です。
妊娠中の人、糖尿病や血行に関わる持病がある人、治療を受けている人は、使用の前に医師に相談してください。
生活の中でできる工夫
衣類に頼るだけでなく、過ごし方を変えることもできます。
同じ姿勢を続けないことが基本です。座り仕事なら、一時間に一度は立ち上がる。立ち仕事なら、可能な範囲で足を動かす。こうした小さな動きの積み重ねが効いてきます。
歩く機会を作るのも一つです。移動の一部を歩きに替える、階段を使うといった方法があります。

休憩の取り方も見直せます。休憩中に脚を伸ばす、少し高い位置に置くといった過ごし方をしている人もいます。
靴の影響もあります。合わない靴で長時間過ごすと、脚への負担は増えます。仕事用と移動用で履き替えるという方法もあります。
水分の取り方や食事の内容が関わることもあります。ただし、これらは個人の状態によって適切な内容が変わるため、気になることがあれば専門家に相談してください。
こうした工夫は、衣類の代わりになるものではありませんし、逆に衣類が生活習慣の代わりになるものでもありません。両方を組み合わせて考えるのが現実的でしょう。
なお、着けていない時間を作ることも大切です。帰宅後は外して過ごす、休みの日は使わないといった具合に、締めつけのない時間を確保してください。
製品を選ぶときの確認事項
購入前に見ておきたい項目があります。
まず、用途です。日中用か就寝用か、あるいは兼用か。想定されている使い方を確認してください。
次に、圧力の表示と単位です。数値だけでなく、どの単位で書かれているかを見ます。
寸法の対応範囲も確認します。小さい寸法から大きい寸法まで幅広く展開している通販もあり、体型に合うものを探しやすくなっています。
素材と洗濯の方法も見ておきましょう。毎日着けるなら、家庭で洗える商品が扱いやすいでしょう。
複数の種類をまとめて扱う通販もあります。脚用のほか、胴回りや上半身向けの商品まで揃えている店では、部位ごとに選べます。バランス美脚を叶えてくれる究極のレギンス【BMLストレートレッグ】
のような商品では、生地の構造について説明が記載されていることもあります。ただし、記載された特徴は着用中の見え方に関するものとして読んでください。
返品や交換の条件も確認します。衛生に関わる商品のため、開封後の返品を受け付けていない店がほとんどです。
価格や在庫の状況は変わるため、注文前に販売元のページで最新の情報を確認してください。
よくある質問
毎日履いてもよいですか。商品の案内に従ってください。長時間の締めつけは負担になるため、外す時間を作ることが勧められます。
洗濯はどうしますか。表示を確認してください。洗濯用の袋に入れると傷みを抑えられます。乾燥機は避けるよう案内されている商品もあります。
妊娠中でも使えますか。体の状態によります。使用の前に医師に相談してください。
医療用のものとは違いますか。医療の現場で使われる弾性ストッキングは、医師の指示のもとで用いる別のものです。一般に売られている衣類とは位置づけが異なります。
きつく感じるのですが慣れますか。しびれや痛みがある場合は、慣れの問題ではありません。使用をやめて寸法を見直してください。
どのくらいで買い替えますか。伸縮する繊維の弾力が落ちたときが目安です。着けたときにゆるく感じるようになったら替え時です。
破れやすくありませんか。爪に引っかけると伝線することがあります。着けるときは指の腹でたぐり寄せるようにしてください。
上から服を着ても大丈夫ですか。問題ありません。ただし薄手の服では境目が出ることもあるため、丈の選び方で調整してください。
まとめ
脚用の着圧衣類は、圧力表示・用途・寸法という三点で選ぶと整理できます。単位を揃えて数値を読み、日中用か就寝用かを確認し、実際の数値で寸法を選ぶ。この順番なら、無理のない使い方ができます。
脚の状態が気になる場合や、しびれや痛みがある場合は、使用をやめて医療機関に相談してください。補正を目的とした衣類については https://zero-press.net/columns/hosei-chakuatsu-inner に、運動用の衣類の選び方は https://zero-press.net/columns/sports-yoga-wear にまとめています。





