デザインTシャツの選び方。プリントの種類と長持ちさせる洗い方
気に入った絵柄のTシャツを買っても、何度か洗ううちに絵の部分がひび割れてくる。首まわりが伸びて形が崩れる。色があせて印象が変わる。よくある話です。
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気に入った絵柄のTシャツを買っても、何度か洗ううちに絵の部分がひび割れてくる。首まわりが伸びて形が崩れる。色があせて印象が変わる。よくある話です。
こうした傷み方には理由があり、絵柄の付け方や生地の性質、そして洗い方が関わっています。この記事では、印刷方式の違い、生地の厚みの見方、長く着るための扱い方、そして家族でそろえるときの考え方を整理します。
お気に入りのTシャツが傷む原因
まず、絵柄の部分のひび割れです。生地の上に厚みのある層として絵柄が乗っている場合、生地が伸び縮みするたびに負担がかかります。洗濯機の中で強くもまれると、この負担が大きくなります。
次に、首まわりの伸びです。着脱のたびに引っ張られる箇所であり、濡れた状態で無理に伸ばすと戻らなくなります。掛けて干すときに、首の部分に重みがかかる干し方をしていると、これも影響します。
三つ目は、色あせです。日光に長時間当てると、生地の色も絵柄の色も変化します。外に干す習慣がある場合、この影響は避けにくいものです。
そして、生地そのものの縮みもあります。綿を使ったものは、洗うと縮むことがあります。買ったときにちょうどよかった丈が、数回の洗濯で短くなることもあります。
これらは、扱い方である程度は抑えられます。
プリント方式の違い
絵柄の付け方には、いくつかの方式があります。
版を使ってインクを刷る方式は、古くから使われている方法です。色ごとに版を作るため、色数が多いと工程が増えます。インクが生地の表面に乗る形になり、厚みのある仕上がりになることがあります。発色がはっきりしているのが特徴です。
熱で圧着する方式もあります。あらかじめ絵柄を作っておき、熱と圧力で生地に貼り付ける方法です。細かい絵柄や写真のような表現に向いています。一方、生地の上に膜が乗る形になるため、伸縮の負担を受けやすい面もあります。
生地に直接インクを吹き付ける方式もあります。色数の制限が少なく、複雑な絵柄を表現できます。生地にインクが染み込むため、厚みは出にくくなります。
どの方式が優れているという話ではなく、絵柄の性質や生地との相性によって選ばれています。商品ページに方式が記載されていれば、扱い方の見当がつきます。
いずれの方式でも、扱い方によって持ちは変わります。表示に従って洗うことが基本です。
生地の厚みとシルエット
生地の厚みは、オンスという単位で示されることがあります。数値が大きいほど厚手ということです。
薄手の生地は、軽くて着心地がよい一方、透けやすくなります。淡い色ではこの点が気になることがあります。
厚手の生地は、体の線が出にくく、形が保たれやすいという特徴があります。洗濯を重ねても傷みにくい傾向がありますが、乾くまでに時間がかかります。
季節による使い分けもできます。暑い時期は薄手、羽織るものと合わせる時期は厚手、という具合です。
形も確認しておきましょう。体に沿った形と、ゆとりのある形では、同じ寸法でも見え方が違います。肩の位置が落ちた作りの商品は、ゆったりした印象になります。
縫製の作りも見ておきましょう。首まわりに伸びにくい素材が使われているか、肩の縫い目に補強のテープが入っているか。こうした部分は写真では分かりにくいものの、商品の説明に記載されていることがあります。長く着るつもりなら、価格より作りを見たほうが結果的に得になります。
洗濯による縮みも考えておきます。あらかじめ縮ませる処理を施した生地なら、洗ったあとの変化は小さくなります。処理をしていない生地では、最初の洗濯で丈が短くなることがあります。
生地から縫製まで国内で生産していると案内する商品もあります。Tシャツの【OJICO】(オジコ)
のような商品では、丈夫さと着心地を特徴として挙げているものもあります。
長持ちさせる洗い方
扱い方を少し変えるだけで、持ちは変わります。
まず、裏返して洗います。絵柄の面がほかの衣類とこすれるのを防げます。
洗濯用の袋に入れるのも有効です。洗濯機の中で強くもまれたり、ほかの衣類の金具に引っかかったりするのを抑えられます。

乾燥機については、表示を確認してください。高温で絵柄が傷んだり、生地が縮んだりすることがあります。使用を避けるよう案内されている商品もあります。
干すときは、直射日光を避けます。陰干しにするか、裏返したまま干すと色の変化を抑えられます。
首まわりに負担をかけない干し方も意識しましょう。掛け具に通すとき、首の部分が伸びないよう下から入れる方法があります。平らに広げて干せる道具を使うのも一つです。
漂白剤の使用も、表示に従ってください。色柄のあるものに使うと、色が抜けることがあります。
洗剤の量にも気を配りましょう。多く入れれば汚れが落ちるというものではなく、すすぎ残しが生地に残ると傷みの原因になります。指定の量を守るのが基本です。
汚れが付いたときは、早めに対応します。時間が経つほど落ちにくくなるためです。ただし、絵柄の部分を強くこすると傷みます。周囲から軽く叩くようにして落としてください。
いずれにしても、商品ごとに指定が違います。表示を確認したうえで扱ってください。
親子・家族でそろえる楽しみ方
同じ絵柄を家族で着るという楽しみ方もあります。
子ども向けの寸法から大人向けまで展開している商品なら、同じ絵柄で全員分をそろえられます。旅行や記念の日に着るという使い方をしている人もいます。
まったく同じにするのが気恥ずかしい場合は、色を変えるという方法があります。同じ絵柄で色違いにすれば、そろえた雰囲気は残しつつ、それぞれの好みも反映できます。
贈り物として選ぶこともできます。誕生日や記念の日に、家族の分をまとめて贈るという使い方です。包装に対応している店もあります。

寸法の展開は商品によって違います。子ども向けの小さな寸法から用意されている商品もあれば、大人向けだけの商品もあります。家族分をそろえたいなら、この点を先に確認してください。
なお、買った商品を私的に着る範囲であれば問題ありませんが、絵柄を複製したり、商用の目的で使ったりすることはできません。これは絵柄に権利があるためです。
取り扱いブランドの特徴
購入先によって、扱う絵柄の傾向は違います。
仕掛けや物語のある絵柄を特徴とするブランドがあります。子ども向けの寸法から大人向けまで幅広く展開しており、家族でそろえられると案内されています。生地から印刷、縫製まで国内で生産していると説明されている商品もあります。
絵を描く人との協業から生まれた商品を扱うブランドもあります。国内外の描き手や、作品との組み合わせによる商品を展開していると案内されています。多くが予約や受注による生産のため、そこでしか手に入らない商品が中心という説明です。イラストがお気に入りの一着に。【Favorite(フェイバリット)】
のようなブランドは、好きな作品や絵柄を身につけたい人に向いています。
受注による生産の場合、注文してから届くまでに時間がかかります。着たい時期が決まっているなら、納期を確認してから注文してください。
価格や取り扱いの状況は変わるため、注文前に販売元のページで最新の情報を確認してください。
よくある質問
アイロンはかけられますか。絵柄の部分に直接当てると傷むことがあります。裏返してかけるか、当て布を使ってください。表示を確認しましょう。
色移りが心配です。初めて洗うときは、単独で洗うか、同系色のものと一緒に洗うと安心です。濃い色の商品では特に注意しましょう。
寸法はどう選びますか。手持ちの服を測って、記載された数値と比べてください。洗濯後に縮む可能性も考えておきましょう。
絵柄が剥がれてきたらどうしますか。進行を止めるのは難しいものです。裏返して洗う、乾燥機を使わないといった扱いで、進みを遅らせることはできます。
家族分をまとめて買えますか。寸法の展開が広い商品なら可能です。在庫の状況を確認してください。
受注生産だとどのくらいかかりますか。商品によります。注文のページに目安が記載されていることが多いので、確認してください。
保管はどうすればよいですか。たたんで重ねる場合、絵柄の面どうしが接しないようにすると、貼り付きを防げます。長く着ない時期は、掛けておくほうが安心です。
同じ絵柄を買い足せますか。定番の商品なら再入荷することもあります。期間を限って作られた商品は、再度手に入らないこともあります。
まとめ
デザインの入ったTシャツは、印刷方式・生地・洗い方という三点を押さえると長く着られます。絵柄の付け方から扱い方の見当をつけ、生地の厚みで季節に合うものを選び、裏返して洗って陰干しする。これだけで傷み方は変わります。
洗い方は商品ごとに指定があるため、表示を確認してから扱ってください。名入れの品を作る方法は https://zero-press.net/columns/namae-iri-original-goods に、通販での寸法の見方は https://zero-press.net/columns/ladies-fashion-tsuhan にまとめています。





