新生活の家具を揃える順番。採寸と搬入で失敗しないために
引っ越しの日取りが決まると、家具をどこまでそろえてから入居するかで迷う。間取り図を見ながら買い物を進めたものの、当日に玄関を通らなかった、置いてみたら扉が開かなくなった、という話は珍しくない。
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引っ越しの日取りが決まると、家具をどこまでそろえてから入居するかで迷う。間取り図を見ながら買い物を進めたものの、当日に玄関を通らなかった、置いてみたら扉が開かなくなった、という話は珍しくない。
ここでは、そろえる順番の考え方と、搬入で引っかからないための採寸のしかたを整理する。買う物を決める前に測るものがある、というのがこの記事の要点になる。
全部そろえてから住む必要はない
新生活の準備というと、入居日までに一式そろえる前提で考えがちだが、実際には暮らし始めてから決まることが多い。日当たりの入り方、洗濯物を干す場所、荷物が集まる位置。こうしたものは図面からは読み取りにくく、数日住んでみて初めて分かる。
先に全部埋めてしまうと、あとから欲しくなった物の置き場所がなくなる。逆に、生活に要る物だけを入れて余白を残しておけば、買い足すときに選択肢が残る。最初の買い物では、置く場所が確定している物だけを決めるくらいでちょうどよい。
もう一つ、費用の面もある。引っ越しの前後は、初期費用や家電の購入が重なって出費が集中しやすい。家具を二回に分けると、一度に出ていく金額が抑えられる。急がない物を後ろに回すことは、妥協ではなく順番の問題である。
判断の目安として、「無いと今日の生活が成り立たない物」から入れていく。寝る場所と、服や日用品をしまう場所。この二つが決まれば、残りは住みながら考えられる。
先に入れるもの・あとでよいもの
先に必要になるのは、寝具と収納である。眠る場所が決まらないと生活のリズムが作れないし、荷ほどきをした物の行き先がないと部屋が片づかない。カーテンも入居初日から必要になるので、窓の寸法だけは早めに測っておきたい。
次に来るのが、食事と作業のための台と椅子。ここは使い方が人によって分かれるところで、床に座る生活にするのか、椅子の生活にするのかで選ぶ物が変わる。決めきれないうちは小さめの物で始めて、生活が固まってから替える手もある。
後回しにしてよいのは、大きな棚、飾り棚、置き型の照明、ラグやクッションといった空間を整える物である。これらは部屋の使い方が定まってから選ぶほうが失敗が少ない。家具や照明、雑貨をまとめて扱う通販もあり、あとから同じ系統でそろえたいときに探しやすい。
一度に買うほど送料や設置の手間はまとめやすいが、返品や交換の判断も同時に迫られる。急ぐ物と急がない物を分けておくと、届いた物を落ち着いて確認できる。
採寸は三か所で考える
採寸というと置く場所の寸法だけを思い浮かべるが、実際には三か所を測る必要がある。置く場所、部屋の中の通り道、そして建物の入口から部屋までの経路である。どれか一つでも足りないと、玄関で止まる。
置く場所では、幅と奥行きに加えて高さを測る。そのうえで、扉や引き出しを開けたときにどこまで張り出すかを見ておく。冷蔵庫や洗濯機なら、扉の開く向きと放熱のための隙間も確認しておきたい。壁にコンセントやスイッチがある位置も、あとで家具の裏に隠れると困る。
通り道は、家具を運ぶときに人が横に付ける幅があるかどうかで見る。廊下の曲がり角は、幅だけでなく、その角で家具を回せるかを考える必要がある。ここで引っかかる場合は、分解して運べる製品かどうかが分かれ目になる。
建物の経路は、玄関の扉の幅と高さ、共用廊下、階段の踊り場、エレベーターの内寸と扉の開口部を測る。集合住宅では、養生の要否や搬入できる時間帯が決められていることもあるので、管理会社に先に聞いておくと当日あわてない。家具の通販は絞り込みで寸法から探せるものが多く、たとえば「今日から見つける理想の暮らし」おしゃれ家具・インテリア通販【暮らしのデザイン】
のような通販では、サイズやテイストで候補を絞り込めるほか、選び方を相談できる窓口が用意されていると案内されている。

搬入できないときに起きること
寸法が足りずに部屋へ入れられなかった場合、その場で持ち帰りになる。ここから先の扱いは販売店ごとに違い、再配達の費用、返送の送料、設置作業のやり直しにかかる費用の負担が分かれる。注文の前に、搬入できなかったときの取り決めを見ておきたい。
窓から吊り上げて搬入する方法もあるが、これは追加の作業になり、費用も建物の条件も別に確認が要る。集合住宅では管理組合の許可が必要な場合もある。最初から選択肢に入れるものではなく、どうしても入らないときの手段と考えておく。
搬入できるかどうかは、家具の寸法と建物の造りの組み合わせで決まる。梱包された状態は製品そのものより一回り大きいことが多いので、ぎりぎりの数字になったときは梱包の寸法を販売店に確認する。届いてから測り直すのでは間に合わない。
組み立てと設置の確認
同じ家具でも、届いた箱を自分で開けて組み立てる形と、設置まで頼める形がある。大型の物は組み立てに二人必要なことも多く、一人暮らしだと当日に手が足りない。注文の画面で、組み立てと設置がどこまで含まれるかを見ておく。
梱包材の扱いも意外に手間になる。大きな段ボールや発泡材は、自治体の区分で捨て方が変わるうえ、量が多いと一度に出せない。引き取りに対応している販売店なら当日に片づくので、条件を確認しておきたい。
古い家具の引き取りを頼めるかどうかも確認しておく項目である。新しい物を入れる日に古い物を出せると、部屋の中で二重に場所を取らずに済む。対応の有無と費用は販売店によって異なる。
賃貸で気をつけたいのが、壁や天井に手を加える設置である。棚を壁に固定する、照明の器具を取り替えるといった作業は、退去のときの原状回復に関わる。取り付け方によっては管理会社の許可が要ることもあるので、作業の前に確認しておく。
販売元ごとの違いの見方
通販を比べるときは、案内に書かれている条件を並べて見る。取り扱いの点数、送料の扱い、組み立てや設置の有無、支払い方法、相談できる窓口があるか。同じ価格帯でも、この周辺の条件で実際の負担は変わる。
家具や照明、雑貨まで幅広く扱い、部屋全体をまとめて整えられることを掲げている通販がある。新規の会員登録でポイントが付く仕組みを設けているところもあり、姉妹の店舗と合わせて登録するとポイントが増える案内も見られる。北欧やヨーロッパの雑貨を中心に、照明・家具・食器・寝具までそろえている店もあり、独自に展開しているブランドを持つと説明されている。
照明を専門に扱う店もあり、天井に付ける器具から吊り下げる器具、間接照明や電球まで扱う形が案内されている。照明は光の色や明るさで部屋の印象が変わるため、写真だけで決めにくい部分がある。【BeauBelle(ボーベル)】
のような専門店の説明では、昼と夜で見え方が変わる点が扱われている。賃貸で器具を取り替える場合は、取り付け方式が合うかを先に確かめてほしい。
送料や組み立ての条件、ポイントの内容は変わることがある。ここに書いたのは案内から読み取れる範囲なので、申し込みの前に最新の情報を提供元のページで確認してほしい。通販で買うときに見ておく点は https://zero-press.net/columns/kagu-tsuhan-erabikata に、暮らし始めてからの部屋の整え方は https://zero-press.net/columns/hitorigurashi-heyazukuri にまとめている。

よくある質問
いつ注文すればよいですか。入居日から逆算しますが、納期は製品と時期によって幅があります。引っ越しの多い時期は配送も混み合うため、日程が決まった段階で候補を絞っておくと安心です。
搬入できなかったらどうなりますか。その場で持ち帰りになります。再配達や返送の費用の扱いは販売店ごとに違うので、注文の前に条件を確認してください。
組み立ては頼めますか。販売店と製品によります。一部の商品に限って設置まで対応している場合もあるため、商品ページの記載を見てください。
賃貸で壁を使ってもよいですか。契約と建物によります。棚の固定や照明の交換は原状回復に関わるので、管理会社に先に確認してください。
照明はどう選べばよいですか。部屋の広さと使う時間帯で見え方が変わります。取り付け方式が部屋の器具に合うかを確かめたうえで、光の色を含めて選んでください。
梱包材は引き取ってもらえますか。対応している販売店があります。自分で処分する場合は、自治体の区分と一度に出せる量を先に調べておいてください。
古い家具は同じ日に引き取ってもらえますか。対応の有無と費用は販売店によって違います。新しい物を入れる日に合わせられると部屋の中で場所が重ならないので、注文のときに合わせて相談してください。
家具の色は画面で見たとおりですか。撮影の条件や画面の設定によって見え方は変わります。同じ系統でそろえたい場合は、生地や木の色の名称を控えておき、次に買うときの手がかりにしておくと差が出にくくなります。
まとめ
家具は、生活に要る順に入れる。寝る場所と収納を先に決め、飾りや大きな棚は住んでから選ぶ。余白を残しておくほど、あとの選択肢が広がる。
採寸は、置く場所・部屋の通り道・建物の経路の三か所で考える。梱包された状態の寸法も含めて確認しておくと、玄関で止まる事態を避けやすい。
搬入と設置の条件は、販売店と建物によって変わる。組み立ての範囲、梱包材や古い家具の引き取り、賃貸での取り付けの可否。この三つを注文の前に押さえておけば、当日の判断がぐっと楽になる。





