情報解禁(エンバーゴ)とは。守り方と設定の実務
情報解禁日の意味、なぜ設定するのか、破られたときのリスク、記者への伝え方と予約配信での実現方法を実務目線でまとめます。

情報解禁(エンバーゴ)とは、「この日時までは公表しないでください」という約束のもとで、事前に情報を提供することです。うまく使えば発表日に記事が揃いますが、扱いを誤ると関係を損ないます。
なぜ情報解禁を設定するのか
記者が記事を書くには時間が必要です。当日に情報を受け取って当日に記事を出すのは、簡単な内容でなければ困難です。事前に渡しておけば、取材・確認・執筆を済ませ、解禁と同時に記事を公開できます。
発信側の利点は次のとおりです。
- 発表日に複数のメディアで同時に記事が出る
- 記者が十分な取材時間を取れるため、記事の質が上がる
- 上場企業では、公平な情報開示のために必要な場面がある
設定すべき場面
すべての発表に必要なわけではありません。次のような場合に検討します。
- 提携・資本提携の発表(相手方との足並みを揃える必要がある)
- 上場、決算に関わる情報(適時開示のルールに従う)
- 大型のイベントや商品発表(発表日に話題を集中させたい)
- 複数社が同時に発表する案件
逆に、小さな発表であれば解禁日を設けず、そのまま公開して構いません。

伝え方
記者に事前提供するとき、次の点を明確に伝えます。
- 解禁の日時(「2026年9月1日 午前10時」のように分単位で)
- 解禁前は公開しないでほしい旨
- 解禁後は自由に報じてよい旨
文書の冒頭に大きく書いてください。
【情報解禁:2026年9月1日(火)10:00】
本資料は解禁日時まで公表をお控えください。
守られなかった場合
エンバーゴは法的拘束力のある契約ではなく、業界の慣行に基づく信頼関係です。破られることもあります。
- 早く出たメディアがある場合、他社から抗議が来ることがあります
- 発信側としては、速やかに残りのメディアへ「すでに公開された」と連絡し、解禁を前倒しするのが実務的な対応です
- 意図的に破ったメディアには、次回以降の事前提供を控えるという判断もあり得ます
リスクを避けたいなら、そもそも事前提供せず、解禁時刻に一斉配信する方法もあります。
予約配信で解禁時刻に合わせる
事前提供をしない場合でも、公開の時刻を正確に合わせたい場面はあります。提携先と「9月1日10時に双方が発表する」と決めているケースなどです。
このとき有効なのが予約配信です。あらかじめ日時を指定しておけば、担当者が操作しなくても自動で公開されます。手動配信だと数分のずれが生じ、相手方より先に出てしまうことがあります。
Zero Press では、公開日時を指定した予約配信に対応しており、指定時刻に自動公開されます。この機能は無料の範囲で使えます。公開と同時に大手メディア20社への告知メールも送信されます。
社内の情報管理
解禁日を設定しても、社内から漏れては意味がありません。次の点に注意してください。
- SNS での従業員の発言(「来週すごい発表があります」も含めて)
- 取引先への口頭での共有
- 求人票や自社サイトの先行更新(新サービス名が先に出てしまう例がよくあります)
- 印刷物の納品時期
解禁後にすること
解禁時刻を過ぎたら、自社サイト・SNS でも同時に発信します。メディアの記事だけに任せず、自社の発信も揃えることで露出が積み上がります。
Zero Press なら、配信は0円。
登録料・配信料・掲載料はすべて無料。配信回数の制限も掲載期間の制限もありません。
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