調査・アンケート結果のプレスリリース。引用されるデータの出し方
自主調査をリリースにする方法。必ず明記する調査概要、グラフの作り方、引用されやすい数字の見せ方を解説します。

自社で実施した調査やアンケートの結果は、記事にされやすい題材です。記者にとってはそのまま引用できるデータであり、記事の裏づけになるためです。継続的に発信できる材料としても優秀です。
必ず明記する調査概要
これがないと、記者はデータを使えません。次の項目を必ずまとめて書いてください。
- 調査名
- 調査期間(○年○月○日〜○日)
- 調査対象(誰に聞いたか。属性を具体的に)
- 有効回答数(サンプル数)
- 調査方法(インターネット調査、郵送、対面など)
- 調査主体(自社調査か、外部機関に委託したか)
記事の末尾に「※○○社調べ」として引用されるため、この部分は正確に書きます。
記入例(調査概要)
■ 調査概要
・調査名:中小企業の勤怠管理に関する実態調査
・調査期間:2026年6月1日〜6月15日
・調査対象:従業員50名以下の企業の管理部門担当者
・有効回答数:300件
・調査方法:インターネット調査
・調査主体:株式会社サンプル(自社調査)

結果は「見出しになる1つ」に絞る
調査をすると多くの数字が出ますが、リリースの中心に据えるのは1つだけにします。タイトルにできる数字を選んでください。
- タイトル: 中小企業の62.3%が勤怠集計を手作業、月平均3時間を消費
- 本文: その他の設問結果を補足として並べる
複数の結果を並列に扱うと、何が言いたいのか分からなくなります。
引用されやすい数字の特徴
- 割合が明確(「62.3%」のように小数第1位まで)
- 比較がある(前年比、属性間の差、規模別の違い)
- 意外性がある(予想と違う結果)
- 社会的な文脈に接続している(法改正、働き方の変化など)
逆に、自社に都合のよい結果だけを切り出したと見える構成は、信頼を損ないます。予想と違う結果も含めて公表するほうが、データとしての価値が上がります。
グラフを添える
数字はグラフにして画像で添付してください。Web メディアはそのまま記事に使えます。
- 1枚のグラフには1つの論点だけを入れる
- 凡例と単位を必ず入れる
- 出典(自社名と調査時点)をグラフ内に書き込む
- 色数を絞る(3〜4色まで)
グラフ画像に出典が入っていると、転載されたときも出典が残ります。
自社調査であることを隠さない
「自社調査だと信頼されないのでは」と考えて出典を曖昧にするのは逆効果です。調査主体を明示するのは当然の作法で、明示していないデータのほうが使われません。
サンプル数が少ない場合(100件未満など)も、正直に書いてください。記者はサンプル数を見て扱いを判断します。
設問設計での注意
結果を歪める設問は避けてください。誘導的な質問で得た数字は、指摘されれば信頼を失います。
- 避ける: 「面倒な手作業の勤怠集計に不満を感じますか」
- 適切: 「勤怠集計の作業についてどう感じますか」(選択肢で程度を聞く)
継続すると資産になる
同じ調査を毎年実施すると、経年変化を出せるようになります。「3年連続で増加」といった時系列のデータは、単年の調査より価値が高くなります。
定点観測は、発信のネタが切れない仕組みにもなります。年1回の調査を軸に、四半期ごとの小規模な調査を挟むといった組み立て方もできます。
費用をかけずに続ける
調査自体には費用がかかることもありますが、配信費用は抑えられます。Zero Press は配信料0円・回数無制限なので、調査結果の速報と詳報を分けて出す、設問ごとに分けて複数回出すといった運用も可能です。
Zero Press なら、配信は0円。
登録料・配信料・掲載料はすべて無料。配信回数の制限も掲載期間の制限もありません。
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