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Webデザインを学ぶ順番。道具・基礎・実物の3つをどう並べるか

デザインを学ぼうと思って、まず画像編集のソフトを入れた。操作の解説動画を見ながら手を動かしてみたものの、何を作ればいいのか分からないまま止まっている。この順番でつまずく人は多いはずです。

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デザインを学ぼうと思って、まず画像編集のソフトを入れた。操作の解説動画を見ながら手を動かしてみたものの、何を作ればいいのか分からないまま止まっている。この順番でつまずく人は多いはずです。

道具の操作は、作る対象が決まってから覚えても遅くありません。むしろ、作りたいものがないまま機能を追うと、覚えたそばから忘れます。

この記事では、学ぶ順番の目安、ソフトをどこまで覚えるか、作りながら覚える題材の選び方、そして仕事として受ける前に確かめることを整理します。

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道具から入ると止まりやすい

ソフトの機能は膨大です。全部を覚えようとすると、それだけで数か月かかります。

しかも、覚えた機能の大半は使いません。実務で使うのは、切り抜き、色の調整、文字の配置、書き出し。この程度で足りる仕事が多くあります。

道具から入って止まる理由は、目的がないからです。何を作るかが決まっていれば、必要な操作は自然に絞られます。逆に、目的がないまま機能を触ると、達成感が得られません。

だから最初に決めるのは、作る対象です。自分の店のチラシ、名刺、既存ページの作り直し。実物があると、必要な作業が具体的になります。

対象が決まったら、そこから逆算して学びます。この順番にすると、覚えたことがすぐ使えるので定着します。

学ぶ順番の目安

順番の目安は5段階です。

1つ目は、目的の整理です。誰に何をしてほしいのか。買ってほしいのか、問い合わせてほしいのか、場所を知ってほしいのか。ここが決まらないと、何を大きく見せるかも決まりません。

2つ目は、情報の並べ方です。何を上に置き、何を下にするか。読む人の疑問の順に並べるのが基本です。この段階は、紙とペンでできます。

3つ目は、見た目の決まりごとです。文字の大きさの差、余白の取り方、色の数、そろえ方。この4つを意識するだけで、素人っぽさはかなり減ります。

4つ目が、ようやく道具の操作です。並べ方が決まっていれば、必要な操作は限られます。

5つ目は、作って見てもらうことです。人に見せて、伝わったかどうかを確認します。ここまでやって1周です。

この順番で1つ作り切ると、次からは早くなります。逆に、4つ目から始めると、いつまでも1周目が終わりません。

見た目の決まりごとは、良いと感じたものを観察すると身につきます。手元のチラシや商品の包装を見て、文字の大きさの差や余白の取り方を測ってみる。真似から入るのは、この分野では正攻法です。

ソフトの扱いをどこまで覚えるか

必要な操作は、作るものによって変わります。

写真を扱うなら、切り抜き、明るさと色の調整、サイズの変更、書き出しの形式。この4つができれば大半の場面に対応できます。

図やロゴのように線と面で作るものなら、図形の描画、色の設定、文字の変形、印刷用の書き出し。用途によって扱うソフトが変わります。

画面の設計をするなら、部品を並べて共有する機能を持つソフトが向きます。近年はブラウザ上で動くものも増え、複数人での作業がしやすくなっています。

学習のための環境をまとめて用意できる講座もあります。基礎の講座とソフトの利用がひとつになったものなら、契約の手続きを個別に進めずに済みます。内容と条件は提供元のページで確認してください。

操作を覚える順番も、使う頻度で決めます。毎回使う作業から先に手を動かし、たまにしか使わない機能は必要になったときに調べる。この割り切りができると、学習の時間が短くなります。

ショートカットの操作は、慣れてきてから覚えれば十分です。速さより、作りたい形を再現できるかどうかが先です。

全機能を覚える必要はありません。困ったときに調べれば済む、と考えておくほうが前に進みます。

机の上のペンタブレットとスタイラス

作りながら覚える題材

題材は、完成まで持っていけるものを選びます。

架空の店のページは、定番の題材です。業種、場所、価格、雰囲気を自分で決められるので、練習としては扱いやすい対象になります。ただし、架空だと締め切りがないので、自分で期限を決めます。

自分の名刺やチラシは、実際に使う分だけ真剣になります。印刷して手に取れる形になるのも、達成感につながります。

既存のページの作り直しも良い練習です。実在するサイトを、自分ならこう並べる、という形で作り替えます。ただし、作ったものを公開する場合は、権利の扱いに注意が要ります。

いずれの題材も、途中でやめないことが大切です。8割の完成度でも、最後まで作り切ったものが1つあるほうが、途中のものが5つあるより力になります。

作ったものは、なぜそうしたのかを説明できるようにしておきます。色を選んだ理由、並べた順番の意図。この説明ができると、仕事の場でも通用します。

見せる相手は、同じ分野の人でなくて構いません。想定した読み手に近い人に見せて、何が伝わったかを聞くほうが役に立ちます。「きれい」ではなく「何の店だと思ったか」を聞いてください。

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学ぶ場の選び方

独学で進めるか、講座を使うかは、3つの観点で判断します。

質問できるかどうか。作ったものを見てもらえるかどうか。そして、期限があるかどうか。デザインは正解が1つでないぶん、見てもらえる環境の価値が高い分野です。

学べる場にはいくつか種類があります。デザインに特化した講座、映像や制作を幅広く扱う学校、資格や就職の支援まで含めたもの。Fullme(オンラインデザインスクール)のようにデザインの制作会社が講師を務める形なら、実務での考え方に触れられます。

添削の有無は、必ず確認します。動画を見るだけの形式では、自分の作ったものが良いのかどうか判断できません。何回まで見てもらえるのか、どのくらいで返ってくるのかを聞きます。

期間と費用も並べて比べます。数か月の課程が一般的ですが、内容と回数は場所によって違います。金額は変わることがあるため、申し込み前に提供元で確認してください。

個別の相談会を設けている場所もあります。申し込みの前に、いまの状況で受けられるか、どのコースが合うかを聞けます。無理に申し込む必要はないので、比較のために2か所ほど回ってみるのも手です。

まず短い講座を試して、続きそうなら長い課程に進む形でも構いません。最初から長期の契約をする必要はありません。

デザインソフトを開いたノートパソコン

仕事にする前に確かめること

作れるようになったあと、仕事として受けるなら、条件を先に決めます。

納品の形式です。データの種類、解像度、修正可能な元データを渡すのかどうか。これを決めずに受けると、あとから追加の作業が発生します。

修正の回数も決めます。何回までを料金に含めるのか、それを超えたらどうするのか。回数を決めておかないと、終わらない案件になります。

素材の権利も確認します。写真やイラストをどこから調達するのか、商用で使える範囲か、誰が費用を持つのか。無料の素材でも、用途に条件が付いていることがあります。

公開の範囲も取り決めます。作った制作物を自分の実績として見せてよいかどうか。契約前に確認しておくと、後で気まずくなりません。

料金の決め方も先に整理します。1件いくらにするのか、作業の時間で計算するのか。慣れないうちは、想定した時間の1.5倍かかると考えて見積もると、赤字になりにくくなります。

請求と支払いの条件も文書にします。着手金の有無、支払いの期日、キャンセルになった場合の扱い。口頭で進めると、あとから話が食い違います。

制作の進め方そのものを学ぶ道もあります。短期間でWeb ディレクション スキルを習得のように、要件をまとめて進行を管理する役割を扱う講座もあり、作る側から一歩広げたい場合の選択肢になります。受講が案件につながることを約束するものではないので、内容で判断してください。

よくある質問

独学でも仕事にできますか

作ったものと説明ができれば可能性はあります。ただし、見てもらえる相手がいるほうが上達は早くなります。

ソフトは購入すべきですか

使う頻度で判断します。学習の段階なら、講座に利用が含まれる形や、月ごとの契約から始める方法があります。

作品はいくつ必要ですか

数より内容です。目的と考え方を説明できるものが3点あれば、話は進みます。

年齢は関係ありますか

制作の分野では、実物で判断される場面が多くあります。年齢だけで決まるとは限りません。

進行の管理も覚えるべきですか

一人で受ける場合は、必要になります。日程、修正の管理、相手とのやり取り。作る技術とは別の力です。

印刷物とWebの両方を学ぶべきですか

まず片方に絞るほうが早く進みます。共通する考え方は多いので、あとから広げられます。

どのくらいで形になりますか

確保できる時間によります。週に何時間出せるかを決め、そこから逆算して計画を立ててください。

まとめ

学ぶ順番の要点は3つです。

作る対象を先に決めること。道具より情報の並べ方から学ぶこと。そして、1つを完成まで持っていくこと。

ロゴを用意する場合の考え方は https://zero-press.net/columns/kaisha-logo-tsukurikata に、同じ「学び直し」でも技術側に進む場合は https://zero-press.net/columns/otona-programming-manabinaoshi にまとめました。表現と実装の両方に触れておくと、仕事の幅が広がります。

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