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データとクラウドの勉強。資格の問題集と実務の間をどう埋めるか

問題集は8割ほど解けるようになった。それでも、実務でクラウドの環境を任されたら何をすればいいのか、正直なところ自信がない。資格の勉強を進めている人からよく聞く話です。

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問題集は8割ほど解けるようになった。それでも、実務でクラウドの環境を任されたら何をすればいいのか、正直なところ自信がない。資格の勉強を進めている人からよく聞く話です。

選択肢から正しいものを選ぶ力と、実際に作って直す力は別のものです。どちらか一方だけを鍛えても、もう一方は伸びません。だから、両方を並行して進めます。

この記事では、問題集の使い方、手を動かす練習の作り方、データ側の学習の始め方、そして資格をどう位置づけるかを整理します。

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問題集だけでは足りない場面

問題集で身につくのは、用語と構成要素の知識です。どの機能が何をするのか、どういう場面で使うのか。これは土台として要ります。

一方、実務で求められるのは、要件を聞いて構成を考え、作って、動かして、直す一連の流れです。設定の画面を開いたときに、どこから手をつけるかが分かるかどうか。ここは問題を解いても身につきません。

たとえば、権限の設定を問う問題は解けても、実際に権限が足りずに動かない状況に出くわすと、原因の探し方が分かりません。この差は、実際に詰まった経験でしか埋まらない部分です。

だから、机上の学習と手を動かす練習を交互に進めます。問題集で範囲を知り、その範囲を実際に触ってみる。触って詰まったところを問題集に戻って確かめる。

この往復ができると、覚えた知識が使える形になります。

順番としては、問題集を1周してから触り始めるのが分かりやすいでしょう。用語を知らないまま画面を開くと、何を設定しているのかが分からず時間だけが過ぎます。逆に、問題集を3周してから触り始めると、覚えたことの多くを忘れています。

問題集の使い方

同じ問題集でも、使い方で身につく量が変わります。3つだけ意識します。

ひとつ目は、間違えた問題を分類することです。用語を知らなかったのか、選択肢の意味を取り違えたのか、そもそも仕組みを理解していなかったのか。原因ごとに分けると、次にやるべきことが変わります。

ふたつ目は、用語を自分の言葉にすることです。説明文を読んで分かった気になっても、人に説明できなければ使えません。ノートに一言で書き直してみると、理解していない部分が浮かびます。

3つ目は、時間を測ることです。本番には制限時間があります。1問あたりにかけられる時間を把握しておくと、当日の焦りが減ります。

解いた記録も残します。日付、範囲、正答の数。数字が並ぶと、伸びているかどうかが判断できます。停滞している範囲が見つかれば、そこだけ集中して手を動かせます。

問題の量をこなす段階では、日本語と英語の両方に触れられる教材が役に立つことがあります。zero to one(資格向けオンライン問題集)のように対訳の形で用意されているものなら、原文の表現に慣れながら進められます。技術の資料は英語で書かれていることが多いので、この慣れは後で効いてきます。

なお、試験の範囲や受験の料金は改定されます。教材の情報を鵜呑みにせず、試験を運営している団体の案内で最新の内容を確認してください。

学習のノートとペン

手を動かす練習の作り方

実際に触る練習は、小さく作って壊すのが基本です。

まず、練習用の環境を用意します。個人で使える範囲なら、費用がかからない枠が設けられていることがあります。ただし、条件を超えると料金が発生するため、何が無料の範囲なのかを事前に確認します。

作るものは小さくて構いません。ひとつのサーバーを立てて、外から接続できるようにして、消す。この一連を自分でできれば、次の段階に進めます。

大事なのは、使い終わったら消すことです。動かしたままにすると費用が積み上がります。作業の最後に片づける習慣をつけてください。

手順も記録します。何を作って、どこで詰まって、どう解決したか。この記録は、実務に入ったときの財産になります。人に説明する材料にもなります。

練習の題材は、身の回りの仕組みを真似ると考えやすくなります。社内で使っている集計の仕組み、問い合わせを受け取る流れ。動いているものを自分の環境で小さく再現してみると、必要な要素が見えてきます。

利用の状況と料金は、定期的に確認します。想定外の課金が発生していないかを見る癖をつけておくと、実務でも同じ習慣が生きます。

データ側の学習

データの扱いは、クラウドの学習と同時に始めなくても構いません。順番に進めるほうが挫折しにくくなります。

入口は表計算です。集計、並べ替え、条件による抽出。すでに業務で使っているなら、その延長として考えられます。

次に、統計の基礎です。平均と中央値の違い、ばらつきの見方、相関と因果の区別。難しい計算に入る前に、この考え方を押さえるだけで数字の読み方が変わります。

そして、可視化です。何をグラフにするか、どの形式を選ぶか。伝えたいことが決まっていないグラフは、作っても使われません。

本格的に進めたい場合は、指導を受けられる講座もあります。現場で実務にあたっている人が講師を務める形なら、教科書には載っていない進め方に触れられます。

扱うデータの中身にも注意します。個人情報や取引先の情報を練習に使うのは避け、公開されている統計や自分で作った仮のデータで進めてください。実務のデータを持ち出すと、それだけで問題になります。

プログラミングを併せて学ぶかどうかは、目的次第です。集計と可視化までなら、表計算と既存の道具で足りる場面も多くあります。

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学ぶ場を選ぶ

学ぶ場は、続けられる形を優先して選びます。

独学の教材は、費用を抑えられます。自分で計画を立てられる人に向いています。

オンラインの講座は、内容が順に並んでいる点が利点です。手を動かしながら進む形式なら、環境の準備でつまずくことも減ります。

面談がある形は、方向を相談できます。データサイエンスブートキャンプ(初回面談)のように初回の面談から始められるものなら、いまの状態で何を学ぶべきかを聞いたうえで判断できます。費用と期間は提供元の案内で確認してください。

選ぶときは、期間、費用の総額、質問できる範囲、途中でやめられるかの4点を並べます。金額だけで決めると、続かなかったときに何も残りません。

複数を組み合わせる形も現実的です。基礎は独学、詰まった部分だけ人に聞く。この形なら費用を抑えつつ進められます。

勤務先に支援の制度があるかも確認します。受験の料金や教材の費用を負担する仕組みを持つ会社があります。業務に関わる資格なら、相談してみる価値はあります。

オンライン講座を受講している様子

資格の位置づけ

資格は、知識の範囲を示す目安です。それ以上でも以下でもありません。

採用の場面では、書類を通す助けになることがあります。学習を続けてきた証明として見られる面もあります。一方、資格があるから実務ができると判断されるわけではありません。

だから、資格と並行して手を動かした記録を残します。作ったもの、詰まって解決したこと、業務で使った場面。この2つがそろうと、説明に厚みが出ます。

期限がある資格もあります。一定期間で更新が必要なもの、再受験が要るもの。取得したあとの維持まで含めて、費用と時間を見込んでおいてください。

学習を続ける仕組みも用意しておきます。段階的に手を動かせるオンラインの学習サービスを使えば、資格の勉強が一段落したあとも手を止めずに済みます。

よくある質問

どの順番で取るのがよいですか

基礎的な内容を扱うものから始めるのが一般的です。範囲と難易度は改定されるので、試験を運営する団体の案内で確認してください。

英語は必要ですか

日本語で受験できる試験は多くあります。ただし、技術の資料は英語のものが多いため、読めると学習の幅が広がります。

受験の費用はいくらですか

試験によって異なり、改定もあります。申し込みの画面で最新の金額を確認してください。

実務経験がなくても取得できますか

経験を要件としない試験もあります。ただし、問題の内容は実務を前提としているため、手を動かす練習を並行するほうが理解が進みます。

更新はありますか

有効期間が定められている資格があります。維持のための条件を、取得前に確認しておくと計画が立てやすくなります。

練習用の環境で費用はかかりますか

無料で使える範囲が設けられていることがありますが、条件を超えると課金されます。使ったら消す、利用状況を確認する、の2つを習慣にしてください。

勉強時間はどのくらい必要ですか

前提となる知識と確保できる時間によって大きく変わります。他人の目安より、自分が週に何時間出せるかから逆算してください。

まとめ

学習を進めるときの要点は3つです。

問題集は、間違えた原因を分類しながら使うこと。小さな環境を作って壊す練習を並行すること。そして、資格は範囲を示す目安と考え、手を動かした記録を一緒に残すこと。

学び直しの進め方全般は https://zero-press.net/columns/otona-programming-manabinaoshi に、クラウドを扱う職種を目指す場合の道筋は https://zero-press.net/columns/aws-engineer-naruniha にまとめました。あわせて読むと、次に何をするかが決めやすくなります。

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