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学校に行きづらいときの学びの場。家庭でとれる選択肢を並べて考える

朝、子どもが学校に行きたがらない日が続いている。勉強の遅れも気になるが、そもそも誰に相談すればいいのか分からない。そういう状態で情報を探している保護者は少なくありません。

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朝、子どもが学校に行きたがらない日が続いている。勉強の遅れも気になるが、そもそも誰に相談すればいいのか分からない。そういう状態で情報を探している保護者は少なくありません。

この記事では、相談できる窓口と、家庭が取れる選択肢を並べます。どれが正解という話ではなく、材料を並べて選べる状態にすることが目的です。決めるのは本人であり、保護者の役割は選べる材料をそろえることだと考えています。

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まず学校と相談窓口につなぐ

家庭だけで抱えないことが、最初の一歩です。

学校には、担任のほかに相談を受ける立場の人がいます。スクールカウンセラーが配置されている学校では、保護者だけで相談することもできます。本人が学校に行けない状態でも、保護者が話をしに行く形で構いません。

自治体にも教育相談の窓口があります。教育センターや教育支援センターといった名称で、就学に関する相談を受けています。学校を通さずに直接連絡できる窓口もあるので、住んでいる市区町村の案内を調べてみてください。

体調や気持ちの面で気になることがあるなら、医療や専門の相談機関につなぐ選択肢もあります。ここは家庭で判断する範囲を超えるため、専門家に見てもらうほうが確実です。

相談先は、1か所に絞らないほうが安心です。相性もありますし、扱える範囲も違います。複数を持っておくと、行き詰まったときに別の道が見えます。

連絡した内容と日付は、簡単に記録しておきます。担当が変わったときや、別の窓口に説明するときに役立ちます。

学びの場は一つではない

学校以外にも、学ぶ場はいくつかあります。組み合わせて使って構いません。

家庭での学習は、いちばん始めやすい形です。教科書やドリル、通信教育。本人の状態に合わせて量を調整できます。

オンラインの学びの場は、家から参加できる点が特徴です。担任のように担当が付く形、部活動のような活動がある形など、内容はさまざまです。同年代とつながる場としての役割もあります。

教育支援センターは、自治体が設置している場です。学校とは別の場所で、少人数で過ごしたり学習したりできます。費用は自治体によって異なります。

フリースクールは、民間が運営している場です。方針も雰囲気も運営者によって違うため、見学して確かめる価値があります。

どれか一つに決める必要はありません。週に何日かは支援センターへ行き、残りは家で過ごす、という形もあります。

選ぶときは、学習の内容だけでなく、過ごす場としてどうかも見ます。安心して居られる場所があることが、次の一歩の土台になります。見学のときは、本人が入りやすい雰囲気かどうかを一緒に確かめてください。

見学は、本人が行けなくても保護者だけで構いません。写真や様子を持ち帰って伝えるだけでも、判断の材料になります。

オンラインの学びの場を見るとき

オンラインの選択肢を検討するときは、次の点を確かめます。

担当が付くかどうかです。決まった人が定期的に関わる形なら、様子の変化に気づいてもらえます。クラスジャパン小中学園(オンラインフリースクールのトライアル)のように生徒ごとに担当の先生が付き、教材を使った学習を支える形なら、家庭だけで進めるより負担が分散します。

時間の決まりも見ます。決まった時刻に参加する形か、自分のペースで進める形か。生活のリズムが崩れている段階では、緩い形から始めるほうが無理がありません。

参加の仕方も確認します。顔を出す必要があるのか、文字のやり取りだけでも参加できるのか。人前に出ることに負担を感じる場合、この違いは大きく効きます。

費用と期間も見ておきます。月額の形が多く、体験や資料請求ができるところもあります。金額と内容は変わることがあるため、提供元の案内で確認してください。

本人が乗り気でないなら、無理に申し込む必要はありません。資料だけ取り寄せて、置いておく。興味を持ったときに見られる状態にしておくだけでも意味があります。

学校の出席の扱い

家庭での学習やオンラインでの活動が、学校の出席としてどう扱われるかは、多くの保護者が気にする点です。

一定の要件を満たす場合に、校長の判断で出席として扱われることがあるとされています。ただし、この判断は学校と自治体によります。どのような記録が必要か、どの活動が対象になるかも、個別に異なります。

したがって、確認の順番はこうなります。まず学校に相談し、何が必要かを聞く。そのうえで、利用を検討している場に、必要な記録を出せるかを確認する。

サービス側の説明だけで判断しないでください。「対応しています」という記載があっても、最終的に判断するのは学校です。

この確認は、早めにしておくほうが動きやすくなります。あとから記録を作ることは難しいためです。

なお、出席の扱いを目的にして本人に負荷をかけないよう気をつけます。制度上の扱いは大事な情報ですが、それを優先して活動を選ぶと、本来の目的から離れてしまいます。

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家庭でできる範囲

家庭でできることは、思っているより限られています。だからこそ、範囲を決めておくと気が楽になります。

生活のリズムは、整えられるなら整えます。ただし、無理に起こすことが目的ではありません。食事と睡眠の時間が大きく崩れていないか、という程度で構いません。

学習は、短い時間から始めます。1日15分でも、続いていれば十分です。学年の進度に合わせようとすると、本人も保護者も苦しくなります。

興味のあるものから入るのも有効です。歴史の漫画、料理、動画の編集。学習に見えない活動が、後から教科の内容につながることもあります。

書くことに取り組める状態なら、添削のある教材を使う方法もあります。ブンブンどりむ(小学生向け作文通信教育の無料体験キット)のように短時間で取り組める教材で、書いたものに反応が返ってくる形なら、人とのやり取りの糸口にもなります。無料の体験を用意している教材もあるので、まず様子を見てから決められます。

学習の内容を個別に見てもらう形もあります。オンラインでの個別指導なら、家から受けられ、進度も本人に合わせられます。学習の管理まで支える形もあるので、家庭で進度を組み立てる負担を減らしたい場合の選択肢になります。

家の机に置かれたノートと鉛筆

保護者の負担を減らす

保護者が消耗すると、家庭全体が回らなくなります。ここも対策の対象です。

相談先を複数持つことは、前に書いたとおりです。加えて、同じ状況の家庭とつながる場もあります。自治体や民間の親の会など、話せる相手がいるだけで気持ちの負担は変わります。

記録を残すことも、負担を減らします。日々の様子、相談した内容、決めたこと。書いておくと、説明を繰り返す手間が減り、変化にも気づきやすくなります。

決めるのは本人だという前提を、家庭の中で共有しておきます。保護者が先回りして決めると、うまくいかなかったときに本人が引き受けられません。材料を並べて、選んでもらう形にします。

保護者自身の時間も確保してください。仕事を調整した、家事が回らないといった負担が重なっている場合は、自治体の福祉の窓口に相談できることもあります。

そして、原因を誰かのせいにしないことです。家庭の側にも本人の側にも、単純な原因があるとは限りません。原因探しより、いまできることに時間を使うほうが前に進みます。

食卓で親子が話している様子

よくある質問

勉強の遅れはどこまで戻せますか

本人の状態と期間によります。学年をさかのぼって進める教材もあるので、いまの学年に合わせることを前提にしないでください。

進学はどうなりますか

中学校の卒業後は、通信制や定時制を含めて複数の道があります。中学3年になる前に、地域の進学先の情報を集めておくと選択肢が見えます。

費用はどのくらいかかりますか

自治体の支援センターは無償の場合があり、民間の場は月額がかかることが一般的です。内容と金額は運営者ごとに違うため、個別に確認してください。

本人が乗り気でない場合は

無理に始めない選択も含めて考えます。資料だけ用意して置いておく、見学だけしてみる、といった段階を踏む方法もあります。

きょうだいへの影響が心配です

家庭内で説明の仕方に迷う場合も、相談窓口で話せます。きょうだいそれぞれの気持ちを聞く時間を分けて取る家庭もあります。

学校に行かない期間が長いと不利になりますか

進路の選択肢は複数あります。不安な点は、学校や自治体の相談窓口で具体的に確認してください。

誰に最初に相談すればよいですか

学校の担任かスクールカウンセラー、あるいは自治体の教育相談の窓口です。どちらからでも構いません。

まとめ

考える順番は3つです。

学校と自治体の相談窓口につなぐこと。学びの場の選択肢を並べて、組み合わせて考えること。そして、出席の扱いなど制度に関わることは学校に確認すること。

家庭でのオンライン学習を続ける工夫は https://zero-press.net/columns/kodomo-online-naraigoto に、個別に学習を見てもらう形については https://zero-press.net/columns/online-kobetsu-shidou-juku にまとめました。焦らず、選べる材料を増やしていってください。

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