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人の相談に乗る仕事を学ぶ。資格と講座の位置づけ

後輩の相談に乗ることが増えた。部下との面談を任された。あるいは、自分自身が誰かに話を聞いてもらって助かった経験から、今度は聞く側に回ってみたいと思った。

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後輩の相談に乗ることが増えた。部下との面談を任された。あるいは、自分自身が誰かに話を聞いてもらって助かった経験から、今度は聞く側に回ってみたいと思った。

人の相談に関わる仕事には、いくつもの入口があります。国が定めた資格もあれば、団体が認定する講座もあり、資格を取らずに技術だけを学ぶ道もあります。

この記事では、相談を受ける仕事の種類、資格として定められているものと民間の認定の違い、講座を選ぶときの見どころ、そして学んだあとの働き方を整理します。試験の要件や日程は実施する機関が定めており見直されることがあるため、最終的な確認は公式の案内で行ってください。

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相談を受ける仕事にも種類がある

まず、扱う範囲で分けて考えます。ここを混ぜると、必要な学びも分かりません。

一つ目は、職業や働き方についての相談です。仕事の選び方、経歴の整理、次の一歩の決め方。相手が自分で決められるように支えるのが中心になります。

二つ目は、心の状態に関わる相談です。強い不安、眠れない状態、気分の落ち込み。この領域には、医療や心理の専門家が担う範囲があります。

三つ目は、労働の条件やトラブルについての相談です。労働時間、休職、退職、ハラスメント。法律や社内の規程に関わる知識が要ります。

四つ目は、組織の中での面談です。上司として部下と話す場面がこれにあたります。資格の有無に関わらず、聞く技術が直接効いてくる場面です。

この四つは重なる部分もあります。働き方の相談を受けているうちに、労働の条件の話になることは珍しくありません。だからこそ、自分がどこまでを引き受けるのかを先に決めておく必要があります。

大切なのは、自分が扱わない範囲を知っておくことです。相談の途中で医療の領域に入ったと感じたら、専門の機関につなぐ判断が要ります。抱え込まないことは、相談を受ける側の基本の一つです。

国家資格として定められているもの

働き方についての相談を専門にする資格として、国が定めたものがあります。

この資格には、受験するための要件があります。定められた養成の講習を修了しているか、実務の経験があるか。どちらかを満たしたうえで試験を受ける形が基本です。

試験には筆記だけでなく、実際に相談する場面を想定した実技が含まれます。知識を覚えるだけでは通らない構成になっているのが特徴です。

要件や試験の範囲は、制度として定められており見直されることがあります。受験を考えるなら、実施する機関が出している最新の案内を確認してください。

養成の講習は期間も費用もまとまった規模になります。始める前に、通える日程かどうか、費用をどう用意するかを確かめておいてください。

打ち合わせ中のノートとペン

資格を取ったあとに、さらに上位の区分を目指す道もあります。段階が用意されている点は、長く続ける人にとっての目安になります。

民間の認定という形

国の資格とは別に、団体が独自に認定する講座もあります。

内容も難易度も団体によって幅があります。国の資格と比べて優劣を論じるより、修了したあと何に使えるのかで見るほうが実務的です。

社内の研修に使いたいのか、名刺に書ける肩書きが欲しいのか、単に体系立てて学びたいのか。目的によって、選ぶべきものが変わります。

国の資格を目指す人向けに、その準備を専門に扱う講座もあります。キャリコレ(キャリアコンサルタントの対策講座)は、資格を取る前の事前相談、取得の過程での試験対策、取得したあとの活かし方までを扱う総合的な対策講座で、すべてオンラインで受講できる形が案内されています。実技の練習を有資格者とのマンツーマンで行える点や、上位の区分にあたる技能士の資格を持つ講師が多数在籍している点が特徴として示されています。料金や講座の構成は変わることがあるため、公式サイトで最新の内容を確認してください。

こうした対策の講座は、養成の講習そのものとは別のものです。受験の要件を満たすための講習なのか、試験に向けた準備の講座なのか。申し込む前に、どちらなのかを確かめてください。

資格の講座をオンラインで受ける場合の一般的な選び方は、https://zero-press.net/columns/shikaku-online-koza で整理しています。

聞く技術は仕事の中でも使える

資格を取らなくても、聞く技術そのものは日々の仕事で使えます。

部下との面談で、こちらが答えを出してしまうと相手は考えなくなります。質問の形を少し変えるだけで、相手が自分の言葉で整理し始めることがあります。

顧客への対応でも同じです。要望をそのまま受け取るのではなく、その背景にある困りごとを聞き出せると、提案の質が変わります。

家族との会話にも応用できます。助言を求められているのか、ただ聞いてほしいのか。この区別がつくだけで、やり取りは変わります。

自分自身が受ける側に回ってみるのも、学び方の一つです。ビジネスパーソン向けにコーチングを提供するサービスもあり、1回1時間あたり8,800円からのプランや、体験のセッションを半額で受けられる形が案内されています。無料の事前面談を用意しているところもあるため、まずどういうものかを知りたい段階でも試せます。

相談を受ける側と、助言をする側は違います。両者の違いについては、https://zero-press.net/columns/career-coaching-chigai で扱っています。

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講座を選ぶときの見どころ

学ぶ先を選ぶ段階では、見るべき項目が決まっています。

一つ目は実習の時間です。聞く仕事は、読んで覚えるだけでは身につきません。実際に話を聞く練習にどれだけ時間が割かれているかを見てください。

二つ目は、指導を受けられる回数です。練習の場があっても、その場で助言をもらえなければ癖は直りません。一人あたり何回、誰から指導を受けられるのかを確認します。

三つ目は、修了したあとの支援です。試験を受けるまでの相談に応じてもらえるか、修了後に実務の相談ができるか。ここが用意されているかどうかで、修了後の動きやすさが変わります。

四つ目は費用の総額です。受講料だけでなく、教材費、試験の受験料、更新にかかる費用。分割で支払う場合は、その条件も含めて確認してください。

扱う分野を絞った講座もあります。たとえば労働トラブル相談士認定講座(資料請求)は、労働に関わるトラブルの知識を体系立てて扱う認定の講座で、就職、労働条件、退職、残業、休職、解雇といった法律や決まりについて学ぶ内容です。受講はすべてオンラインで、講座を受けたあとに試験を受けて合格すると資格が得られる仕組みが案内されています。資料請求から内容を確認できるため、まず範囲を知りたい段階でも使えます。

静かな部屋で話を聞く人

ハラスメントへの対応については、企業に相談の体制を整えることが求められるようになっています。制度の内容と対象になる企業の範囲は所管の官公庁の案内で確認してください。社内で相談を受ける立場になった人にとって、この分野の知識は直接役に立ちます。

学んだあとの働き方

学んだ先の働き方も、いくつかの形に分かれます。

一つは、企業の中で担当として関わる形です。人事や研修の部門で、社員の面談や相談の窓口を受け持ちます。組織の事情を知ったうえで話を聞ける点が強みになります。

もう一つは、公的な機関や支援の施設で働く形です。就労の支援や職業の相談を扱う窓口があり、資格を要件にしている募集もあります。

独立して相談を受ける形もあります。ただし、独立してすぐに相談の依頼が集まるとは限りません。研修の講師や執筆など、複数の収入の形を組み合わせている人が多いのが実情です。

いまの仕事を続けながら、副業として関わる形もあります。時間の制約はありますが、実務の経験を積みながら進められます。

どの形を選ぶにしても、収入の見通しは事前に確かめてください。案内に示されている金額は一例であり、実際の依頼の量や単価は人によって差があります。

実務の経験をどこで積むかも、早めに考えておいてください。学んだ内容は、使わないでいると急速に薄れます。修了したあと、間を空けずに話を聞く機会を作れるかどうかが分かれ目になります。

よくある質問

未経験からでも学べますか

学べます。受験に要件がある資格の場合でも、養成の講習を修了する道が用意されていることがあります。要件は実施する機関の案内で確認してください。

費用はどのくらいかかりますか

講座の種類によって幅があります。受講料のほかに教材費や受験料がかかる場合もあるため、総額で比べてください。分割払いの条件も確認しておくと安心です。

どのくらいの期間がかかりますか

養成の講習は数か月に及ぶものが一般的です。試験の日程も年に数回と決まっているため、逆算して計画を立ててください。

資格を取れば独立できますか

独立している人はいます。ただし、資格があることと依頼が集まることは別です。実務の経験をどこで積むかを含めて考えてください。

会社の中でも役に立ちますか

役に立つ場面はあります。面談の進め方、話の聞き方、記録の残し方。資格の有無に関わらず、日常の業務で使える部分があります。

心の不調に関する相談も受けられますか

扱える範囲には線があります。医療や心理の専門家が担う領域があるため、必要な場合は適切な機関につなぐことが求められます。学ぶ段階から、この線引きを意識してください。

資格には更新がありますか

制度によって異なります。定期的な講習の受講が求められるものもあります。取得したあとの負担も含めて、事前に確認しておいてください。

まとめ

三点にまとめます。

一つ目は、扱う範囲で種類を分けること。働き方の相談、心の状態、労働の条件、社内の面談。必要な知識も、つなぐ先も違います。

二つ目は、要件を実施する機関で確認すること。受験の条件も試験の範囲も制度として定められており、見直されることがあります。

三つ目は、修了したあとの使い道から選ぶこと。何に使うのかが決まっていれば、講座の比較で迷うことは少なくなります。

人の話を聞く力は、資格の有無に関わらず積み上げられます。まず学ぶ形を決めて、続けられる範囲から始めてみてください。

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