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集音器と補聴器の違い。選ぶ前に知っておきたいことと受診の目安

テレビの音量が上がった、聞き返すことが増えた。自分のことでも家族のことでも、聞こえにくさに気づくきっかけは日常の場面にあります。

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テレビの音量が上がった、聞き返すことが増えた。自分のことでも家族のことでも、聞こえにくさに気づくきっかけは日常の場面にあります。

調べ始めると、似た形の機器が二種類あることに気づきます。制度上の位置づけがまったく違うため、まずそこを整理してから選ぶ必要があります。この記事では、区分の違い、できることの範囲、そして受診の目安をまとめます。

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聞こえにくさに気づいたら

最初にお伝えしたいのは、機器を探す前に耳鼻咽喉科を受診してほしいということです。

聞こえにくさの原因はひとつではありません。加齢に伴う変化のほか、耳あかが詰まっている、鼓膜や中耳に問題がある、内耳に関わるもの、薬の影響など、さまざまな背景があります。原因によって対応はまったく異なります。

耳あかが原因であれば、取り除くだけで状態が変わることもあります。機器を買う前に受診していれば、その場で解決していたという例は珍しくありません。

急に聞こえにくくなった場合、片耳だけ変化した場合、耳鳴りやめまいを伴う場合は、早めの受診が勧められています。時間の経過が対応に影響することがあるためです。

聴力の検査を受ければ、どの高さの音がどのくらい聞き取りにくいかが分かります。この情報は、機器を検討する段階でも役に立ちます。自分の聞こえの状態を知らないまま選ぶより、はるかに確実です。

家族の聞こえが気になる場合も、まず受診を勧めてみてください。本人が気にしていない場合もありますが、健診の延長として提案すると受け入れられやすいことがあります。

集音器と補聴器の違い

ここが本題です。二つは制度上の区分が異なります。

補聴器は、管理医療機器として扱われます。販売にも取り扱いにも決まりがあり、使う人の聴力の状態に合わせて調整することが前提になっています。購入の前に聴力を測り、装用の状態を確認しながら調整を重ねていく流れが一般的です。

一方、集音器は医療機器ではありません。音を拾って大きくする一般的な音響機器という位置づけです。誰の耳に合わせるという前提を持たず、店頭や通販で購入できます。

つまり、両者は見た目が似ていても、想定している使い方が異なります。集音器を補聴器の代わりとして考えるのは、位置づけの取り違えになります。

価格に差があるのも、この違いによるものです。集音器は医療機器としての手続きや個別の調整を前提としないぶん、手に取りやすい価格帯で販売されています。手続きや費用の負担を感じている人が、まず試す入口として選ぶことがあるようです。

どちらを選ぶにしても、受診して自分の聞こえの状態を知っておくことが前提になります。

紛らわしいのは、通販の商品説明に両方の言葉が並んでいる場合です。比較のために補聴器という言葉が使われていても、その商品自体が医療機器とは限りません。何として販売されているのかは、商品ページの表示で確かめてください。

集音器でできること・できないこと

できるのは、音を大きくすることです。周囲の音を拾い、増幅して耳に届けます。

そのため、静かな場所で特定の相手と話す場面のように、条件が整っていれば役立つことがあります。テレビの音、会話の声、呼び鈴の音などを拾いやすくする使い方です。

スタイリッシュな集音器で、もっと豊かに聴こえる毎日を。【Cearvol】 では、返品と交換の保証が四十五日間付いていること、三年間のメーカー保証と日本語での問い合わせ対応があることが案内されています。試してみて合わなかった場合の扱いが決まっていると、最初の一歩を踏み出しやすくなります。

一方で、できないこともあります。個人の聴力に合わせた細かな調整を前提としないため、聞き取りにくい高さの音だけを補う、といった使い方には向きません。

音を一律に大きくする仕組みでは、周囲の雑音も一緒に大きくなります。人の多い場所や騒がしい店内では、かえって聞き取りにくく感じることがあります。

小型の電子機器

また、聞こえにくさの背景に治療が必要な状態がある場合、機器を使っても状況は変わりません。受診を先に済ませておくべき理由はここにもあります。

期待の持ち方としては、条件が合う場面での補助、と考えておくのが現実的です。

使うときの注意

使い始めてからの注意点をまとめます。

まず、音量です。大きくすれば聞こえやすくなると考えて上げすぎると、耳に負担がかかります。聞き取れる範囲で最小限にとどめ、長時間の連続使用は避けてください。使っていて疲れを感じたら、外して休む時間をつくりましょう。

耳から音が漏れて機械音が鳴る現象が起きることがあります。装着の位置が合っていない、耳に入れる部分のサイズが合っていないといった原因が考えられます。付属している複数のサイズを試して、合うものを選んでください。

装着には慣れが要ります。最初は静かな場所で短時間から使い、少しずつ時間を延ばしていく方法が勧められます。いきなり騒がしい場所で使うと、音の多さに戸惑うことがあります。

耳が痛い、かゆい、かぶれるといった症状が出たら、使用をやめてください。症状が続く場合は医療機関を受診してください。

充電や電池についても確認しておきましょう。充電式であれば持ち時間と充電の方法を、電池式であれば入手のしやすさを見ておくと、使い始めてから困りません。

水濡れにも注意が必要です。汗や雨に対する耐性は製品によって異なります。

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家族との会話の工夫

機器に頼りきらない工夫も、実際には効果があります。

正面から話すのは基本です。口の動きや表情が見えると、聞き取りの助けになります。後ろから声をかけたり、別の部屋から呼んだりすると、届きにくくなります。

速さを落として話すことも有効です。大きな声を出すより、少しゆっくり、区切って話すほうが伝わります。声を張り上げると音がひずんで、かえって聞き取りにくくなることがあります。

環境を整えるのも大切です。テレビや換気扇の音を止める、静かな場所に移る。それだけで会話の負担が変わります。

家庭での会話

伝わらなかったときは、同じ言葉を繰り返すより、別の言い方に置き換えてみてください。特定の音が聞き取りにくい場合、言い換えたほうが伝わることがあります。

大事な内容は、書いて渡すという方法もあります。日時や金額のように間違えられない情報は、口頭だけに頼らないほうが安心です。

聞き返されることに家族が苛立ってしまう場面もありますが、本人がいちばん困っています。責める調子にならないよう、話す側が方法を変えるほうが早く解決します。

製品を選ぶときの確認事項

購入前に見ておく項目をまとめます。

まず、その製品が医療機器なのか、そうでないのかを確認してください。表示を見れば分かります。区分を理解したうえで選ぶことが前提です。

次に、返品と交換の条件です。実際に使ってみないと分からない部分が多いため、試せる期間が設けられているかは重要です。四十五日間の返品と交換の保証を掲げている製品もあります。条件と手続きの方法を、購入の前に読んでおいてください。

保証とサポートの体制も見ておきましょう。【Cearvol】 は、三年間のメーカー保証と日本語での対応、全国への送料無料といった条件が案内されている製品です。海外の事業者が販売している場合、問い合わせが日本語でできるかどうかは実用上の差になります。

形状と装着感も選ぶ材料です。耳にかける形式、耳の中に入れる形式などがあり、目立ちにくさを重視した設計のものもあります。

充電の方式、連続して使える時間、付属するサイズの種類も確認しておきましょう。

支払い方法についても、対応している手段を見ておくと手続きで迷いません。

価格やキャンペーンは変わります。注文する前に、販売元のページで最新の内容を確認してください。

よくある質問

医療費控除の対象になりますか。区分によって扱いが異なります。医療機器である補聴器と、そうでない機器では条件が違うため、税務署や医療機関に確認してください。

両耳で使ったほうがよいですか。聞こえの状態によります。受診して自分の状態を把握したうえで判断してください。

耳が痛くなるのですが。装着部分のサイズが合っていない可能性があります。付属の別サイズを試し、それでも続く場合は使用をやめて受診してください。

充電はどのくらい持ちますか。製品によって異なります。一日の使用時間に足りるかを、購入前に確認してください。

騒がしい場所で聞き取りにくいのですが。音を一律に大きくする仕組みでは起こりやすい状況です。静かな場所での使用に向いていると考えてください。

家族に使わせたいのですが。本人の同意なく使わせるのは避けてください。まず受診を勧め、状態を確認するところから始めましょう。

テレビ用の機器とは違いますか。用途が異なります。何のための製品かを表示で確認してください。

修理は受けられますか。保証の範囲と期間、窓口を購入前に確認しておいてください。

まとめ

押さえておきたいのは、まず耳鼻咽喉科を受診すること、区分の違いを理解すること、音量を管理することの三点です。

集音器は医療機器ではなく、音を大きくする機器です。聞こえにくさの背景に治療が必要な状態があることもあるため、受診を先に済ませてください。身近な用品のセルフケアについては https://zero-press.net/columns/selfcare-goods-shisei-tsume に、自宅でできる検査については https://zero-press.net/columns/kensa-kit-jitaku にまとめています。

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