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自分でできるセルフケア用品。姿勢・巻き爪・手のケアの考え方

机に向かう時間が長くなると、背中や肩の張り、手のだるさ、足の爪の食い込みといった悩みが出てきます。

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机に向かう時間が長くなると、背中や肩の張り、手のだるさ、足の爪の食い込みといった悩みが出てきます。

病院に行くほどではない気がする。しかし放っておくのも気になる。この記事では、市販の用品でできることの範囲と、医療機関に相談したほうがよい目安を整理します。

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セルフケア用品でできることの範囲

はじめに前提を確認します。市販の用品は、日常の姿勢や動作を補助するためのものです。体の形を作り変えるものではなく、症状を治療するものでもありません。

そのため、期待の持ち方は現実的にしておく必要があります。器具を着けている間の姿勢を保ちやすくする、休ませる時間をつくる、といった役割だと考えてください。

そして、次のような状態であれば市販品で対応しようとせず、医療機関に相談してください。痛みが続く、腫れている、赤くなっている、膿んでいる、しびれがある、力が入らない。こうした症状は、用品で様子を見る段階を越えています。

皮膚や爪については皮膚科、体の痛みや動きについては整形外科が窓口になります。何科に行けばよいか分からない場合は、かかりつけの医療機関に相談すれば案内してもらえます。

糖尿病の治療を受けている人、血流に関わる持病がある人は、足のケアについて自己判断を避けてください。小さな傷が問題になりやすいため、主治医の指示に従うことが大切です。

以上を前提として、以下では部位ごとに考え方を整理します。

姿勢が気になるときの考え方

姿勢の悩みは、器具より先に環境から見直すほうが効果的なことが多くあります。

まず、同じ姿勢を続けないことです。時間を決めて立ち上がる、少し歩く、肩を回す。それだけでも体にかかる負担の偏りは減ります。作業に集中していると時間の経過に気づかないため、区切りを決めておくとよいでしょう。

机と椅子の高さも見直す価値があります。画面が低すぎると首が前に出ますし、机が高すぎると肩が上がったままになります。肘が自然に置ける高さかどうかを目安に調整してください。

足が床に着いているかも確認しましょう。着いていない場合は台を置くと、腰の負担が変わります。

そのうえで、姿勢を支える器具を補助として使う選択肢があります。肩と背中と腰の三点に働きかける設計のもの、体型に合わせて調整できるもの、通気性のある素材を使ったもの、衣服の下に着けても目立ちにくいものなど、設計はさまざまです。

ただし、着けていれば姿勢の癖が変わるというものではありません。着けている間に自分の姿勢を意識する、という使い方が本来の狙いです。長時間の連続使用は避け、説明書に書かれた時間の範囲で使ってください。

締めつけが強いと感じたら、緩めるかいったん外してください。痛みやしびれが出る使い方は間違いです。

季節によって着け心地が変わる点も覚えておくとよいでしょう。衣服の厚みが変われば締まり具合も変わります。調整できる設計のものを選んでおくと、一年を通して使いやすくなります。

巻き爪・爪のトラブル

足の爪が食い込んで痛む状態は、珍しいものではありません。年齢や性別を問わず起こります。

原因として挙げられるものはいくつかあります。爪の切り方、履いている靴の形やサイズ、歩き方、体重のかかり方。ひとつに絞れないことも多くあります。

爪の切り方については、深爪を避けることが基本とされています。角を丸く落としすぎると、伸びてきた爪が皮膚に入り込みやすくなります。四角に近い形を保ち、角をわずかに整える程度にとどめるのが一般的な考え方です。

靴の影響も見直してみてください。つま先が窮屈なもの、逆に緩すぎて足が中で動くもの、どちらも爪に負担がかかります。サイズだけでなく、足の形に合っているかを確かめましょう。

靴と足元

ここでも判断の目安ははっきりしています。痛みが強い、腫れている、赤みや膿がある、出血しているという場合は、市販品を使う前に皮膚科を受診してください。感染を伴っている場合、自分で扱うと状態が悪化することがあります。

痛みがなく、形が気になる程度であれば、市販の用品を検討する余地があります。

市販の矯正キットを使う場合の注意

自分で使う形式の器具も販売されています。

爪は人によって形も大きさも厚さも硬さも違うため、複数の規格から選ぶ設計になっているものがあります。専門家が器具を選ぶ方法にならって、爪に合うものを選べるようにしたと説明している製品もあります。自社の工場で製造していると案内しているところもあります。

巻き爪ブロック では、規格の選び方や使い方についての説明が掲載されています。自分の爪に合うものを選ぶところから始まるため、購入の前に確認しておくとよいでしょう。

使うときの注意は共通しています。まず、説明書のとおりに使うこと。手順を省いたり、独自の工夫を加えたりしないでください。

無理な力をかけないことも重要です。強く引き上げれば早く変わる、という性質のものではありません。爪や皮膚を傷める原因になります。

装着中に痛みが出たら、その時点で外してください。違和感が続く場合も同様です。使用をやめて、状態が戻らなければ受診してください。

爪の周りに傷がある状態、皮膚が炎症を起こしている状態では使わないでください。

どのくらいの期間で変化があるかについては、個人差が大きく、一律には言えません。期間を示す情報を見かけても、それは目安であり保証ではないと受け止めてください。

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手や指のケア

手も酷使されやすい部位です。

キーボードを打つ仕事、工具を使う作業、調理、演奏、施術。指と手のひらを長時間使う場面は多く、自覚しないうちに疲れがたまります。

基本になるのは、休ませることです。作業の合間に手を開いて伸ばす、握り込んだ状態を続けない、温める。短い時間でも意識して挟むと違います。

乾燥への対処も必要です。水仕事やアルコールの使用が多い人は、手の皮膚が荒れやすくなります。保湿するものを手元に置いておくと続けやすくなります。洗面台、机の上、鞄の中と複数の場所に置いておくと、思い出したときに使えます。

爪の周りの手入れも、ついでに済ませておきましょう。ささくれを無理に引くと傷になります。切るのが基本で、気になる状態が続くなら皮膚科で相談してください。

手のひらを軽く伸ばして保持することを目的とした器具もあります。柔らかい素材の反発を利用して適度に伸ばす仕組みで、緊張を和らげ疲労を緩和することを目的に開発された一般医療機器として届け出られている製品もあります。休憩中や就寝時に手にはめて使う形式です。

手の手入れ

手のこわばりが続く、力が入らない、しびれがあるという場合は、用品で対応する範囲を越えています。整形外科などに相談してください。

用品を選ぶときの確認事項

購入前に見ておく項目をまとめます。

まず、対象となる部位と用途です。何のための製品かがはっきり書かれているかを確認してください。

次に、サイズと規格です。体格や爪の形に合わせて選ぶ製品では、選び方の案内があるかどうかが使いやすさを左右します。合わないものを使っても、期待した使い方ができません。

素材も見ておきましょう。長時間身に着けるものであれば、通気性や肌ざわりが続けやすさに直結します。手を酷使して手のひらがダルくなる方へ【リラックスハンドパッド】 は、柔らかい素材を使い、手にはめるだけという簡単な形式の製品として案内されています。仕組みが単純なものほど、使い方で迷う余地が少なくなります。

区分の表示も確認の対象です。一般医療機器として届け出られている製品には、その旨と届出の番号が示されています。何のための製品として届け出られているかを読むと、用途がはっきりします。

洗えるかどうかも実用上は重要です。肌に触れるものは、手入れの方法を確認しておいてください。

なお、これらの用品は健康保険の対象外です。医療機関で治療を受ける場合とは費用の扱いが異なります。

価格やキャンペーンは変わります。注文する前に、販売元のページで最新の内容を確認してください。

よくある質問

どのくらい続ければよいですか。個人差が大きく、一律には言えません。説明書に書かれた使い方の範囲で使い、変化がなければ見直してください。

痛みが出たらどうしますか。すぐに使用をやめてください。状態が戻らない場合は医療機関を受診してください。

子どもが使ってもよいですか。製品によって対象が異なります。表示を確認し、迷う場合は医療機関に相談してください。

健康保険は使えますか。市販の用品は対象外です。自費で購入するものと考えてください。

寝ている間も着けてよいですか。製品によります。就寝時の使用を想定したものもあれば、そうでないものもあるため、説明書を確認してください。

複数の用品を同時に使ってよいですか。同じ部位に重ねて使うことは避けてください。合わないときに原因が分からなくなります。

洗えますか。製品によって異なります。肌に触れるものは手入れの方法を確認しておきましょう。

受診の目安はどこですか。痛み、腫れ、赤み、膿、しびれ、力が入らないといった状態があれば受診してください。

まとめ

押さえておきたいのは、無理をしないこと、説明書のとおりに使うこと、異変があれば受診することの三点です。

市販の用品は日常の動作を補助するものであり、症状を治療するものではありません。痛みや腫れがある場合は、用品を試す前に医療機関に相談してください。腰の負担については https://zero-press.net/columns/koshi-futan-belt に、作業環境の整え方については https://zero-press.net/columns/desk-chair-zaitaku-work にまとめています。

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