在宅ワークの椅子とデスクの選び方。座面・高さの合わせ方と選ぶ基準
在宅で仕事をするようになって、ダイニングの椅子で一日過ごすようになった。夕方には座っているのがつらくなり、集中も続かない。作業用の椅子を探し始める人の多くが、こうした経験から動き出します。
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在宅で仕事をするようになって、ダイニングの椅子で一日過ごすようになった。夕方には座っているのがつらくなり、集中も続かない。作業用の椅子を探し始める人の多くが、こうした経験から動き出します。
椅子は価格の幅が大きく、何が違うのか分かりにくい道具です。この記事では、種類ごとの設計思想、体に合わせる調整項目、机との高さ関係、そして置き場所の条件までを整理します。数万円の買い物を一度で決めるための材料をそろえていきましょう。
作業用の椅子を見直したくなる場面
食事のための椅子は、長時間座り続けることを前提に作られていません。座面は平らで、背もたれは短く、角度も固定されています。一時間の食事なら問題なくても、八時間の作業では条件が変わります。
姿勢が崩れやすいのも、こうした椅子の特徴です。背もたれが体を支えないため、時間とともに前かがみになったり、片側に寄りかかったりします。無意識のうちに座り直す回数が増え、それが集中の途切れにつながることもあります。
もう一つ見落とされがちなのが、机との高さの関係です。椅子の高さが調整できないと、机に合わせて体を合わせるしかありません。肩が上がったまま、あるいは肘が浮いたまま作業を続けることになります。
こうした状態が続いて体に痛みが出ている場合は、道具を替える前に医療機関へ相談してください。椅子で解決する問題と、そうでない問題があります。
椅子の種類(ワークチェア・ゲーミングチェア・スツール)
作業用の椅子には、いくつかの系統があります。
ワークチェアは、事務作業を前提に設計されたものです。座面の高さ、背もたれの角度、肘掛けの位置などを調整できる商品が多く、長時間の作業に向いています。背もたれがメッシュのものは通気がよく、季節を問わず使いやすいという特徴があります。
ゲーミングチェアと呼ばれる系統は、後ろに深く倒せる構造や、体を包み込む形の座面が特徴です。人間工学に基づいて設計されたと説明される立体的な形状のものが多く、在宅勤務や学習用として使われることも増えています。無段階で高さを変えられる機構や、静かに動くキャスターを備えた商品もあります。
スツールは背もたれのない椅子です。短時間の作業や、姿勢をこまめに変えたい場合に選ばれます。ただし長時間の作業では体を支えるものがないため、負担の感じ方は人によります。
どれが優れているという話ではなく、座る時間と作業の内容で選ぶものです。一日中座るのか、一時間ごとに立つのか。そこから逆算すると絞り込めます。
体に合わせる調整項目
椅子は、買っただけでは体に合いません。調整して初めて機能します。
座面の高さは、最初に合わせる項目です。足の裏が床に着き、膝がおおよそ直角になる位置が目安とされています。高すぎると足が浮き、低すぎると膝が上がって腰に負担がかかります。
座面の奥行きも確認しましょう。深く腰掛けたときに、膝の裏と座面の先端の間に少し隙間ができる状態が基準です。奥行きが合わないと、背もたれを使えなかったり、膝裏が圧迫されたりします。調整できる商品もあります。
肘掛けは、肩の力を抜いて肘を置ける高さに合わせます。高すぎると肩が上がり、低すぎると体が傾きます。上下だけでなく前後や角度を変えられる商品もあり、机との位置関係に合わせられます。

背もたれの角度も重要です。作業中は起こし、休憩時は倒す。この切り替えができると、同じ姿勢が続くのを避けられます。ロック機能の有無や、倒したときの反発の強さを調整できるかも見ておきましょう。
腰のあたりを支える部品が付いた商品もあります。位置を動かせるものなら、自分の体の曲線に合わせられます。メッシュの張りで腰を支える設計の商品もあり、三つのサイズを展開して幅広い体格に対応するものもあります。ゲーミングチェアの【ジーティーレーシング】
のような商品は、調整できる箇所が多いかどうかを確認してから選ぶとよいでしょう。
デスクの高さと組み合わせ
椅子だけを替えても、机が合っていなければ姿勢は整いません。
一般的な事務用の机は、七十センチ前後の高さで作られていることが多いものです。この高さは平均的な体格を想定したもので、すべての人に合うわけではありません。
椅子を体に合わせた結果、机が高すぎる場合があります。そのときは肘掛けの高さで調整するか、キーボードの位置を工夫します。逆に足が床に着かなくなったなら、足を置く台を使う方法があります。

高さを変えられる机という選択肢もあります。手動や電動で天板の高さを変えられるもので、座った姿勢と立った姿勢を切り替えながら作業できます。同じ姿勢を続けないという点では理にかなった道具です。
机の奥行きも見ておきましょう。画面との距離が近すぎると目が疲れやすくなります。ノートパソコンだけなら浅い机でも足りますが、外付けの画面を置くならある程度の奥行きが要ります。
置き場所と床の保護
椅子を選ぶときに忘れられがちなのが、置く場所の条件です。
キャスター付きの椅子は動かしやすい反面、床を傷めることがあります。フローリングや畳の上で使うなら、床を保護するマットを敷くのが無難です。柔らかい素材のキャスターに交換できる商品もあります。
可動域も確認しておきましょう。背もたれを倒したときに壁や家具に当たらないか。椅子を引いたときに通路をふさがないか。図面の上では収まっていても、実際に動かすと足りないことがあります。
床の保護材にも種類があります。透明で目立たないもの、厚みがあって段差になりやすいもの。扉の開閉に干渉しないかも見ておきましょう。
椅子と机をまとめて揃えるなら、事務用の家具を扱う通販という選択肢があります。二十万点を超える品ぞろえの店もあり、自社で企画した商品を中心に価格を抑えているところもあります。一定金額以上で送料が無料になる設定や、一部の商品で組み立て設置に対応している店もあります。
購入先の選び方
購入先によって、扱う商品も受けられるサービスも変わります。
事務用の家具を専門に扱う通販は、机と椅子と収納をまとめて揃えられるのが利点です。法人向けの請求書払いに対応している店もあり、個人事業主として仕事をしている人にも使いやすいでしょう。注文の時間帯によっては、翌日に届く商品もあります。
長期の保証を重視するなら、そこを明示している店を選ぶ方法があります。十二年の保証を掲げる製品を扱う店もあり、修理やメンテナンスに対応していると案内されています。学生や教職員を対象にした割引を用意している店もあります。アーロンチェアの庄文堂ネクスト
のような取り扱い店では、購入後の相談先が明確になっているかを確認しておくと安心です。
分割払いの選択肢も見ておきましょう。金利の手数料がかからない分割に対応している店もあり、価格の高い商品を検討する場合の判断材料になります。
返品の条件も確認が必要です。一定期間内であれば返品を受け付けている店もありますが、条件や費用の負担は店ごとに違います。座り心地は実際に使ってみないと分からないため、この項目は特に重要です。
よくある質問
座り心地は試せますか。展示している店舗があれば試せます。通販でも返品を受け付けている場合があるため、条件を確認してから注文しましょう。
保証と修理はどうなりますか。商品と販売店によって異なります。長期の保証を掲げる商品もあれば、一年程度のものもあります。修理の窓口がどこかも見ておきましょう。
中古という選択肢はどうですか。価格は抑えられますが、消耗する部分の状態は分かりにくいものです。ガスシリンダーや座面のクッションは使用とともに変化します。
腰の負担は軽くなりますか。感じ方には個人差があり、椅子だけで決まるものではありません。痛みが続く場合は医療機関に相談してください。
組み立ては大変ですか。商品によります。背もたれと座面を留める工程は二人いると楽です。一部の商品は組み立て済みで届きます。
キャスターは畳の上でも使えますか。跡が付くことがあるため、マットを敷くか、床に合ったキャスターに交換する方法があります。
高さを変えられる机は必要ですか。必須ではありません。同じ姿勢が続くことが気になる場合の選択肢の一つと考えてください。
椅子の寿命はどのくらいですか。使い方によって変わります。座面のクッションが戻らなくなったり、高さが下がってくるようになったら、部品の交換か買い替えを検討する時期です。
メッシュと布張り、どちらがよいですか。通気を重視するならメッシュ、包まれる感触を好むなら布張りという選び分けになります。夏場の蒸れ方に差が出やすい部分です。
まとめ
作業用の椅子は、調整項目・机との高さ関係・設置環境という三点で選ぶと外しにくくなります。座面と肘掛けを体に合わせられるかを確認し、いま使っている机との組み合わせを考え、置く場所と床の条件を見る。この順番なら、届いてから後悔することは減ります。
体の痛みが続く場合は、道具を替える前に医療機関へ相談してください。ソファの選び方は https://zero-press.net/columns/sofa-erabikata に、腰まわりを支える用品の話は https://zero-press.net/columns/koshi-futan-belt にまとめています。





