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算数でつまずいた場所を見つける。学年をさかのぼる立て直し方

テストの点数だけを見て、算数が苦手だと判断していました。ところが答案を見返すと、間違えている場所には偏りがありました。計算はできているのに、文章題だけが白紙だったのです。

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テストの点数だけを見て、算数が苦手だと判断していました。ところが答案を見返すと、間違えている場所には偏りがありました。計算はできているのに、文章題だけが白紙だったのです。

苦手という一言でまとめると、手の打ちようがなくなります。どこで止まっているかを特定すると、やることが決まります。

この記事では、点を落とす理由の分け方、計算のつまずきの戻り先、文章題の読み取り、練習の分け方、一教科だけ外に頼む形、そして体験で見るところを整理します。

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点が取れない理由は一つではない

まず、答案を見てください。点数ではなく、どこで落としているかです。

一つ目は、計算で落とす場合です。式は合っているのに、答えが違う。ここは手順の問題です。

二つ目は、式が立たない場合です。何を求めればよいのかが分かっていません。

三つ目は、時間が足りない場合です。解ける問題まで到達していません。

四つ目は、問題文の指示を読み落とす場合です。単位、答え方、四捨五入の指定。

この四つは、対策がまったく違います。まとめて練習量を増やしても、当たっている部分にしか効きません。

だから、まず分けてください。過去の答案を三回分ほど並べると、傾向が見えます。

見直しの時間も確認してください。解き終わってから見直す習慣があるかどうかで、取れる点が変わります。

設問の順番どおりに解いているかも見てください。難しい問題で止まったまま時間を使うと、後半の解ける問題に届きません。

そして、本人の資質の話にしないでください。向いていないという言い方は、対策になりません。単元と手順の話に絞ってください。

家庭で確認するときも、責める形にならないよう気をつけてください。どこで止まったかを一緒に探す姿勢のほうが、次につながります。

計算のつまずきは前の学年にある

計算で落としている場合、原因は今の単元にないことが多くあります。

繰り上がりと繰り下がり、かけ算の手順、わり算の筆算、分数の通分、小数の位取り、単位の換算。この中のどこかで、あいまいなまま進んでいます。

見つけ方は単純です。前の学年の問題を、簡単なものから順に解かせてください。速度が落ちた場所が、戻る先です。

戻ることに抵抗を感じる場合もありますが、そこを飛ばすと積み上がりません。数週間戻るほうが、結果として早く進みます。

そして、戻った先の練習は短くしてください。毎日十分から十五分程度で十分です。長時間やると、算数そのものが嫌になります。

同じ問題を繰り返す方法も有効です。新しい問題を次々に出すより、確実に解ける状態を作るほうが自信につながります。

ミスの種類も記録してください。写し間違い、位取りの間違い、手順の抜け。種類が分かると、対策が具体的になります。

文章題は読み取りの問題であることが多い

式が立たない場合、算数ではなく読み取りで止まっていることがあります。

対策は、場面を図にすることです。誰が、何を、いくつ持っているのか。線や箱で描いてみると、関係が見えます。

図が描けるようになると、式は自然に出てきます。逆に、図が描けないまま式だけを覚えると、少し形が変わった問題で崩れます。

そして、問題文を音読させる方法も有効です。目で追うだけだと読み飛ばしますが、声に出すと止まる場所が分かります。

一文ずつ区切って、そのつど何が分かったかを言わせる形も使えます。時間はかかりますが、読み取りの練習になります。

こうした指導は、家庭では続きにくい面があります。親子だと感情が入りやすく、教える側も自分の解き方に引っ張られます。

算数塾の個別指導のように、科目を絞った個別の指導もあります。案内では、教室での受講と画面越しの指導の両方に対応し、一対一で進める形だとされています。対象と料金は公式サイトで確認してください。

数字を書いたノート

外に頼む場合も、何をお願いするのかを決めてから相談してください。文章題の読み取りを見てほしいのか、計算の速度を上げたいのか。ここが伝わると、進め方が変わります。

速さを上げる練習と考える練習は別

この二つを混ぜないでください。性質が違います。

速さを上げる練習は、毎日短く積む形が向きます。決まった量を、決まった時間で。習慣にすると効きます。

考える練習は、時間をかけて一問に向き合う形です。すぐに答えを見ず、粘る時間そのものに意味があります。

両方を同じ時間にやろうとすると、どちらも中途半端になります。曜日や時間帯で分けてください。

計算の速さを鍛える方法として、そろばんのような形を選ぶ家庭もあります。数を頭の中で扱う練習になるとされています。

オンラインで受けられるそろばん・よみかきの教室のように、画面越しで受けられる教室もあります。案内では、講師と双方向でやりとりしながら、少人数で進める形だとされています。コースと費用は公式サイトで確認してください。

机の上のそろばん

ただし、計算が速くなることと、文章題が解けるようになることは別です。両方が必要な場合、どちらを先に手当てするかを決めてください。

多くの場合、計算の手順を固めるほうが先です。計算に不安があると、考える作業に集中できません。

ただし、計算ばかりを長く続けると飽きます。考える問題を少しずつ混ぜて、両方に触れる形にしてください。

そして、練習の記録を残してください。何日続いたかが見えると、本人の動機になります。

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一教科だけ外に頼むという選択

崩れているのが一教科なら、全教科の塾に入れる必要はありません。

一教科に絞る利点は三つあります。費用を抑えられること、通う時間が短いこと、そして自習の時間が残ることです。

特に三つ目が重要です。授業を増やすほど、自分で解く時間は減ります。理解は、自分で手を動かす時間に進みます。

一方で、注意点もあります。他の教科の状況が見えなくなるため、家庭で全体を把握する必要があります。

そして、通っている塾がある場合は、内容が重ならないようにしてください。同じ単元を二か所で進めると、量だけが増えます。

学校の進度との関係も確認してください。先に進むのか、戻って固めるのか。方針が違うと、本人が混乱します。

決めるのは家庭です。周りが受験を選んでいるからという理由ではなく、本人の状況で決めてください。

体験授業で見ておくところ

申し込む前に、体験や相談を使ってください。

一つ目は、指導者との相性です。話し方、待ち方、間違えたときの反応。ここは本人の感想が一番あてになります。

二つ目は、進め方です。説明が中心なのか、解かせるのが中心なのか。手を動かす時間が確保されているかを見てください。

三つ目は、宿題の量です。多すぎると、他の教科と生活が圧迫されます。

四つ目は、家庭でやることの範囲です。丸つけ、直し、記録。どこまでを家庭が担うのかを確認してください。

五つ目は、担当が固定されるかです。毎回変わる形だと、状況の共有に時間がかかります。

複数の会社にまとめて体験を申し込める仕組みもあります。地域と学年から探せる形が案内されているため、何社かを比べたい場合に使えます。対応している地域と会社は公式サイトで確認してください。

そして、体験の結果は本人と話してから決めてください。続けるのは本人です。

体験のあとに強く勧誘される場合もあります。その場で決めず、持ち帰って構いません。

成績の変化はすぐには出ません。数か月単位で見る前提にしておくと、途中で判断を誤りません。

教科別の専門塾を選ぶときの見方は、https://zero-press.net/columns/kyouka-betsu-senmon-juku で整理しています。

家庭教師を選ぶ場合の基準は、https://zero-press.net/columns/katei-kyoushi-erabikata で扱っています。

よくある質問

何年生まで戻るべきですか

速度が落ちた場所が戻る先です。学年で決めず、解かせて確かめてください。

毎日どのくらい練習しますか

計算の練習なら十分程度で足ります。長時間よりも、続くことを優先してください。

そろばんは算数に効きますか

計算の練習になるとされています。ただし文章題の読み取りは別に手当てが要ります。

画面越しの指導でも大丈夫ですか

対応している教室があります。手元が映るかどうかを確認してください。

通っている塾と併用できますか

できます。内容が重ならないよう、進度を確認してください。

親が教えるべきですか

見守る役に徹するほうが続く場合もあります。感情が入りやすい相手だと、教えるのは難しくなります。

効果はどのくらいで出ますか

数か月単位で見てください。短い期間で判断すると、続けるべきものまでやめてしまいます。

まとめ

三点にまとめます。

一つ目は、崩れている場所を特定すること。計算、読み取り、時間、指示の読み落としで対策が違います。

二つ目は、速さの練習と考える練習を分けること。同じ時間にまとめないでください。

三つ目は、一教科に絞って手を入れること。自習の時間を残すほうが、理解は進みます。

まずは、直近の答案を三回分並べてみてください。どこで落としているかが見えます。

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