おもちゃは借りるか買うか。増やさずに遊びを回す考え方
部屋の隅に、遊ばなくなったおもちゃが積まれています。買ったときは喜んでいたのに、いまは触りません。捨てるのも気が引けて、そのまま残っています。
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部屋の隅に、遊ばなくなったおもちゃが積まれています。買ったときは喜んでいたのに、いまは触りません。捨てるのも気が引けて、そのまま残っています。
これは選び方が悪かったからではありません。遊ぶ期間が短いものを買ったから、というだけの話です。
この記事では、借りるほうが向くものと買うほうが向くものの分け方、定期便のしくみ、壊したときの扱い、そしてやめどきの決め方を整理します。
おもちゃが増えるのは選び方のせいではない
まず、増える仕組みを確認してください。
子どもの興味は、月齢とともに変わります。数か月で対象が変わることも珍しくありません。
つまり、どれだけ良いものを選んでも、遊ぶ期間が短いものは残ります。
そして、贈りものとして届くものもあります。自分で選んでいない分、置き場所の計画に入っていません。
さらに、大きいものほど場所を取ります。乗って遊ぶもの、体を動かすもの。使う期間は短いのに、存在感があります。
だから、増える問題を解くには、選び方ではなく持ち方を変える必要があります。買う、借りる、譲り受ける。この三つを使い分けてください。
置ける量の上限を決めておくのも有効です。この棚に入る分だけ、という基準があると、判断が早くなります。
そして、子どもと一緒に見直す時間を作ってください。勝手に処分すると、後から探されることがあります。
借りるほうが向くもの
借りる形が合うものには、共通点があります。
一つ目は、対象となる月齢が狭いものです。数か月しか使わないと分かっているなら、手元に残す理由が小さくなります。
二つ目は、大きいものです。場所を取るものほど、返せる形の利点が出ます。処分するときに手間がかかるものほど、借りる形の身軽さが効きます。
三つ目は、一時的に興味が集中するものです。ある時期だけ夢中になり、その後は触らなくなる種類。
四つ目は、高価なものです。買うと迷う金額でも、期間を区切れば試せます。
そして、試したい場合にも向きます。合うかどうか分からないものを、買わずに確かめられます。
一方で、借りる形にも手間があります。届く、遊ぶ、返す。この流れが生活に合うかを考えてください。
返す作業を負担に感じる人もいます。梱包して送る手間が毎回発生するためです。
子どもが返したがらない場合もあります。気に入ったものを手放す場面が生まれるため、延長や買い取りができる仕組みかどうかを見ておいてください。
受け取る日も決めておいてください。不在が続くと、玄関に箱が積み上がります。
買うほうが向くもの
逆に、買ったほうがよいものもあります。
一つ目は、長く使うものです。年齢が変わっても遊び方を変えられるもの。積み木や人形のように、遊び方が広いものが該当します。
二つ目は、毎日触るものです。手元にないと困るものは、借りる形に向きません。
三つ目は、思い入れが残るものです。写真に写り続けるようなものは、手元にあるほうが後で意味を持ちます。
そして、汚したり壊したりする前提のものも、買うほうが気が楽です。借りたものだと気を遣います。
知育玩具の定額レンタルのような仕組みでは、気に入ったものを買い取れる形が案内されています。借りて試してから決められるため、判断を後ろにずらせます。詳しい条件は公式サイトで確認してください。

買う場合も、置き場所を先に決めてください。決めずに買うと、床に置かれたままになります。
そして、対象となる年齢の表示を確認してください。小さい部品が含まれるものは、下の子がいる家庭では扱いに注意が要ります。
電池を使うものは、交換の手間も見込んでください。音や光が出るものほど、消耗が早くなります。
定期便のしくみと届く量
借りる形の多くは、定期的に届いて交換する仕組みです。
確認したいのは四つです。
一つ目は、頻度です。何か月ごとに交換されるのか。生活の速さに合っているかを見てください。
二つ目は、届く点数です。一度に何点届くのか。置き場所を確保できるかを考えてください。
三つ目は、選び方です。こちらの希望を伝えられるのか、任せる形なのか。手持ちのものと重ならないよう配慮される仕組みもあります。
四つ目は、交換のタイミングです。まだ遊んでいるものを延長できるかどうか。
有資格者が選ぶ知育玩具の定期配送のような形では、有資格者が年齢に合わせて選び、定期的に届ける仕組みが案内されています。届く点数や料金は変わることがあるため、公式サイトで確認してください。
そして、衛生の管理も確認してください。どのように清掃されているのか、口に入れる時期の子どもでも使えるのか。方法はサービスによって違います。
なお、こうしたおもちゃで発達や知能がどうなるかは断定できません。遊びの幅を広げる道具として考えてください。
届いた日の作業も想像してください。開けて、洗って、片づける。まとまった時間が要ります。
手持ちのものとの兼ね合いも考えてください。届いたものを出す前に、いま出ているものを片づける。この順番にすると、床が埋まりません。
壊れたときと汚したとき
子どもが使う以上、汚れも破損も起こります。
だから、その扱いを先に確認してください。
一つ目は、通常の使用による汚れや傷の扱いです。多くの場合は問題にならない範囲が定められています。
二つ目は、破損したときの負担です。上限が決まっているか、部品ごとに費用が決まっているか。
三つ目は、部品を紛失したときの扱いです。小さい部品は、いつの間にか行方不明になります。
四つ目は、返す前の清掃です。どこまでこちらで行うのかを確認してください。
そして、届いたときに状態を確認してください。破損があれば、その時点で連絡します。
写真を撮っておくと、後から確認しやすくなります。届いた日の状態が残っていれば、話が早く進みます。
小さい部品は、届いた日に数えておくと後で困りません。箱ごとに管理する場所を決めてください。
紛失を防ぐには、遊ぶ場所を決めるのも有効です。家中に散らばると、集めるだけで時間がかかります。
ペットがいる家庭も注意が要ります。かじられると返せない状態になります。届いたものを置く場所を、届く前に決めておいてください。
やめどきをどう決めるか
続ける前提で始めると、やめる判断が遅れます。
見直す基準を三つ挙げます。
一つ目は、遊ばなくなったときです。届いても触らない状態が続くなら、合っていません。
二つ目は、置き場所が足りたときです。手元のもので十分になったなら、無理に増やす必要はありません。
三つ目は、次の子に回す予定があるときです。買って残すほうが合理的になります。
四つ目は、費用が負担に感じられたときです。続けること自体が目的になっていないかを、ときどき確かめてください。
そして、休止できる仕組みがあるかを確認してください。帰省や引っ越しの時期に止められると、無駄が出ません。

やめる場合の手続きも見ておいてください。いつまでに申し出るのか、返すものは何か。
手元に残ったものの整理も、同じ考え方でできます。遊ぶ期間が終わったものは、譲る、売る、記録して手放す。
写真に撮ってから手放す方法は、子ども本人にも受け入れられやすくなります。遊んでいた記録は残ります。
譲る場合は、状態を確認してください。安全に関わる部分が壊れているものは、渡さないほうがよい場合もあります。
知育のおもちゃそのものの選び方は、https://zero-press.net/columns/chiiku-omocha-erabikata で整理しています。
子ども用品を借りるという選択肢全般は、https://zero-press.net/columns/kodomo-mono-kariru で扱っています。
よくある質問
何歳から使えますか
対象の年齢が示されています。下の子がいる場合は、部品の大きさにも注意してください。
気に入ったものは買えますか
買い取れる仕組みがある場合があります。条件を確認してください。
交換の頻度はどのくらいですか
数か月ごとの形が一般的です。延長できるかも確認してください。
壊したらどうなりますか
負担の範囲が定められています。申し込みの前に読んでおいてください。
兄弟で使えますか
対象の年齢が違うと、合わない場合があります。プランの条件を確認してください。
解約はいつでもできますか
条件があります。申し出の期限と、最低の利用期間を確認してください。
衛生面が心配です
清掃の方法が案内されています。どこまで行われるかを確認してください。
遊ばない時期はどうしますか
休止できる仕組みがあるかを確認してください。止められると、無駄が出ません。
まとめ
三点にまとめます。
一つ目は、遊ぶ期間の長さで借りると買うを分けること。短いものほど借りる形が向きます。
二つ目は、届く量と置き場所を見積もること。頻度と点数を先に確認してください。
三つ目は、やめどきを決めておくこと。遊ばなくなったら見直す、と決めておけば迷いません。
まずは、いま置いてあるおもちゃのうち、この一か月で触ったものを数えてみてください。








