難関大や医学部を目指す。個別指導を使うかどうかの判断材料
授業のコマ数を増やしたのに、模試の結果が変わりませんでした。受けている量は増えているのに、身についている感じがしない。この状態には理由があります。
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授業のコマ数を増やしたのに、模試の結果が変わりませんでした。受けている量は増えているのに、身についている感じがしない。この状態には理由があります。
受けた内容を自分で解き直す時間が、削られているためです。授業を足すという解き方は、この時間をさらに圧迫します。
この記事では、集団と個別の役割の違い、科目ごとの手当ての変え方、費用の見方、講師との相性の確かめ方、そして時間の配分を整理します。
伸び悩みは授業量の問題ではない
まず、一週間の時間の使い方を書き出してください。
学校、部活、集団の授業、移動、睡眠。残った時間が、自分で解く時間です。
多くの場合、ここが足りていません。授業で分かった気になっても、自分で解けるかどうかは別です。
そして、分かることと解けることの間には距離があります。この距離を詰める作業が、演習です。
演習の時間がないまま授業を足すと、消化できない内容が積み上がります。結果として、どれも中途半端になります。
だから、まず確認するのは自習の時間です。ここが確保されていない状態で、通う場所を増やしても効果は出にくくなります。
睡眠を削って時間を作る方法は勧められません。特に受験期は、体調を崩すと取り返しに時間がかかります。
次に見るのは、解き直しをしているかです。間違えた問題をそのままにしていると、同じ場所で何度でも落とします。
解き直しは、間違えた日に一度、数日後にもう一度。この二回で定着の度合いが変わります。
記録も残してください。どの分野で何回間違えたかが見えると、時間の配分を決められます。
集団と個別は役割が違う
二つの形には、それぞれ得意な役割があります。
集団の授業が得意なのは、範囲を網羅することと、進度を管理することです。同じ内容を、決まった順番で進めます。
個別の指導が得意なのは、穴を見つけることと、その人に合わせた演習を組むことです。
つまり、全部を個別にする必要はありません。網羅は集団で受け、崩れている部分だけを個別で埋める形が現実的です。
そして、費用の面でも意味があります。すべてを一対一にすると、総額が大きくなります。
逆に、集団だけで進めている場合、分からない部分が残ったまま先へ進みます。質問できる場があるかどうかを確認してください。
自分がどちらの形で伸びるかは、性格にもよります。人前で質問しにくい人は、個別の場のほうが話しやすくなります。
既卒で受験する場合は、生活のリズムを作る意味でも、通う場所があるほうが進むことがあります。
学校の授業をどう位置づけるかも決めてください。内職に走ると、内容が重なって効率が落ちる場合があります。
科目ごとに手当ての形を変える
科目によって、崩れ方が違います。
積み上げが必要な科目では、前の単元が抜けていると先へ進めません。ここは戻って埋める作業が要ります。
一方、演習量で伸びる部分もあります。解き方は分かっているのに、時間内に処理できない場合です。
そして、暗記の要素が大きい部分は、繰り返す仕組みを作るほうが効きます。覚える作業は、まとめて長時間やるより、短い時間を何度も重ねるほうが残ります。
自分の状況を科目ごとに分けてください。全科目に同じ手当てをしても、当たっている部分にしか効きません。
難関大・医学部を目指す個別指導塾のような形では、複数の科目に対応し、一対一で進める指導が案内されています。対応する科目と料金は公式サイトで確認してください。
そして、志望する学校の出題の傾向も見てください。配点の大きい科目から手を入れるほうが、限られた時間では効率的です。
ただし、極端に苦手な科目を放置すると、そこで足を引っ張られます。合計点で考えて、どこを底上げするかを決めてください。
伸びしろの大きさも見てください。すでに高い得点を取っている科目より、大きく落としている科目のほうが、同じ時間で上がる幅は大きくなります。
個別指導の費用の見方
費用は、時間あたりの単価だけで比べないでください。
見るべきは総額です。必要なコマ数と、続ける期間を掛けた金額で考えてください。
一回あたりの時間も確認します。同じコマ数でも、一回の長さが違えば内容が変わります。
そして、授業以外の費用も確認してください。入会にかかる費用、教材、季節ごとの講習。これらを含めて年間の総額を出します。
英語に特化した個別指導のように、一つの科目に絞った指導もあります。案内では、教室と画面越しの両方に対応し、一対一で進める形だとされています。詳しい内容は公式サイトで確認してください。

体験の指導が有料の場合もあります。金額と時間を事前に確認してから申し込んでください。
そして、途中でコマ数を変えられるかも聞いておいてください。時期によって必要な量は変わります。
支払いの形も確認します。まとめて前払いする形と、月ごとに払う形では、途中でやめたときの扱いが変わります。
振替の扱いも聞いておいてください。体調を崩した日や学校の行事と重なった日に、別の日へ移せるかどうかで無駄が減ります。
講師との相性をどう確かめるか
指導する人との関係は、結果に影響します。
体験や相談の場で見てほしいのは三つです。
一つ目は、こちらの状況をどれだけ聞くかです。いきなり教え始める人より、まず状況を確認する人のほうが、無駄が少なくなります。
二つ目は、説明の分かりやすさです。ただし、分かりやすい説明が続くだけでは力がつきません。解かせる時間があるかも見てください。
三つ目は、担当が固定されるかです。毎回変わると、そのつど状況を説明することになります。
そして、合わないと感じたときに変更できるかを確認してください。仕組みとして用意されていると、言い出しやすくなります。
本人の感想を最優先にしてください。保護者から見て良さそうでも、本人が話しにくいと続きません。
面談の場では、目標と現状の差をどう埋めるかを具体的に聞いてください。抽象的な励ましだけの説明では、判断できません。
併用するときの時間配分
複数の場所を使う場合、配分を決めてください。
まず、自習の時間を先に確保します。ここを削って授業を入れると、消化できません。
次に、移動の時間を数えてください。往復の合計が長いと、それだけで疲れます。画面越しの形を混ぜる方法もあります。
そして、家で解く時間帯を決めてください。学校から帰った直後なのか、夕食の後なのか。決めておくと迷いません。
家で集中できない場合は、場所を変える方法もあります。自習の席がある場所や、図書館を使う形です。
一週間の予定は、紙に書いて見える場所に貼ってください。予定が頭の中にあるだけだと、崩れたときに立て直せません。
模試の結果は、順位よりも中身を見てください。どの分野で落としているかが分かれば、次の一か月の使い方が決まります。
体調と気持ちの状態も見てください。詰め込みすぎると、続きません。休む日を先に決めておくほうが、長い期間では続きます。

そして、進路は家庭で話し合って決めてください。周りの選択に合わせる必要はありません。
受験する学校を早く決めすぎる必要もありません。ただ、目標が決まると、やることは絞りやすくなります。
情報は本人にも共有してください。保護者だけが日程や条件を把握している状態だと、本人が自分の受験として動きにくくなります。
受験に向けた英語の学び方は、https://zero-press.net/columns/juken-eigo-manabikata で整理しています。
教科別の専門塾を選ぶときの見方は、https://zero-press.net/columns/kyouka-betsu-senmon-juku で扱っています。
よくある質問
週に何回くらい必要ですか
科目と状況によります。自習の時間が残る範囲で決めてください。
既卒でも通えますか
対象としている塾があります。対応の範囲を確認してください。
画面越しの指導でも大丈夫ですか
対応している形があります。手元の書き込みが見える環境かを確認してください。
途中で科目を変えられますか
仕組みによって違います。契約の前に、変更の条件を聞いておいてください。
自習室はありますか
用意されている場合があります。使える時間帯と席の数を確認してください。
模試の結果はどう使いますか
順位ではなく、分野ごとの正答を見てください。次にやることが決まります。
集団の塾と両方通えますか
通えます。内容が重ならないよう、進度を確認してください。
途中で塾を変えてもよいですか
合わないまま続けるより、早く動くほうが時間の無駄が減ります。残りの期間と引き継ぎを考えて判断してください。
まとめ
三点にまとめます。
一つ目は、個別は穴を見つけて埋めるために使うこと。網羅は別の形で足ります。
二つ目は、費用は総額で見ること。コマ数と期間、そして授業以外の費用まで含めてください。
三つ目は、自習の時間を削らないこと。分かることと解けることは別です。
まずは、一週間のうち自分で解いている時間が何時間あるかを数えてみてください。








