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教科別の専門塾という選び方。国語や理科だけを見てもらう場合

総合的な塾に通わせているが、特定の教科だけが伸びない。国語の記述で点を落とす、理科の計算でつまずく。全体は悪くないのに、1教科が足を引っぱっている。そういう状態で相談先を探す家庭は少なくありません。

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総合的な塾に通わせているが、特定の教科だけが伸びない。国語の記述で点を落とす、理科の計算でつまずく。全体は悪くないのに、1教科が足を引っぱっている。そういう状態で相談先を探す家庭は少なくありません。

こうしたときの選択肢のひとつが、教科を絞って指導する塾です。ただし、通わせる前に確かめておくことがあります。何が苦手なのか、その中身です。

この記事では、苦手の分け方、教科別の塾の特徴、国語と理科それぞれの扱い、中高一貫校に通う場合、そして体験で見るところを整理します。

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苦手の中身を先に分ける

「国語が苦手」と一言で言っても、原因はいくつかに分かれます。

知識が足りない場合です。語彙、漢字、文法。読むための道具が不足していると、文章の意味そのものが取れません。

読み方が分からない場合もあります。文章は読めるのに、設問に答えられない。何を聞かれているのか、どこに根拠があるのかを見つける手順を知らない状態です。

時間が足りない場合もあります。じっくり取り組めば解けるが、試験時間内に終わらない。読む速さと、解く順番の問題です。

書けない場合も分けて考えます。記述の設問で手が止まるのは、内容が分かっていないのか、書き方が分からないのかで対処が変わります。

まず、過去のテストの答案を見返します。どの設問で落としているか、白紙なのか誤答なのか。この分類ができると、必要な指導が見えてきます。

家庭で判断がつかない場合は、その分類そのものを相談してみてください。原因を特定するところから始めてくれる塾もあります。

教科別の専門塾とは

1教科に絞って指導する塾があります。総合的に扱う塾とは、性格が違います。

通う回数は少なくなります。週1回、その教科だけ。総合塾に通いながら、苦手な教科だけを別に見てもらう形も取れます。

扱う内容は深くなります。読解の手順、記述の型、単元のつながり。時間をその教科に集中させるため、細かい部分まで踏み込めます。

指導の形は、個別が中心です。つまずいている場所は人によって違うため、集団では合わせにくいという事情があります。オンラインで受けられる塾も増えており、地域を問わず選べるようになりました。

一方で、費用は総合塾と別にかかります。両方に通うなら、家庭の負担と子どもの時間の両方を計算してください。

すべての教科が伸び悩んでいる場合は、総合塾のほうが向くこともあります。1教科だけが突出して弱い場合に、この形が生きます。

期間を区切って使う方法もあります。半年だけ通って苦手を埋め、その後は総合塾に一本化する。ずっと続ける前提でなくて構いません。

通う手段も考えます。学校や自宅からの距離、帰宅の時間帯、送迎の要否。教える内容が良くても、通えない形は続きません。

教科書を広げて机で勉強する生徒

国語をどう扱うか

国語は、感覚で解いていると点が安定しません。

読解には手順があります。設問を先に読む、段落ごとの役割をつかむ、根拠になる箇所に印をつける。この作業を明示的に教えてもらえるかどうかが、塾を選ぶときの見どころです。

記述の指導も同じです。何字で、何を書くのか。設問の条件をどう拾い、どの順で並べるのか。型を示してもらえると、書けるようになります。

語彙の扱いも聞いておきます。文章に出てくる語を覚えるだけでなく、意味を推測する手がかりを教えてもらえるか。

国語のトリガー(受験国語の専門塾)のように国語が苦手な受験生に絞って指導する塾もあります。1対1で、どこでつまずいているかを見てもらえる形なら、原因の特定から任せられます。

なお、国語は成果が見えるまでに時間がかかることがあります。数か月単位で見る前提で、家庭も焦らずに構えてください。

家庭でできることは、読む時間を確保することです。長文でなくて構いません。新聞のコラム、興味のある分野の本。読む量が増えると、設問に向き合う体力もついてきます。

理科や算数の場合

理科と算数は、つまずいた単元をたどる作業が中心になります。

理科は、暗記の教科だと思われがちですが、現象の理解が土台になります。なぜそうなるのかが分からないまま覚えると、少し形を変えられただけで解けなくなります。

計算の処理も見ておきます。単位の換算、比の扱い、割合。算数の力が不足していると、理科の計算問題で崩れます。

単元のつながりも重要です。いまの単元でつまずいている原因が、半年前の内容にあることがあります。さかのぼって確認してもらえるかを聞いてください。

理科に絞って指導する塾では、苦手の克服そのものを目的にした進め方をしています。実験や現象の話から入る形なら、興味の入り口にもなります。

家庭でできることもあります。台所や庭で起きる現象を一緒に見る、図鑑を開く。教科書の内容と日常がつながると、覚え方が変わります。

1対1で見てもらえる形なら、どの単元で止まっているかを特定してもらえます。集団の授業では飛ばされがちな、基礎の確認から入れる点が利点です。

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中高一貫の学校に通う場合

中高一貫校に通っている場合、事情が少し違います。

進度が速いことが多く、教材も学校独自のものを使います。一般的な塾では、学校の進度に合わせられないことがあります。

だから、学校の教材に対応してもらえるかを確認します。定期試験の対策を、その学校の範囲で見てもらえるか。ここが合わないと、二重に勉強することになります。

エスコット(中高一貫校専門塾)のように中高一貫校に絞った塾では、学校ごとの進度に合わせた指導を行っている場合があります。通っている学校名を伝えて、対応の実績を聞いてみてください。

大学受験まで見据えるなら、いつから何を始めるかの見通しも相談します。中学の間は学校の内容を固め、高校から受験の対策に入るという組み立てが一般的です。

学校の課題が多い場合は、塾の宿題との兼ね合いも相談します。両方をこなせずに崩れるより、どちらを優先するかを決めておくほうが結果につながります。

部活動との両立も考えます。引退の時期、大会の日程、練習の曜日。1年の予定を並べて、通える曜日から逆算してください。

小さなテーブルで生徒に教える講師

体験のときに見るところ

体験の授業では、教え方だけでなく、最初のやり取りを見ます。

状況をどこまで聞くかです。答案を見せてほしいと言われるか、これまでの経緯を聞かれるか。原因を特定しようとする姿勢があるかどうかが表れます。

説明の仕方も見ます。子どもが分かる言葉で話しているか、考える時間を待っているか。答えを先に言ってしまう指導では、力がつきません。

宿題の量も確認します。学校の課題や他の塾と合わせて、こなせる量かどうか。多すぎると全部が中途半端になります。

家庭への報告も聞いておきます。毎回の様子が伝わるのか、定期的な面談があるのか。子どもの口からは実情が伝わりにくいものです。

途中でやめる場合の条件も見ておきます。申し出の期限、返金の有無、休会の可否。合わなかったときに動きやすい形かどうかは、始める前に確認しておく項目です。

併用の可否も確認します。総合塾に通いながら受けられるか、日程を調整してもらえるか。ここが柔軟な塾のほうが、家庭の予定に収まります。

そして、子ども本人の反応を聞きます。分かりやすかったか、また受けたいと思ったか。続けるのは本人なので、ここは無視できません。

講師が固定されるかも確認します。毎回同じ人が担当する形なら、前回の内容を踏まえて進められます。担当が変わる場合は、記録の引き継ぎ方を聞いてください。

よくある質問

1教科だけでもよいですか

構いません。むしろ、1教科に絞って弱点を埋めるのがこの形の使い方です。

総合塾と併用できますか

できます。日程と宿題の量が重ならないよう、両方に事情を伝えておくと調整しやすくなります。

費用はどのくらいですか

指導の形と回数で変わります。入会金や教材費を含めた総額を、申し込みの前に確認してください。

オンラインでも指導を受けられますか

対応している塾があります。手元を映せるか、書いたものを共有できるかを確認してください。

いつから通い始めるのがよいですか

苦手を自覚した時点が早いほど選択肢が広がります。ただし、詰め込みすぎないよう、他の予定との兼ね合いで判断してください。

成果はどのくらいで出ますか

教科と原因によって違います。特に読解や記述は時間がかかるため、数か月単位で見てください。

子どもが乗り気でない場合は

無理に始めても続きません。体験だけ受けてみて、本人の反応を見てから決める方法もあります。

まとめ

教科別の塾を検討するときの要点は3つです。

苦手の中身を、知識・読み方・時間・書き方に分けること。手順として教えてもらえるかを体験で見ること。そして、総合塾との併用や学校の進度への対応を確認すること。

学力試験以外の入試の準備は https://zero-press.net/columns/sougoukata-senbatsu-junbi に、英語の学習の進め方は https://zero-press.net/columns/juken-eigo-manabikata にまとめました。教科ごとに、原因に合った手を選んでください。

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