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インターネットが遅いと感じたときに確認すること。原因の切り分けと見直しの順番

動画が途中で止まる。会議の映像が乱れる。ページが開くまで数秒待たされる。こうしたとき、真っ先に「回線を変えよう」と考えたくなりますが、原因が回線側にあるとは限りません。

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動画が途中で止まる。会議の映像が乱れる。ページが開くまで数秒待たされる。こうしたとき、真っ先に「回線を変えよう」と考えたくなりますが、原因が回線側にあるとは限りません。

遅さの原因は、家の中の機器、接続の方式、建物の設備、時間帯など複数の層に分かれています。この記事では、上の層から順に切り分けていく手順を整理します。契約を変えるかどうかは、いちばん最後に判断する話です。

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遅いと感じたら最初に見るところ

まず、いつ遅いのかを思い出してください。一日中なのか、夜だけなのか、特定のサービスだけなのか。ここで切り分けの方向が決まります。

夜の時間帯だけ遅い場合、同じ地域で使っている人が増える時間と重なっている可能性があります。一日中遅いなら、機器や設定の問題が疑われます。特定のサービスだけなら、相手側の混雑ということもあります。

次に、機器の再起動です。回線終端の装置と無線の機器の電源をいったん抜き、数分置いてから順に入れ直します。単純ですが、長期間つけっぱなしにしていた機器では、これだけで状態が変わることがあります。

三つめが、有線と無線の比較です。パソコンをケーブルで直接つないだときと、無線でつないだときで違いがあるかを見てください。有線で問題がなければ、原因は無線の側にある可能性が高くなります。

四つめが、他の端末でも同じかどうかです。一台だけが遅いなら、その端末の設定や動作しているソフトが影響していることがあります。家じゅうの端末が遅いなら、共通する部分を疑うことになります。

この四つを試すだけで、原因の場所がかなり絞り込めます。ここを飛ばして契約を変えると、乗り換えたのに変わらなかったという結果になりかねません。

机の上のパソコンと周辺機器

家の中に原因がある場合

無線が原因の場合、置き場所が影響していることがよくあります。

電波は壁や床を通り抜けるときに弱まります。機器を部屋の隅や床に置いていたり、金属の棚の中に入れていたりすると、離れた部屋まで届きにくくなります。家の中心に近い場所で、床から少し高い位置に置くほうが届きやすくなります。

家電との位置関係も見てください。電子レンジや一部の無線機器は、同じ帯域の電波を使うことがあります。近くに並べていると影響が出る場合があります。

同時につないでいる台数も要因です。スマートフォン、パソコン、テレビ、家庭内の機器。数が増えるほど、一台あたりに回れる分は少なくなります。使っていない端末の接続を切るだけで体感が変わることもあります。

機器の年式も確認してください。無線の規格は数年ごとに新しくなっており、古い機器では新しい規格の速さを活かせません。回線を新しくしても、あいだに入る機器が古ければ、そこが上限になります。

集合住宅で、電波の混み合いが原因になることもあります。周囲の住戸で使われている電波と重なると、干渉が起きます。機器の設定で使う帯域や経路を変えられる場合があるため、取扱説明書を見てみてください。

接続方式による違い

同じ回線でも、インターネットにつなぐときの方式が複数あります。

古くから使われてきた方式と、比較的新しい方式があり、後者は混み合いの影響を受けにくい経路を使うと説明されることがあります。どちらを使えるかは、契約している内容と手元の機器が対応しているかで決まります。

自分がどちらを使っているかは、契約先の会員ページや機器の管理画面で確認できることがあります。分からない場合は、窓口に問い合わせるのが確実です。

新しい方式に対応していても、機器の側が対応していないと使えません。契約先から借りている機器なら、対応した型に交換してもらえる場合があります。自分で用意した機器を使っているなら、仕様を確認してください。

BB.excite光 Classic のように、方式の違いに触れて案内している回線もあります。対応の可否や必要な機器は契約内容によって変わるため、公式サイトで最新の情報を確認してください。

なお、方式を変えれば体感が良くなると決まっているわけではありません。混み合い以外に原因がある場合は、変えても変化が乏しいことがあります。切り分けをしたうえで試す、という順番が大切です。

机に置かれたノートパソコンとスマートフォン

速度を測るときの見方

数字で確認したくなったら、測定の条件をそろえてください。

まず、測る場所です。機器のすぐそばと、離れた部屋では結果が変わります。遅いと感じる場所で測るのが基本ですが、機器の近くでも測って比べると、無線の問題かどうかが見えます。

次に、時間帯です。一回だけの数字では判断できません。朝、夜、休日など複数回測って並べると、混み合いの影響があるかが分かります。

三つめが、接続の形です。有線と無線の両方で測ると、どちらに原因があるかを絞れます。

四つめが、単位の読み方です。回線の速さを表す単位と、ファイルの大きさを表す単位は別のものです。契約の案内に書かれている数字は理論上の最大値であり、実際の環境で出る値ではありません。

五つめが、数字と体感のずれです。動画の再生や会議で問題になるのは、瞬間の最大値よりも安定して出続けるかどうかです。数字が出ていても途切れる場合は、別の要因を探すことになります。

測った結果は、日時と条件をメモしておくと役に立ちます。窓口に相談するときにも、具体的な情報があるほうが話が早く進みます。

上りと下りを分けて見ることも大切です。動画を見るだけなら下りが中心ですが、会議で自分の映像を送る、大きなファイルを共有するといった使い方では上りが効いてきます。下りの数字だけを見て問題ないと判断すると、実際の困りごとと噛み合わないことがあります。

もう一つ、応答までの時間という指標があります。データの量ではなく、往復にかかる時間を表すものです。この値が大きいと、対戦型のゲームや通話で遅れを感じやすくなります。動画の読み込みが問題ないのに会話がかみ合わない、というときはここを見てみてください。

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回線そのものを見直す場合

ここまで試しても改善しない場合に、はじめて契約の見直しが選択肢に入ります。

集合住宅では、建物までは光ファイバーが来ていても、各戸への配線が別の方式になっていることがあります。この場合、建物の設備が上限を決めているため、契約先を変えても大きくは変わらないことがあります。管理会社に配線の方式を尋ねてみてください。

戸建てでも、契約しているプランの上限が生活の使い方に合っていないことがあります。同時に使う台数が増えた、扱う映像が高精細になった、といった変化に対して、プランが数年前のままということもあります。

提供のエリアも確認が必要です。住所によっては申し込めない回線があります。乗り換えを考えるなら、住所を入力して確認できる仕組みを先に使ってください。

工事の要否も、判断を左右します。新しく引き込む工事が必要な場合、申し込みから開通まで時間がかかります。工事を伴わない選択肢が向いている状況もあります。

契約先を選ぶときの確認事項

見直すと決めたら、次の項目を並べて比べてください。

まず、提供のエリアと建物への対応です。ここが合わなければ、他の条件をいくら比べても意味がありません。

次に、契約期間と、途中でやめる場合の扱いです。使ってみて合わなかったときのことを、申し込みの前に考えておきます。

三つめが、機器の扱いです。借りるのか、自分で用意するのか。借りる場合の月額と、返却の条件も見ておきます。

自由テキスト では、回線とプロバイダをまとめて契約できることや、複数の速度プランが用意されていることが説明されています。内容は変わることがあるため、公式サイトで確認してください。

四つめが、サポートの窓口です。開通までの手続きや設定でつまずいたときに、電話やチャットで相談できるかどうか。慣れていない人ほど、ここの差が大きく効きます。

五つめが、特典の条件です。還元がある場合、受け取りの時期と申請の方法を確認してください。

よくある質問

夜だけ遅いのはなぜですか。同じ地域で使う人が増える時間と重なっている可能性があります。接続の方式や建物の設備が影響することもあります。

ルーターに寿命はありますか。機器は経年で動作が不安定になることがあります。規格も更新されるため、長く使っている場合は仕様を確認してみてください。

回線を乗り換えれば速くなりますか。原因が回線側にある場合は変化が期待できますが、家の中の機器や建物の設備が原因なら、変えても違いが出ないことがあります。切り分けが先です。

集合住宅の配線はどう調べますか。管理会社や大家に問い合わせるのが確実です。契約先の窓口でも分かる場合があります。

有線にすれば解決しますか。無線が原因なら改善する可能性があります。ただし配線を引き回す手間や、機器の設置場所という別の問題が出てきます。

中継する機器を足せばよいですか。届く範囲は広がりますが、経路が増えることで別の制約が生じる場合もあります。まず置き場所の見直しから試してください。

工事なしで使える回線はありますか。コンセントに挿して使う形の機器があります。工事を待てない場合や短期の利用では選択肢になります。

契約先に相談してもよいですか。状況を伝えれば、機器の交換や設定の見直しを案内してもらえることがあります。測定の記録があると話が進みやすくなります。

まとめ

遅さの切り分けは、家の中、接続の方式、回線そのものという三段階で進めてください。

いちばん手前にある機器の置き場所や再起動、同時接続の台数から確認し、次に方式と機器の対応を見て、それでも変わらない場合に契約の見直しを考えます。この順番を守ると、変えなくてよいものを変えずに済みます。測るときは場所と時間帯をそろえ、記録を残しておくと相談もしやすくなります。契約先の比べ方については https://zero-press.net/columns/hikari-kaisen-erabikata に、工事を伴わない選択肢については https://zero-press.net/columns/home-router-koji-fuyou にまとめています。

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