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個人事業を始めるときの届出。住所と電話をどう用意するか

個人で仕事を始めるとき、最初に手を付けるのが届出です。書類そのものは難しくありませんが、屋号をどうするか、事業の内容をどう書くか、開始の日をいつにするかといった判断で手が止まります。

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個人で仕事を始めるとき、最初に手を付けるのが届出です。書類そのものは難しくありませんが、屋号をどうするか、事業の内容をどう書くか、開始の日をいつにするかといった判断で手が止まります。

さらに、書類には住所と連絡先を書く欄があります。自宅で仕事をする場合、自宅の住所をそのまま使ってよいのか迷う人も多いはずです。この記事では、届出まわりで迷いやすい点と、住所と電話をどう用意するかを整理します。制度そのものの細かい要件は所管の機関の案内で確認してください。

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個人事業として始めるとき

会社を作らずに個人のまま事業を始める形です。法人と比べると、始めるときの手続きが少なくて済みます。

提出する書類の種類と提出先は制度で定められています。事業を始めたことを知らせる届出のほか、申告の方式に関わる書類、家族に給与を払う場合の書類などがあります。どれを出す必要があるかは事業の内容と状況によって変わります。

提出の期限も定められています。事業を始めてから一定の期間内に出すもの、その年の申告に反映させるために期限が決まっているものがあります。期限を過ぎるとその年に適用されない扱いになる書類もあるため、始める時期が決まったら早めに確認してください。

書式と記入の方法は、所管の機関が案内を公開しています。この記事では条文の解釈には踏み込みません。判断に迷う部分は、税務署の相談窓口か税理士に確認するのが確実です。

なお、届出を出したかどうかで受けられる扱いが変わる部分があります。ただし、その効果は事業の状況と申告の方式によって変わるため、一律に得だと言えるものではありません。

届出まわりで迷いやすい点

書き方で手が止まりやすいのは、おおむね三つの欄です。

屋号は、必ずしも決めなければならないものではありません。空欄のまま出すこともできます。後から決めることも、変えることもできますが、口座の名義や請求書の表記に使っている場合は変更の手間が増えます。取引先に示す名前として使うつもりなら、同じ名前が既に広く使われていないかを調べてから決めるほうが無難です。

事業の内容の欄は、実際にやることを分かる言葉で書きます。将来やるかもしれないことまで詰め込む必要はありません。事業の内容が増えたときにどうするかも、相談の窓口で聞けます。

開始の日は、実態に合わせて考えます。準備を始めた日、最初の売上が立った日、告知を始めた日など、判断の材料はいくつかあります。どこを起点にするかで期限の数え方が変わるため、迷うなら確認してから決めてください。

書類の作成そのものを支援する仕組みもあります。項目に沿って入力すると書類の形になるものがあり、費用をかけずに使える機能を用意していると案内しているサービスもあります。

書類とノートパソコン

帳簿と申告の準備

届出より後回しにされがちですが、先に決めておいたほうが楽なのが記帳の方法です。

申告の方式によって、求められる記帳の水準が変わります。簡易な記録で足りる場合と、複式の記帳が必要になる場合があります。どちらを選ぶかは適用を受けたい扱いによって決まるため、制度の案内を確認して選んでください。

方法を決めたら、道具も決めます。表計算で管理する、会計の仕組みを使う、記帳を人に頼む。取引の数が増えるほど、後から遡って入力する作業が重くなります。

口座を分けておくことも強く勧められます。生活の口座と事業の口座が同じだと、記帳のたびに仕分ける手間がかかります。決済の手段も分けておくと、明細がそのまま記録として使えます。

領収書や請求書の保管も、始めた時点で置き場所を決めてください。保存の期間や方法は制度で定められているため、案内を確認しておきます。

開業の手続きから会計まで一続きで扱えるサービスもあります。弥生が会社設立をサポート【弥生のかんたん会社設立】 では、事業を始める際の書類の作成に必要な機能を費用をかけずに使えることと、会計や給与の計算まで連携できることが案内されています。始めた後の作業まで見据えて道具を選ぶと、乗り換えの手間が減ります。

住所をどうするか

自宅で仕事をする場合、住所の扱いは早めに決めておきたい部分です。

請求書や取引先とのやりとり、ウェブサイトへの表示など、住所を示す場面はいくつかあります。特に、通信販売のように法令で表示が求められる形態では、記載が必要になります。

自宅の住所を出したくない場合、住所を貸す形のサービスを使う方法があります。郵便物を受け取って転送する仕組みを備えているものが多く、必要に応じて来客の対応や会議室の利用を用意しているところもあります。

ただし、その住所をどこまでの用途に使えるかは提供元の規定によります。法人の登記に使えるとしているところもあれば、認めていないところもあります。屋号での郵便物の受け取りが可能かどうかも規定によります。用途を伝えて、使えるかを事前に確認してください。

賃貸の住まいで事業を行う場合は、契約や規約の確認も必要です。用途が住居に限定されている場合、事業として使うことが認められないことがあります。

料金の仕組みも確認しておきます。月額のほかに、転送の実費や初期の費用がかかる場合があります。解約するときの手続きと、そのあとに届いた郵便物の扱いも、契約の前に聞いておいてください。

郵便物と封筒
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電話番号をどうするか

住所と同じく、連絡先の番号をどうするかも決めておく項目です。

個人の携帯の番号をそのまま使う方法が最も手軽です。ただし、名刺やウェブサイトに載せると、仕事とそれ以外の区別がつかなくなります。時間帯を問わず着信が来ることも起こります。

番号を分ける方法としては、事業用の回線を別に契約する、番号を貸し出す仕組みを使う、受付や転送の仕組みを使うといった選択肢があります。

番号を貸し出す仕組みでは、かかってきた電話を転送する形や、受付の対応を代行する形が用意されている場合があります。一般社団法人和文化推進協会 副業・起業支援プラン では、住所の利用に加えて、郵便物の受け取りや電話番号の貸し出し、電話の受付への対応を含む形のサービスが案内されています。必要な機能が揃っているかを、用途に照らして確認してください。

番号の扱いは各社の規定によります。解約したあとに番号がどうなるか、他の事業者へ引き継げるかは、契約の内容によって変わります。名刺や表示に載せた後で番号が使えなくなると影響が大きいため、この点は契約の前に確認してください。

サービスごとの違いの見方

比べるときに見る場所を決めておくと、判断が早くなります。

見るのは、使える用途の範囲、郵便物の扱い、電話に関する機能、費用の構成、そして解約するときの条件です。

用途の範囲は最初に確認してください。登記に使えるか、屋号で使えるか、表示に使えるか。認めている範囲は提供元ごとに異なります。

郵便物の扱いも差が出ます。転送の頻度、大きな荷物を受け取れるか、来店して受け取れるか。届いたことを知らせる方法も見ておきます。

費用の構成は、月額だけでなく年間の総額で見てください。会員の形をとり、年会費のみで利用できるとしているところもあります。条件が付いている場合は、その条件を満たし続けられるかも含めて考えてください。

相談できる窓口があるかどうかも見ておきます。士業に相談できる仕組みを備えていると案内しているところもあります。

よくある質問

屋号は決める必要がありますか。空欄でも提出できます。後から決めることも変更することもできますが、口座や請求書に使っている場合は手間が増えます。

副業でも届出は必要ですか。事業の実態や所得の区分によって扱いが変わります。判断に迷う場合は税務署の相談窓口で確認してください。

住所は後から変えられますか。変更の届出をする仕組みがあります。ただし取引先への案内や表示の差し替えも必要になります。

登記に使えますか。提供元の規定によります。認めているところと認めていないところがあるため、用途を伝えて確認してください。

解約したらどうなりますか。届いた郵便物の扱いや番号の扱いは契約によります。解約の前に確認してください。

節税になりますか。適用される扱いは事業の状況と申告の方式によって変わります。効果を一律に言うことはできないため、税理士など専門家に確認してください。

専門家に相談すべき場面はありますか。申告の方式を選ぶとき、家族に給与を払うとき、事業の規模が変わったときは相談する価値があります。

まとめ

個人事業を始めるときは、制度の要件を所管の機関の案内で確認すること、記帳の方法を先に決めること、住所と電話の使える範囲を提供元に確認することの三点を押さえてください。

税や登記の判断は制度と個別の事情によります。この記事は手順の整理であり、適用の判断は税理士など専門家に確認してください。法人を作る場合の流れは https://zero-press.net/columns/kaisha-setsuritsu-jibunde に、住所を借りる仕組みそのものは https://zero-press.net/columns/virtual-office-kigyo にまとめています。

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