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個人事業主の開業届。出す時期と屋号の決め方、事業用の住所をどうするか

副業を本格的に始める、勤めを辞めて独立する。そういうときに出てくるのが開業届という言葉です。名前は聞いたことがあっても、いつまでに何をどこへ出すのか、そもそも出さないとどうなるのかは、意外と知られていません。

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副業を本格的に始める、勤めを辞めて独立する。そういうときに出てくるのが開業届という言葉です。名前は聞いたことがあっても、いつまでに何をどこへ出すのか、そもそも出さないとどうなるのかは、意外と知られていません。

この記事では、個人で事業を始めるときの届け出まわりと、そこに付いてくる屋号や住所の決め方を整理します。法人をつくる場合の手続きとは別の話なので、会社設立を考えている人は別の記事を参照してください。なお、税務や社会保険の扱いは人によって事情が異なります。判断が必要な部分は税務署や税理士など専門家に確認してください。

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開業届はどういう書類か

開業届は、事業を始めたことを税務署に知らせるための書類です。事業の名称や場所、始めた日、どういう仕事をするのかを記入します。

書類そのものは一枚で、記入する項目もそれほど多くありません。難しいのは書き方よりも、自分の状況がどれに当てはまるのかという判断のほうです。

よく話題になるのが、あわせて出すかどうかを検討する申請書の存在です。帳簿の付け方や申告の方式に関わるもので、期限が別に定められている場合があります。どれを出すべきかは、事業の規模や見込みによって変わります。

制度の細かい要件や期限は、所管の窓口が公表している案内が正本です。この記事に書いてあることをそのまま自分に当てはめず、必ず最新の案内を確認してください。判断に迷う場合は、税務署の相談窓口や税理士に聞くのが確実です。

出さないとどうなるのか、という疑問もよく聞きます。ここも状況によって扱いが違うため、断定的な説明は避けます。気になる場合は、自分の事業の内容と収入の見込みを持って窓口に相談してください。

会社をつくる場合は、そもそも手続きの体系が別になります。登記が必要になり、費用も期間も変わってきます。個人でやるか法人にするかは、届け出の手間だけで決める話ではありません。

出す時期と用意するもの

提出には期限の目安が定められています。事業を始めた日から一定の期間内、という形です。具体的な日数は案内で確認してください。

提出の方法は複数あります。窓口へ持参する、郵送する、電子で手続きする。電子で行う場合は事前の準備が必要になることがあります。

本人確認のための書類が求められる場合があります。番号が記載された書類と、身元を確認できる書類の組み合わせで求められることが多いため、事前に手元を確認しておくとスムーズです。

控えを残しておくことも大切です。提出した内容の控えは、口座の開設や契約の手続きで求められることがあります。窓口で受付印をもらう、電子なら受信の通知を保存するなど、形に残しておいてください。

事業を始めた日をいつにするかで迷う人もいます。準備を始めた日なのか、最初の売上が立った日なのか。ここも個別の事情によるため、迷ったら相談窓口で確認するのが安全です。

屋号の決め方

屋号は、個人で事業を行うときの名前です。付けなければいけないものではありませんが、名刺や請求書、口座の名義に使えるため、決めておくと便利な場面があります。

決めるときにまず見たいのが、読みやすさと伝わりやすさです。電話で名乗ったときに聞き取れるか、検索したときに探してもらえるか。凝った表記にすると、そのたびに説明が必要になります。

次に、すでに使われていないかの確認です。同じ地域や同じ業種で似た名前があると、混同されることがあります。検索で調べるほか、商標として登録されている名称と重ならないかも見ておくと安心です。

三つめが、事業の範囲との関係です。特定の商品名を入れてしまうと、あとで取り扱いを広げたときに合わなくなることがあります。少し広めに構えておくという考え方もあります。

四つめが、口座の名義です。屋号を付けた名義で口座を開設できるかどうか、条件は金融機関によって異なります。使いたい場合は、事前に問い合わせてください。

五つめが、あとから変えたくなったときのことです。名前が知られてから変えると、取引先への案内や表示物の作り直しが発生します。長く使えるかを一度考えてから決めると、後悔が減ります。

店の入り口に掛けられた営業中の看板

屋号を決めたら、名刺や請求書、ウェブサイトの表記をそろえておきましょう。書き方が場所によって違うと、取引先が同じ事業者だと認識できないことがあります。

事業用の住所と連絡先

自宅で仕事をする人にとって、住所の扱いは悩みどころです。

特定商取引法にもとづく表示や、名刺、ウェブサイトなど、事業では住所を出す場面があります。自宅がそのまま公開されることに抵抗がある人は少なくありません。

そこで検討されるのが、事業用の住所を借りるという方法です。住所を使わせてもらい、届いた郵便物を転送してもらう形のサービスがあります。プランによっては電話番号の貸し出しや、電話の受付に対応しているものもあります。全国展開のバーチャルオフィスKarigo では、住所の利用と荷物の受け取りを含むプランや、電話に関するプランが案内されています。

ただし、できることの範囲はサービスごとに違います。登記に使えるか、どの範囲の郵便物を扱ってもらえるか、転送の頻度はどうか。契約前に規約を読んで確かめてください。賃貸に住んでいる場合、自宅を事業所として使えるかどうかは賃貸借契約にも関わります。

連絡先の電話も考えておきたい項目です。携帯番号をそのまま出す方法もありますが、番号を分けておくと仕事と私生活の切り替えがしやすくなります。転送で受ける形なら、外出先でも対応できます。

書類のやりとりで、いまだにファックスを求められる業種もあります。機器を置かずに、届いた内容をデータで受け取る形のサービスもあります。使う頻度が低いなら、こうした形が合う場合があります。

テーブルに並べられた名刺
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書類づくりを支援するサービス

届け出の書類は、案内に沿って項目を埋めていけば作れます。とはいえ、初めてだと用語で手が止まります。

こうした場面で、質問に答えていくと書類の形になる支援サービスがあります。会員登録をして使う形のものがあり、開業の届け出に対応したものと、会社の設立に対応したものが分かれていることもあります。

使う前に見ておきたいのが、対応している範囲です。書類の作成までなのか、提出まで支援があるのか。作成後に会計の仕組みへつながる設計になっているものもあります。

料金の形も確認してください。登録が無料でも、その後に使う機能が有料になる場合があります。どこまでが無料でどこから費用がかかるのかを、申し込みの画面で確かめておきましょう。

支援サービスを使っても、内容の判断まで代わってもらえるわけではありません。どの申請を出すか、事業を始めた日をいつにするかといった判断は、自分で決めるか専門家に相談することになります。

サービスを選ぶときの確認事項

住所や連絡先を借りる場合、支援サービスを使う場合ともに、共通して見ておきたい点があります。

まず、契約の期間と解約の条件です。事業の形が定まらないうちは、短い期間で見直せるほうが動きやすくなります。

次に、料金に含まれる範囲です。基本の料金のほかに、転送や取次ぎで別途費用がかかる形もあります。

三つめが、運営の体制です。問い合わせの窓口があるか、対応の時間帯はどうか。トラブルが起きたときに連絡が取れるかどうかは重要です。

いつでもどこでもFAX送受信!秒速FAX では、機器を置かずに書類を受け取る仕組みが説明されています。内容や料金は変わることがあるため、公式サイトで最新の情報を確認してください。

四つめが、住所を使う場合の可否の範囲です。登記に使えるか、金融機関の手続きで使えるかは、サービスと相手先の双方の条件によります。使いたい用途があるなら、契約前に確認してください。

五つめが、情報の扱いです。郵便物や電話の内容を預けることになるため、どういう体制で管理されているかを見ておくと安心できます。

よくある質問

副業でも届け出は出せますか。事業として行う場合の扱いについては、収入の性質や規模によって判断が分かれます。勤務先の規定も関係するため、就業規則の確認と、税務署や専門家への相談をおすすめします。

屋号は付けないといけませんか。付けずに本名だけで事業を行うこともできます。取引先や口座の都合で必要になったときに決めるという進め方もあります。

借りた住所で登記できますか。サービスによって扱いが違います。登記に使いたい場合は、契約前にその可否を確認してください。

家族の扶養に入ったままでも大丈夫ですか。扶養の要件は制度ごとに異なり、収入の見込みで判断が変わります。加入している保険の窓口と勤務先に確認してください。

いくらから申告が必要ですか。金額の基準は制度と個別の事情によります。国税庁の案内を確認するか、税務署に相談してください。

屋号の口座は作れますか。金融機関によって条件が異なります。届け出の控えを求められることがあるため、手元に残しておくと手続きが進めやすくなります。

途中で事業をやめたらどうしますか。廃止に関する届け出が定められています。手続きの方法は案内で確認してください。

支援サービスを使えば手続きが完了しますか。書類の作成を助けるものであり、提出や判断まで代わるとは限りません。対応の範囲を申し込み前に確かめてください。

まとめ

個人事業を始めるときは、届け出の時期、屋号、事業用の住所という三つを先に決めておくと動きやすくなります。

届け出は期限が定められているため、事業を始める日を決めた時点で逆算してください。屋号は長く使えるかどうかを基準に、住所は公開される場面を想像して選ぶと判断しやすくなります。制度の要件と税務の扱いは個別の事情で変わるため、この記事は確認する項目の目安として使い、判断が必要なところは税務署や税理士に相談してください。法人をつくる場合の流れは https://zero-press.net/columns/kaisha-setsuritsu-jibunde に、住所を借りるサービスの基本は https://zero-press.net/columns/virtual-office-kigyo にまとめています。

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