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事業の相談先とお金の集め方。補助と融資、それぞれの入口

設備を入れ替えたい。新しい取り組みを始めたい。そう考えたとき、すぐに出てくるのがお金の話です。

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設備を入れ替えたい。新しい取り組みを始めたい。そう考えたとき、すぐに出てくるのがお金の話です。

事業に使えるお金の集め方にはいくつか種類があり、それぞれ条件も手続きも入口も違います。違いを知らないまま動くと、時間だけが過ぎていきます。

この記事では、補助と融資の違い、申請の前にそろえておくこと、相談できる場所、そして決まったあとに続く手続きを順に整理します。制度の細かい要件は年度ごとに変わるため、最終的にどこで確認すればよいかもあわせて書きます。

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お金の集め方は種類が違う

事業のお金は、大きく三つに分けて考えると整理しやすくなります。

一つ目は、返す必要のないお金です。補助金や助成金がこれにあたります。国や自治体が政策の目的に沿った取り組みを後押しするもので、目的に合っていることが前提になります。

二つ目は、返す前提のお金です。金融機関からの融資がこれにあたります。手元に入るのが早い代わりに、毎月の返済が続きます。

三つ目は、持ち分と引き換えに受け取るお金です。出資と呼ばれる形で、返済はありませんが、経営の意思決定に関わる人が増えます。

このうち小規模な事業でよく検討されるのは、補助と融資の二つです。どちらか一方を選ぶというより、使いたい時期と目的で組み合わせを考えることになります。

順番としては、手元にいくらあり、いつ何にいくら必要で、その支出をどこから回収するのかを先に書き出します。この三つが決まっていないと、どの入口を使うべきかも決まりません。

事業の形そのものを見直す段階なら、法人にするかどうかも同時に検討することになります。手続きの流れはhttps://zero-press.net/columns/houjin-setsuritsu-tetsuzuki で整理しています。

補助の制度は年度ごとに変わる

補助の制度でまず知っておきたいのは、内容が固定されていないことです。

対象となる事業、対象になる経費、申請できる時期、上限の金額。これらは年度ごとに見直されます。去年の情報をそのまま当てにすると、要件が変わっていたということが起こります。

確認する場所は、その制度を所管する官公庁や自治体が出している公募要領です。募集ごとに公開される文書で、対象者の条件から必要書類まで書かれています。分量はありますが、ここを読まずに進める方法はありません。

公募には期間があります。数週間から一か月程度で締め切られるものも多く、告知を見てから準備を始めると間に合わないことがあります。関心のある分野があるなら、募集の告知を定期的に見に行く習慣を作っておくと動きやすくなります。

対象にならない経費がある点も押さえておきます。すでに支払ったもの、汎用性が高く事業以外にも使えるもの、人件費の一部など、制度によって扱いが分かれます。何が対象で何が対象外かは公募要領に書かれています。

支払いのタイミングにも注意が必要です。多くの制度は、先に自分で支払い、あとから報告して受け取る形を取ります。つまり、いったんは自己資金か借入で立て替えることになります。ここを見落とすと、決まったのに実行できないという事態になります。

申請そのものの可否は、要件と審査によって決まります。同じ内容でも回によって結果が変わることがあるため、通ることを前提にした計画は組まないでください。

融資を検討するときの準備

融資の相談に行く前に、そろえておくと話が早く進むものがあります。

一つは事業の計画です。何をして、誰に売り、いくらの売上を見込むのか。文章だけでなく、数字で示せる形にします。

もう一つは資金の使い道です。借りた金額を何にいくら使うのかを分けて書きます。設備なのか、仕入れなのか、当面の運転資金なのか。使い道が曖昧なままだと、必要な金額そのものが説明できません。

そして返済の見通しです。毎月いくら返すのか、その返済額を月々の利益から出せるのか。ここが最も見られる部分です。

手元の資料もまとめておきます。決算書や確定申告の控え、直近の試算表、通帳の入出金。事業の実績を示すものは、口頭の説明よりも早く伝わります。

準備の途中で、そもそも足りないのは資金ではなく入金までの期間だと気づくこともあります。売上はあるのに手元が薄いという状態については、https://zero-press.net/columns/freelance-nyukin-tsunagi で別途整理しています。

借入は返済という負担を伴います。借りられるかどうかだけでなく、返し続けられるかどうかを先に確かめてください。返済が始まってから資金繰りが苦しくなるのでは、目的が入れ替わってしまいます。

机の上に置かれた電卓と事業計画の書類

相談できる場所

一人で判断しなくてよい部分は、思っているより多くあります。

公的な支援機関には、経営や創業の相談を受け付ける窓口があります。商工会議所や商工会も、会員向け・地域の事業者向けに相談の場を用意していることがあります。多くは無料で、制度の情報も集まっています。

取引のある金融機関に直接聞く方法もあります。融資の可否とは別に、どういう資料が必要か、どの制度が使えそうかといった話は、担当者から聞くのが早い場合があります。

税理士や中小企業診断士などの専門家に依頼する形もあります。数字の裏付けや書類の整え方については、経験のある人の手が入ると精度が上がります。

民間の支援サービスも増えています。たとえば【公式】融資代行プロのように、金融機関で融資を扱ってきた経験のある人が、資金調達の進め方を相談に乗る形のサービスがあります。着手金がなく、資金調達が完了した時点で成果報酬が発生する仕組みで、初回の面談は無料で相談できるとされています。報酬の割合や対象となる条件は公式サイトで最新の内容を確認してください。

有料の支援を使うときは、費用の形を先に確かめます。着手金があるのか、成果報酬なのか、成果報酬なら何を成果とみなし何パーセントなのか。契約の前に書面で確認しておけば、あとから認識が食い違うことはありません。

相談先は一つに絞らなくて構いません。制度の情報は公的な窓口で、数字の詰めは専門家で、というように役割を分けて使うのが現実的です。

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計画を人に話してみる

書類が形になってきたら、一度、人に話してみることをおすすめします。

自分の中では筋が通っているつもりでも、口に出すと説明が飛んでいる箇所が見つかります。なぜその金額なのか、なぜその時期なのか、聞かれて初めて根拠がないと気づくことがあります。

聞き手は、答えを持っている人でなくても構いません。話を引き出してくれる相手がいるだけで、頭の中は整理されます。こうした役割を専門に引き受けるサービスもあり、フェイスギア(壁打ちコンサルティング)は、アイデアや事業の構想を形にする過程で聞き役となり、計画づくりを支える形を取っています。申込みの条件や費用は公式サイトで確認してください。

同じ相手に何度も話すより、立場の違う人に話したほうが穴は見つかります。数字に強い人、現場を知っている人、まったくの門外漢。それぞれ引っかかる場所が違います。

ホワイトボードの前で打ち合わせをする二人

説明の練習にもなります。相談窓口でも金融機関でも、限られた時間で伝えることになります。何度か口に出しておくと、短く話せるようになります。

話した内容は、そのつど書き足していきます。指摘された点をメモに残し、次の説明で埋める。この往復を数回繰り返すと、計画は自然と厚みが出ます。

採択や融資が決まったあと

決まった時点で終わりではありません。むしろ、手続きはそこから続きます。

補助の制度では、実績の報告が求められます。計画どおりに使ったことを、書類で示す必要があります。

そのために、証拠となる書類を保管します。見積書、発注書、請求書、領収書、振込の記録。どこまで必要かは制度によって違うため、決まった時点で確認しておきます。保管の期間が定められている場合もあります。

資金の管理も分けておくと後が楽になります。対象の経費とそれ以外が同じ口座で混ざると、あとから仕分ける手間がかかります。

融資の場合は、返済が始まります。返済日、金額、引き落としの口座。年に一度は返済の状況と手元の資金を並べて見て、無理が出ていないかを確認してください。

計画の変更が必要になることもあります。設備の仕様が変わった、時期がずれたといった場合、事前に届け出が要るケースがあります。勝手に変えず、まず窓口に聞くのが安全です。

よくある質問

個人事業でも使えますか

制度によります。法人だけを対象にするもの、個人事業主も対象に含むもの、創業前の個人を対象にするものがあります。対象者の条件は公募要領や窓口の案内に書かれているので、そこで確認してください。

申請は自分でできますか

自分で行っている事業者もいます。ただし書類の量は多く、書き方の作法もあります。時間が取れない場合や、内容が複雑な場合は、専門家に相談しながら進める判断もあります。

支援を頼むと費用はどのくらいかかりますか

サービスによって形が違います。着手金があるもの、成果報酬のみのもの、顧問契約が前提のもの。金額だけでなく、いつ何に対して発生するのかを契約前に確認してください。

手続きにはどのくらい時間がかかりますか

制度や金融機関によって異なります。書類の準備に数週間、審査にさらに時間がかかることもあります。支払いの期限が決まっている買い物には、余裕を持った日程を組んでください。

申請が通らなかったらどうなりますか

次の公募に再度出せる場合があります。指摘された点を直して出し直す事業者もいます。ただし、通らないことも前提に入れて、資金の計画には別の手当てを用意しておくのが現実的です。

補助と融資は同時に使えますか

制度の条件によります。補助は後払いが多いため、その間の資金を借入でつなぐという組み合わせをする事業者もいます。可否と条件は、それぞれの窓口で確認してください。

相談だけしたい場合はどうすればよいですか

公的な支援機関や商工会議所には、申請の予定がなくても使える相談の窓口があります。民間のサービスでも、初回の面談を無料としているところがあります。まず情報を集める段階なら、そこから始められます。

まとめ

最後に三点だけ整理します。

一つ目は、お金の集め方には種類があり、条件も手続きも違うということ。返す必要のないものと返す前提のものを、同じ感覚で扱わないでください。

二つ目は、制度の要件は年度ごとに変わるということ。所管の官公庁や自治体が出す公募要領と、相談の窓口。この二つで最新の内容を確認するのが確実です。

三つ目は、数字で説明できる状態を先に作ること。いくら必要で、何に使い、どう返すのか。この三つが言えるようになっていれば、どの窓口に行っても話が前に進みます。

急ぐ気持ちがあるときほど、手順を飛ばしたくなります。ただ、資金の話は決まったあとのほうが長く続きます。入口の段階で丁寧に整えておくことが、結局は近道になります。

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