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生命保険の見直しはいつするか。きっかけと、確かめる順番

生命保険は、入るときにいちばん時間をかけて、そのあとは何年も触らないという人が多い商品です。毎月引き落とされているのは知っているけれど、何にいくら入っているかは思い出せない。そういう状態のまま十年、十五年と経っていることは珍しくありませ

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生命保険は、入るときにいちばん時間をかけて、そのあとは何年も触らないという人が多い商品です。毎月引き落とされているのは知っているけれど、何にいくら入っているかは思い出せない。そういう状態のまま十年、十五年と経っていることは珍しくありません。

問題は、入ったときの前提が今も同じとは限らないことです。守るべき相手が増えたり減ったり、住まいの形が変わったり、収入の入り方が変わったりすれば、必要な備えの形も変わります。契約はそのままなのに、状況だけが動いていく。この差が広がると、足りない部分が出るか、要らない部分に払い続けるかのどちらかになります。

この記事では、見直しをいつ考えればいいのか、そして何をどの順で確かめればいいのかを整理します。どの商品がいい、どの型が有利といった話はしません。判断するのは契約する本人で、この記事の役割は手順を並べるところまでです。

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見直しのきっかけは、家族の形が変わったとき

「何年おきに見直すべきか」という聞き方をされることがありますが、期間で区切るより、出来事で考えるほうが実務的です。守る相手と、必要な期間が変わる場面がきっかけになります。

代表的なのは、結婚したとき、子どもが生まれたとき、住まいを買ったとき、独立や転職で収入の入り方が変わったとき、子どもが独立したとき、そして退職の前後です。それぞれで、誰のために、いつまで、どのくらいの備えが必要なのかが動きます。

ソファのある居間

方向は一つではありません。子どもが生まれれば必要な期間が延びますが、その子が独立すれば同じ理由で必要な期間は縮みます。住まいを買ったときも、借入に伴う保障が別に付いていれば、それまで持っていた備えの一部と役割が重なることがあります。見直しは増やす作業とは限らず、減らす方向に動くこともあります。

出来事がないまま長く経っている場合も、一度開いてみる価値はあります。加入当時に想定していたことと今の生活がずれていないか、という確認です。何も変わっていなければ、それが分かるだけで十分な成果です。

今の契約を読む順番

見直しは、今の契約を読むところから始まります。ここを飛ばして新しい提案だけを聞くと、何が足りないのかも、何が重なっているのかも分からないまま話が進みます。

読む順番は決まっています。まず、誰が保障されているのか。契約している人と、保障の対象になっている人と、受け取る人がそれぞれ誰なのかを確かめます。ここが今の家族構成と合っていないことが、けっこうあります。

次に、いつまでなのか。一定の年齢や年数で終わるものと、一生涯続くものがあります。終わりがある場合、その時期が自分の想定と合っているかを見ます。子どもが独立する前に終わってしまう設計になっていないか、逆に必要のない期間まで続いていないか。

そして、何が起きたときに何が行われるのか。亡くなったとき、病気やけがで入院したとき、働けなくなったとき。どの事由が対象で、どの事由が対象外なのか。契約の本体と、あとから付け足した部分でも扱いが違います。

最後に、いくら払っていて、いつまで払うのか。毎月の額と、払い込みが終わる時期です。ここまでを一枚の紙に書き出すと、契約が何本あっても全体像が見えます。書類が見つからない場合は、契約先の窓口で内容を確認できます。

書き出したものを自分で読み解くのが難しい場合は、外の窓口を使う手もあります。たとえばモニターサイト、覆面調査などお客様に独自でインセンティブを渡すプロモーションは固く禁じております。万が一発覚した場合には即時プロモーションを停止し、またすべての顧客の承認を遡って全件却下します。 また弊社クライアントに対する信頼を著しく貶める行為と判断し、損害賠償を請求をさせて頂きます。のように、複数の会社の商品を扱う立場の人に、今の契約の内容から整理してもらう形の相談もあります。

必要な保障額は引き算で考える

「いくら必要ですか」という問いに、一律の答えはありません。家族構成、住まいの形、貯蓄の状況、公的な保障で受けられるものによって、必要な額はまったく変わるからです。

考え方としては、足し算ではなく引き算が扱いやすくなります。まず、万一のときに必要になるお金を並べます。生活費、住まいにかかる費用、子どもの教育にかかるお金。次に、それを埋めるものを並べます。公的な保障、遺族が働いて得る収入、すでにある貯蓄、勤務先の制度。

並べたものを引いて、残った差が保障で埋める部分です。この順番で考えると、必要以上に大きな備えを持たずに済みます。

ここで見落とされやすいのが公的な保障です。遺族に対する年金の仕組み、医療費が一定額を超えたときに戻る仕組み、病気やけがで働けない期間の給付。いずれも条件と金額が制度の側で決まっており、加入している制度や家族の状況によって受けられる内容が違います。

だから、自分の場合はどうなるのかを見込みで決めないでください。年金事務所や勤務先の担当窓口、加入している健康保険の窓口で確認するのが確実です。ここが分かると、埋めるべき差の大きさも変わってきます。

保険料が負担に感じるときに見るところ

毎月の負担を軽くしたいという理由で見直しを考える人もいます。この場合も、いきなり解約を検討するのではなく、順番があります。

見るのはまず期間です。必要な期間より長く続く設計になっていれば、その部分は役割を終えたあとの支出です。次に重複です。契約が複数ある場合、同じ事由に対する備えが二重になっていることがあります。勤務先の制度や、住まいの借入に伴う保障と重なっている場合もあります。

そして、あとから付け足した部分です。本体とは別に加えた保障がいくつも付いていて、それぞれの中身を覚えていないことがあります。今も必要かどうかを一つずつ見ます。

払い方も確認します。まとめて払う、期間を短くして払い終える、といった選び方で総額や毎月の負担が変わります。ただし、途中でやめると受け取れる額が払った額を下回る種類の契約もあるので、減らす方向の判断は影響を確かめてから行ってください。

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相談先には扱える商品の範囲がある

相談先を選ぶときに、最初に確かめておきたいことがあります。その窓口が、どこまでの選択肢を扱えるのかということです。

一つの会社の商品だけを扱う立場の窓口では、比較の対象がその会社の中に限られます。複数の会社の商品を扱える立場であれば、比べる範囲は広がります。どちらが良い悪いという話ではなく、範囲が違うということです。範囲を知らずに提案を聞くと、その提案が全体の中でどのあたりにあるのかが分かりません。

ノートに書き込む人

もう一つ、その窓口が何で収益を得ているのかも確かめておきます。相談そのものに費用がかからない場合、多くは商品を紹介した先から手数料を受け取る形で成り立っています。一般的な仕組みですが、知ったうえで聞くのと知らずに聞くのとでは、提案の見え方が変わります。聞きにくい質問ではありません。

なお、費用がかからない相談は、申し込んだ時点ではなく面談まで実際に行って完了する形が一般的です。オンラインで受ける場合に顔を出す必要があるなど、進め方が決まっていることもあります。申し込む前に条件を確認しておくと、当日に戸惑わずに済みます。

相談の場で聞くこと・決めないこと

相談の場で何を聞くかを決めておくと、提案の質を自分で判断できるようになります。

聞くことは三つです。まず、前提の説明があるか。公的な保障がどうなっていて、今の契約に何があって、その結果どこが足りないのか。この説明を飛ばして商品の話から始まる場合は、なぜその商品なのかを尋ねてください。

次に、比較の理由が示されるか。複数の候補が出てきたとき、なぜこれを薦めるのか。条件が違うのか、費用が違うのか、扱いが違うのか。理由が言葉になっていれば、こちらでも検討できます。

そして、今の契約をどうするのか。新しく入る話と、今あるものをどうするかは別の判断です。今のものを残したまま足りない部分だけ補う選択もありますし、整理する選択もあります。切り替える場合は、健康状態によっては新しい契約に入れないことがあるため、先に新しいほうが成立してから今のものを扱う、という順番になるのが一般的です。

決めないことも先に決めておきます。その場では契約しない、持ち帰って考える、家族と相談する。これは普通の進め方で、失礼にはあたりません。急かされる雰囲気があれば、それ自体が判断の材料になります。

よくある質問

何年ごとに見直すのがいいですか。期間で区切るより、家族の形や収入の入り方が変わったときをきっかけにするほうが実務的です。出来事がないまま長く経っている場合は、一度内容を確認するだけでも意味があります。

相談は費用がかかりませんか。かからない形の窓口が多くありますが、多くは商品を紹介した先から手数料を受け取る形で成り立っています。その点を最初に聞いておくと、提案の受け取り方が変わります。

今の契約は整理したほうがいいですか。家族構成、公的な保障、貯蓄の状況で答えが変わるため、一律には言えません。判断するときは、期間、重複、あとから付け足した部分の三つを見てください。

健康状態によって入れないことはありますか。あります。だから切り替えを考える場合は、新しいほうの成立を確かめてから今のものを扱う、という順番が一般的です。今の契約を先に手放すと、どちらもない期間ができることがあります。

画面のやり取りだけで完結できますか。窓口によって進め方が違います。オンラインで受けられる場合でも、顔を出すことや本人確認の手続きが必要なことがあります。申し込む前に確認してください。

家族も一緒に話を聞けますか。多くの窓口で可能です。守る相手と受け取る相手が家族である以上、同席してもらったほうが話は早く進みます。予約の時点で伝えておくと調整してもらいやすくなります。

まとめ

見直しは、思い立ったときにするものというより、生活が動いたときにする作業です。三つに絞ると進めやすくなります。

きっかけで見直します。結婚、出産、住まいの購入、独立、子どもの独立、退職。守る相手と必要な期間が変わる場面が、見直しの合図です。増やす方向とは限らず、減らす方向に動くこともあります。

公的な保障から引き算します。必要なお金を並べ、公的な保障・遺族の収入・貯蓄で埋まる分を引く。残った差が備えで埋める部分です。公的な制度の中身は個別に違うので、年金事務所や勤務先の窓口で確認してください。

扱える範囲を先に聞きます。相談先が一社を扱うのか複数社を扱うのか、何で収益を得ているのか。この二つを最初に確かめておけば、提案が全体の中でどこにあるのかを自分で判断できます。そのうえで、その場では決めない。

お金の相談窓口全般の選び方は https://zero-press.net/columns/okane-soudan-madoguchi にまとめています。子どもの教育資金の準備については https://zero-press.net/columns/kyouiku-shikin-junbi も参考にしてください。

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