ITスクールの説明会で聞くこと。受講を決める前に確認したい項目
受講を考えてスクールの説明会に申し込むとき、何を聞けばよいのか分からないまま当日を迎える人は多いものです。説明を一通り聞いて、その場で「どうしますか」と促され、判断がつかないまま返事をしてしまう。これは避けたい流れです。
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受講を考えてスクールの説明会に申し込むとき、何を聞けばよいのか分からないまま当日を迎える人は多いものです。説明を一通り聞いて、その場で「どうしますか」と促され、判断がつかないまま返事をしてしまう。これは避けたい流れです。
この記事では、説明会で確認しておきたい項目を、学習の中身、費用と契約、就職の支援、続けられるかという四つの軸で整理します。書面で確認すべき部分にも触れます。
説明会は情報を集める場
まず前提として、説明会は受講を決める場ではありません。情報を集めて、持ち帰って考えるための場です。
複数のスクールの説明会に出て構いません。比べる相手がいないと、提示された内容が自分に合っているかを判断できません。二つか三つ回ってから決めるくらいで十分です。
その場で決めないと不利になる、という説明が出てきたら、いったん持ち帰ってください。今日申し込めば安くなるといった案内があっても、判断材料が揃っていない状態で決める理由にはなりません。条件が本当に期限つきなのかを含めて、書面で確認できます。
聞きたいことは事前に書き出しておくと取りこぼしが減ります。当日は説明を聞くだけで時間が過ぎがちで、あとから「あれを聞き忘れた」となりやすいためです。メモを取りながら進めて構いません。
一人で判断しにくい内容であれば、資料を持ち帰って家族や、その分野で働いている知人に見てもらうのも有効です。実際にその仕事をしている人から見ると、カリキュラムの範囲が仕事の内容と噛み合っているかを判断しやすくなります。
説明会に出たからといって、申し込む義務が生まれるわけではありません。話を聞いて合わないと思ったら、そこで終わりにして構いません。断ることに気を使いすぎて、納得しないまま契約するほうが後に響きます。
学習の中身について聞くこと
内容の説明は、パンフレットの言葉のままだと分かりにくいことがあります。具体的に聞き返してください。
扱う範囲を確認します。どの技術をどこまでやるのか。入り口の説明で終わるのか、実際に動くものを作るところまで進むのか。目指す資格がある場合は、その資格名も聞いておきます。
必要な学習時間も聞いてください。標準の期間だけでなく、週にどのくらいの時間を確保する前提なのか。この数字が出てこない場合は、受講している人の平均でも構わないので尋ねてみてください。
進め方の形式も違いが出ます。動画を見て進めるのか、課題を提出するのか、講師と直接やりとりするのか。個別の指導を掲げているところもあり、週に一度の授業と、回数を制限しない質問対応を組み合わせていると案内している例もあります。
質問できる時間帯は特に確認してください。仕事のあとに学習するなら、夜間や休日に質問できるかどうかが続けられるかを左右します。返答までにどのくらいかかるのかも聞いておきましょう。
分野によっては、実際の機器を使った実習を用意しているところもあります。手を動かす時間がどれくらいあるかは、身につき方に関わる部分です。

費用と契約について聞くこと
ここは口頭の説明だけで済ませず、書面で確認してください。
総額に何が含まれるかを確認します。受講料のほかに、入学金、教材費、機材の費用、試験の受験料などが別になっている場合があります。合計でいくらになるのかを一つの数字で出してもらってください。
支払いの方法も聞きます。一括なのか分割なのか。分割の場合、手数料がかかるのか、どこの会社の立替なのか。信販会社を使う契約になる場合は、その契約書の内容も確認する対象です。
途中でやめる場合の扱いは、最も確認すべき項目です。どの時点までなら返金されるのか、いくら戻るのか、違約金の定めがあるのか。費用がかからない形で研修と就職支援を行い、違約金の定めもないと案内しているところもありますが、条件は各社で異なります。
契約前に交付される書面と、特定商取引に関する法律に基づく表示を必ず確認してください。事業者の名称、費用、契約の解除に関する事項が書かれています。口頭の説明と書面の内容が食い違う場合は、書面のほうを基準に確認し直してください。
分野を絞ったコースを設けているところもあります。ITスキルゼロから、市場価値の高いAWSエンジニアへ【ウズウズカレッジAWSコース 】
では、クラウドの分野に絞り、二つの資格の取得を目指す形の個別指導のコースが案内されています。目指す資格が決まっているなら、こうした形のほうが範囲を絞りやすくなります。
就職・転職の支援について聞くこと
学習と就職支援を組み合わせているスクールは多いのですが、支援の中身は幅があります。
支援の範囲を聞いてください。書類の書き方を見てくれるのか、面接の練習まで付き合うのか、求人を紹介してくれるのか。紹介まで行う場合、紹介先はどういった企業が中心なのかも聞いておきます。
支援を受ける条件があるかどうかも確認します。カリキュラムをどこまで修了していれば対象になるのか、年齢の目安があるのか。年齢の条件を設けているところもあります。
就職を保証するという説明が出てきた場合は、その根拠を確認してください。何をもって保証と呼んでいるのか、対象外になる場合はどういう条件かを書面で示してもらいます。就職できるかどうかは本人の状況と採用側の判断によるもので、スクールが結果を約束できる性質のものではありません。支援の範囲は各社の規定によります。
研修の期間を短くまとめている形もあります。一か月ほどの養成研修を行ってから就職活動に入り、在職中の人は期間を延ばして受講できるという案内もあります。今の仕事を続けながら進めたい場合は、こうした選択肢の有無を聞いてみてください。
スクールごとの違いの見方
各社の案内を読むときは、見る場所を決めておくと比べやすくなります。
見るのは、扱う分野、学習の形式、費用の総額と支払い方法、支援の範囲、対象となる年齢や経験の目安です。同じ「スクール」という言葉でも、力を入れている部分が違います。
分野は、開発なのか、ネットワークやサーバーなのか、クラウドなのか、それとも技術職以外なのかで分かれます。目指す仕事が決まっているなら、そこに合うコースを持つところを選ぶほうが遠回りになりません。
指導の形も、集団で進めるのか個別なのかで負担が変わります。専任の担当が付く形にしているところもあれば、教材を自分で進めて質問だけを受け付ける形もあります。自分がどちらで続けられるかを考えてください。
実務に近い課題を扱うかどうかも違いになります。受講の期間中に実際の運用や分析を体験する形を取り、修了後に提携先の業務に関わる機会を用意していると案内しているところもあります。
続けられるかを見積もる
内容と費用に納得しても、続かなければ意味がありません。生活に収まるかを先に見積もってください。
週に確保できる時間を数えてください。仕事のあとに二時間、休日に半日、といった形で具体的に置いてみます。想定されている学習時間に届かないなら、期間の長いコースを選ぶか、受講の時期をずらす判断もあります。
通学かオンラインかも、続けやすさに関わります。通学は移動の時間が積み重なりますが、決まった時間に人と会う形は続けやすいという面もあります。オンラインは移動がないかわりに、自分で時間を確保する必要があります。
機材の準備も確認しておきます。指定された性能のパソコンが必要な場合、その費用も総額に加えて考えてください。
家庭の事情や仕事の繁忙期も見ておきます。受講の途中で休める仕組みがあるか、期間を延ばせるかを聞いておくと、想定外のことが起きたときに詰まりません。
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では、数か月かけて実務に近い課題に取り組む形のコースが案内されており、受講後のキャリア相談も含めた期間が示されています。分野を広げて検討する場合の材料になります。

よくある質問
説明会は無料ですか。無料としているところが多いのですが、条件は各社の案内によります。申し込みの前に確認してください。
その場で申し込む必要はありますか。ありません。持ち帰って検討して構いません。即決を促された場合こそ、いったん置いて考えてください。
年齢の目安はありますか。対象年齢を設けているところがあります。案内に書かれていることが多いので、申し込む前に見ておいてください。
未経験でも受けられますか。未経験者を対象としたコースを用意しているところは多くあります。ただし修了後の進路は本人の状況によります。
途中でやめられますか。やめること自体はできますが、費用の扱いは契約によります。返金の条件を契約前に書面で確認してください。
費用はどのくらいですか。コースと期間によって異なります。無料と案内しているところもあれば有料のところもあるため、総額を確認してください。
在職中でも受けられますか。夜間や休日に対応しているコースもあります。期間を延ばして受講できる形を用意しているところもあります。
まとめ
説明会で確認するのは、学習の中身、費用と契約の条件、就職支援の範囲の三つです。いずれも口頭の説明で終わらせず、書面に書かれているかを見てください。
契約前の書面と、特定商取引に関する法律に基づく表示は必ず読み、途中でやめる場合の扱いを理解してから決めてください。未経験から研修を経て働き始めるまでの流れは https://zero-press.net/columns/mikeiken-engineer-kenshu-tenshoku に、クラウド分野の学び方は https://zero-press.net/columns/aws-engineer-naruniha にまとめています。





