『チームラボ 福岡城跡 光ノ祭』10月30日(金)から開催。作品群の全貌を公開。夜の福岡城跡が、自然や人々の存在で変化するアート空間に。
『チームラボ 福岡城跡 光ノ祭』10月30日(金)から開催。作品群の全貌を公開。夜の福岡城跡が、自然や人々の存在で変化するアート空間に。 チームラボ株式会社のプレスリリース
チームラボ株式会社がPR TIMESで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

Highlight Video: teamLab: Digitized Fukuoka Castle Ruins 2026-2027 © teamLab
*Shot in real space. No AI or CGI.
チームラボは、福岡・舞鶴公園の国史跡、福岡城跡にて、7年ぶり3回目となる夜の野外アート展『チームラボ 福岡城跡 光ノ祭 2026-2027』を開催します。会期は、2026年10月30日(金)から2027年1月11日(月・祝)まで。
美しい石垣のある福岡城跡の中心部を、自然や人々の存在によって変化するアート空間へと変える本展の作品群の全貌を公開します。
【作品紹介】
Pillars of Constant Flux / 生生流転柱

teamLab, Pillars of Constant Flux, 2026-, from the series Pillars that Dance with the Wind, 2023- © teamLab
*Shot in real space. No AI or CGI.
すべての生命は、物質とエネルギーの流れの中にあり、流れそのものが構造を作り、維持している。
それは、石ころや鉄、そして、これまで人間がつくってきた物体のように、それ自体で独立し、静的で安定的な構造をもつものとは根本的に異なる。
この作品は、空気を内部に閉じ込め、その圧力によって立っているのではない。入口と出口は同じ大きさで、空気は内部を絶え間なく流れ抜けていく。その流れそのものによって、作品は立ち、その構造と存在を維持する。流れが止まれば、物質は残っても、作品としての存在は消える。
ここでは、流れによって物体が動かされているのではない。流れそのものが構造を生み、存在を立ち上げている。
作品は、風や雨、湿度など環境の影響を強く受け、動きや高さを大きく変えていく。それでも、存在を生む環境が維持され、流れが続く限り、絶えず形を変えながらも、その存在は維持される。
それは、動き続け、しなやかでやわらかく、そして脆い。
《生生流転柱》は、彫刻を、固定された物体から、開かれた環境の中で、絶え間ない流れによって構造が生まれ続ける存在へと拡張する試みである。作家が直接形をつくるのではなく、存在が生まれる環境をつくる。ここでは、彫刻の存在条件が、物質から、流れが生む秩序へと移行する。
Autonomous Resonating Life / 自立しつつも呼応する生命

teamLab, Autonomous Resonating Life, 2017- © teamLab
*Shot in real space. No AI or CGI.
それぞれのOvoid は、人や野生動物に押されると、もしくは、強い雨や風に吹かれ倒れると、光を強く輝かせ、音色を響かせながら自ら立ち上がる。周辺のOvoid は次々に呼応し、光と音色を連続させていく。
Ovoidの光と音色は、周辺の作品《呼応する木々》にも伝播し、連続していく。人々のふるまいや環境、周辺作品によって作品空間は変容し、人々と環境を作品の一部にしていく。
Resonating Trees / 呼応する木々

teamLab, Resonating Trees, 2014- © teamLab
*Shot in real space. No AI or CGI.
木々の光は、《自立しつつも呼応する生命》の連続する光に呼応し、光を輝かせ、音色を響かせる。周辺の木々も次々に呼応し、光を輝かせ音色を響かせていく。
木々の奥から光が押し寄せてくれば、向こうの方に人がいることを意味する。人々は、同じ空間にいる他の人々の存在や環境を普段より意識するだろう。
本作は、Digitized Natureの作品である。Digitized Nature は、自然を破壊することなく、自然が自然のままアートになる試みである。
森の木々そのものの姿形、質感、変化の中には、長い時間、生命の連続性、生態系との関係が内在している。木は、それ自体が生態系の一部でありながら、その表面や内部にも生命を宿し、生態系を成している。人間が作る物体とは違い、その存在の輪郭は曖昧である。
そのような木々に、センシング、ネットワーク、光や音といった非物質的なマテリアルが重なることで、木々は木々のまま、互いに呼応し、群体として一つの連続した場を形成する。これは、人間が自然を素材として彫刻するのではなく、長い時間と生態系の中で形づくられた木々が、木々のまま、呼応する群体彫刻として立ち上がる試みである。
ここでは、人間だけが作品を変化させるのではない。身体、他者、野生動物、環境、木々、そして周辺作品が、同一の生態系的な応答場に接続される。個々の木は単体として完結するのではなく、関係の中で存在し続ける。人々は作品を見るだけではなく、木々の呼応の中に入り、他者や野生動物、環境の存在を、光と音の連続性を通して感じる。
この構造は、自然を作品の外部にある対象としてではなく、人々や環境とともに変化する生態系的な場として提示する。
Walk, Walk, Walk - Fukuoka Castle Ruins / Walk, Walk, Walk - 福岡城跡

teamLab, Walk, Walk, Walk - Fukuoka Castle Ruins, 2021- © teamLab
*Shot in real space. No AI or CGI.
福岡城跡の石垣を、匿名で多様な肖像群が歩き続ける。
人々は、何かを選び、そして何かを捨て、彼らと対峙しながら鑑賞する。
禅の言葉に「歩歩是道場(ほほこれどうじょう)」という言葉がある。作品の登場人物は、いろいろな出来事に対峙しながら、終わりなく歩き続ける。人々もまた、作品世界の登場人物たちを追いかけ歩くことによって共に対峙していくだろう。もしくは、次々に歩いて来る各々の登場人物と対峙していくことになるだろう。
作品は、コンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けている。あらかじめ記録された映像を再生しているわけではない。全体として以前の状態が複製されることなく、永遠に変化し続ける。今この瞬間の絵は二度と見ることができない。
Enso on Ancient Stone Wall / 古えの石垣の円相

teamLab, Enso on Ancient Stone Wall, 2023- © teamLab
*Shot in real space. No AI or CGI.
福岡城跡内の石垣の中で、最も古い技法「野面積み」(自然石をそのまま積み上げる方法)が用いられている天守台の石垣。その石垣に「円相」を書き続ける。
光で描かれる書の黒は、光がないことを意味し、数百年の長い時間による風化が生んだ石垣がつくる影と区別がつかない。書の黒と長い時間がつくる黒は一体となって、石垣に「円相」を永遠に書き続ける。
円相は、石垣の物質的な境界面を曖昧にし、新たな時空を生む。
禅における書画のひとつ「円相」(円形を一筆で描いたもの)を空書で一筆で描いている。立体的に描かれた一筆は、回転することによって、円に見える瞬間が生まれる。
「空書」とは、チームラボが設立以来取り組んでいる空間に書く書のこと。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築している。
禅において、円相は、古来は空中に杖などで円圏を描いて表されたりしてきた。そして、悟りや真理、宇宙全体、そして平等性を象徴的に表現したものとされる。 見る人の心を映し出す円でもあり、解釈は見る人に任せられる。
Sketch Kuroda Kanbei / お絵かき黒田官兵衛

teamLab, Sketch Kuroda Kanbei, 2019- © teamLab
*Shot in real space. No AI or CGI.
みんなの描いた黒田官兵衛たちが歩き回ったり、踊ったりします。
紙に自由に、黒田官兵衛にゆかりのある歴史上の人物を描きます。すると、描いた人物が歩き出します。
歴史上の人物に近づくと、喋りはじめます。
Continuous Life and Death at the Now of an Ancient Tree / 巨樹の今の中で連続する生と死

teamLab, Continuous Life and Death at the Now of an Ancient Tree, 2026, from the series Ever Blossoming Life Tree - Giant Taro Cedar, 2021- © teamLab
*Shot in real space. No AI or CGI.
城跡の森に立つ巨木は、大地に根を張り、幹を太らせ、枝を広げ、長い歳月をかけて今の姿を形作ってきた。
人は通常、自分が生きてきた時間を遥かに超えた長い時間、そしてその時間が「今」と地続きであることを認識できない。しかし、巨木と対峙したとき、その圧倒的な姿形や質感の中に、積み重なった膨大な時間が内在していることに気づく。
私たちはこの長い時間が刻んだ巨大な存在を「Time-Sculpted Existence」と名付けた。
この巨大な存在の中で、花々は誕生と死滅を繰り返し、連続する生命の時間が流れ、それが今を生きる人々の存在によって変容していく。
城跡の森に入り込み、さまよい、この圧倒的な存在と一体化するとき、積み重なった膨大な時間は、今という瞬間と連続していることがあらわになる。
そして、樹に積み重なった膨大な時間と、連続する生命の時間、その二つの時間が重なり合う中を歩いていくとき、人は、長い長い時間の境界のない連続性の上に自分の存在があることを、身体ごと実感する。
Spatial Calligraphy of Wind / 風の空書

teamLab, Spatial Calligraphy of Wind, 2024 © teamLab
*Shot in real space. No AI or CGI.
* 晴れた夜、風が吹く時
晴れた夜、風が吹く時、この作品は空に出現する。そして、風が止めば、消えていく。
コンクリートなど、これまで人間がつくってきたものは、石ころのようにそれ自体で安定的な構造をもつ。
しかし、渦潮は、外部から内部へ、内部から外部へと流れ続ける水が渦潮の構造を生み、水が流れ続けることで秩序が維持される。生命もまた、外部から内部へ、内部から外部へと、食物を通してエネルギーと物質が流れ続けることで生命の秩序が維持される。
この作品は、空気を内部に閉じ込め、その圧力によって空に浮かんでいるのではない。入口と出口は同じ大きさで、風は内部を絶え間なく流れ抜けていく。その流れそのものが、空に舞う線の構造を生み、その存在を維持する。作品はそれ自体で構造を持たず、構造は流れの中に生まれ、生命のようにしなやかでやわらかい。そして、流れは混沌からの秩序を生み出す。
この作品を空に立ち上げる風は、自然の風である。いつ吹くか、どれほど強く吹くか、人間にはコントロールできない。作品の存在は、人間の意図ではなく、環境の側に立脚している。風が吹くとき、空に線が描かれ、風が止むとき、線は消えていく。空に描かれ続ける線の姿は、風そのものの姿である。
本作は、彫刻を、固定された物体から、自然の風という開かれた環境の中で、絶え間ない流れによって構造が生まれ続ける存在へと拡張する試みである。
Stone Steps of Oblivion - Fukuoka Castle Ruins / 忘却の石段 - 石城小天守台跡

teamLab, Stone Steps of Oblivion - Fukuoka Castle Ruins, 2017 © teamLab
*Shot in real space. No AI or CGI.
1607年に築かれた福岡城、別名を石城。その小天守閣の石段が光り輝く。
石段の光は、それぞれ自律しており、ゆっくりと呼吸するかのように明滅する。
石段の光は、人が近づくと、強く輝き音色を響かせる。
The Materialization of Time / 物質化された時間

teamLab, The Materialization of Time, 2026 © teamLab
*Shot in real space. No AI or CGI.
老木の幹に広がるウロコ状の地衣類「ウメノキゴケ」は、菌類と藻類が共生する究極の「開いた系」の生命体である。
太陽と雨のみで生き、水がなければ休眠し、宇宙空間ですら生き抜く。太陽と雨がある開いた系では永遠に近い寿命を保つ一方で、排気ガスなど空気が少しでも汚染されていると、すぐ死に絶えてしまう。
一年にわずか1mmから5mmという遅さで成長するウメノキゴケは、現代では、ネットで調べても「取り除き方」しか出て来ない存在である。しかし、江戸時代の人々は、この地衣類が纏(まと)う独特の風合いを「古色(こしょく)」や「時代がついている」と呼び、自分たちでは決して作ることのできない長い時間の存在として、最高級の美徳とした。
ウメノキゴケは「時間の物質化」なのだろう。
かつて、狩野永徳や円山応挙、伊藤若冲ら巨匠たちは、老木の幹に無数の「青緑色の点」を描き込んだ。その点は、樹木が千年の時を生きている証であり、絵画の格を決定づける記号であった。
本来、一部のウメノキゴケは紫外線によって、黄色や青色の光を放つが、日中は他の光が強いために、それを見ることはできない。
暗闇の中、紫外線によって明滅する色鮮やかな輝き。それは、長い歳月が森に描き続けてきた生命の軌跡である。
長い時間が物質化された輝きが浮かび上がる「Time Painting」なのだ。
【スケッチファクトリー】
Sketch Factory / スケッチファクトリー

teamLab, Sketch Factory, 2022- © teamLab
*Composite image.
あなたが描いた絵がギフトになって、持ち帰れます。
《お絵かき黒田官兵衛》で、あなたが描いて生まれた歴史上の人物は、ここで缶バッジになります。
『チームラボ 福岡城跡 光ノ祭 2026-2027』コンセプト
福岡城は、1601年から7年の歳月をかけて築かれた、城の規模としては九州一の巨城である。本丸・二の丸・三の丸などの中心部は総石垣造りで、別名、石城とも呼ばれている。今も非常に美しい石垣が、四層に分かれ、非常に広大な史跡となっている。
チームラボは「Digitized Nature」というアートプロジェクトを行っている。非物質的であるデジタルテクノロジーによって、自然や場を物理的に変えることなく、場をそのままアート空間に変えるというプロジェクトである。
長い時間をもつ福岡城跡が作品空間となり、その作品空間は、自然の中で吹く風や雨、その場所にいる人々のふるまいの影響を受けながらインタラクティブに変容し、人々を自然とともに作品の一部、そして、長い時間の一部にしていく。それにより、作品と人々と自然、自分と他者、現在と過去が境界なく連続していく。
チームラボ 福岡城跡 光ノ祭 2026-2027
https://www.teamlab.art/jp/e/fukuoka-castle/
#チームラボ福岡城跡
2026年10月30日(金) - 2027年1月11日(月・祝)
舞鶴公園 福岡城跡 (福岡県福岡市中央区城内)
開催時間
2026年11月2日(月) - 11月6日(金)
18:30 - 22:00
2026年11月7日(土) - 12月31日(木)
18:15 - 22:00
2027年1月1日(金) - 1月11日(月・祝)
18:30 - 22:00
*最終入場 21:30
*作品を最適な環境でご覧いただくため開場時間が前後する場合がございます。
*天候等の状況により、一部作品の展示を中止し、ご覧いただけない場合がございます。
チケット価格
平日 ※12月29日(火) - 31日(木)を除く
大人:2,300円
中高生:1,300円
小学生:700円
未就学児:無料
土日祝および12月29日(火) - 31日(木)
大人:2,500円
中高生:1,500円
小学生:900円
未就学児:無料
*土日祝および12月29日(火) - 31日(木)は事前日時指定予約制です。それ以外の平日は、事前の日時指定は必要ありません。
*現地での購入の場合、大人料金は上記価格に+200円、中高生・こども料金は+100円となります。
*前売券が売り切れた場合、現地での当日券の販売はありません。
チケット購入
ARTNE TICKET ONLINE
https://fukuoka-castle.ticket.artne.jp/#/
チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/teamlab-fukuokacastle/
Pコード
【平日有効券】996-303
【土日祝日時指定券】662-414
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