PRESS RELEASE イベント

スウェーデンのアーティスト、ミラ・エック(Mylla Ek)が今秋来日し、新アートプロジェクト『Paradise Lost』を発表 !  パフォーマンス&トークを開催し、振付家の平原慎太郎と異文化間のアートな共鳴を語り合う !

【スウェーデンのアーティスト、ミラ・エックがこの秋来日し、新作を初披露 !】 スウェーデンを拠点とするマルチディシプリナリー(多分野で活動する)・アーティストのミラ・エック(Mylla Ek)が、この秋に来日します。2026年10月30日(金)から11月8日...

出典: ぷれりり掲載リリース

ぷれりり掲載リリースがぷれりりで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

【スウェーデンのアーティスト、ミラ・エックがこの秋来日し、新作を初披露 !】

スウェーデンを拠点とするマルチディシプリナリー(多分野で活動する)・アーティストのミラ・エック(Mylla Ek)が、この秋に来日します。2026年10月30日(金)   から11月8日(日)   まで開催される「DESIGNART TOKYO 2026」に「Swedish Style Japan 2026」として参加(10/30〜11/4)し、自らのアートプロジェクト「NoKiimo_not a kimono」から、新作テーマとなる「サバイバル・コスチューム」を初披露します。

■ プロジェクト『Nokiimo_not a Kimono』について
「NoKiimo_not a kimono」は、ミラ・エックが2013年から展開している芸術的探求のプロジェクトです。 
スウェーデンの民族衣装と日本の着物の伝統を融合させ、独自に表現したリバーシブルなテキスタイルアートで、どちらか一方の文化を単に再現するのではなく、民族衣装が現代的なフォルムへ、衣装が彫刻へ、衣服がイメージへ、そして「身にまとうこと」がパフォーマンスへと変容するような、両者の間に新たな空間を創り出そうとする試みです。
季節ごとの大量生産ではなく、個々の作品は受注生産や限定生産で行われ、それぞれの衣服が独自性を保ちながら、展覧会、舞台、コレクション、あるいは日常の着衣を通して、新たな人々の目に触れる場と機会を創出しています。

■ 「サバイバル・コスチューム」について
サバイバル・コスチュームについて、ミラ・エックは次のように語っています。
“サバイバル・コスチュームは、長期間の闘病生活から生まれました。喪失の中での自己の成長という体験が、私を内面的・感情的な風景の探求へと導きました。繭の中にいる蚕のように、これらの衣装は目に見えない内面的なペルソナの可視化された拡張であり、日本の美意識や演劇の伝統を探求する手段となったのです。”
サバイバル・コスチュームは、内なる精神の衰えや地球規模の変化に対する「provide armour(防護服)」となるものです。

■ 「DESIGNART TOKYO 2026」について
今年で第10回を迎える「DESIGNART TOKYO 2026」は、東京の街全体がミュージアムとなる日本最大級のデザイン&アートフェスティバルです。2026年は銀座・有楽町エリアをメイン会場に、東京・六本木・外苑前・表参道・原宿・代官山・池尻など各エリアで開催されます。
スウェーデンからは「Swedish Style Japan 2026」として参加します。Svensk Formの主導、スウェーデン・インスティテュート(SI)のサポートのもと、チーム・スウェーデン(ビジネス・スウェーデン、在日スウェーデン大使館、スウェーデン商工会議所等)が連携し、スウェーデンの先端デザイン・アート・文化を世界に発信する輸出促進プログラムを展開します。

【新プロジェクト『Paradise Lost』発表 ! パフォーマンス&アーティストトークを開催 !】

また、今回の来日では、スウェーデンの作家・批評家であるソフィア・ニブロム(Sofia Nyblom)との共同キュレーションによる新たなアートプロジェクト「Paradise Lost」を発表します。11月5日(木)   金王八幡宮(東京・渋谷)で特別イベント、パフォーマンス&アーティスト・トーク『Paradise Lost』を開催いたします。
トークゲストに振付家の平原慎太郎氏を迎え、オペラ『浜辺のアインシュタイン』(2023年@神奈川県民ホール)での協働や、ミラ・エックがこれまで展開してきたプロジェクト「NOKIIMO_not a kimono」に見られる国を超えた異文化間のアートな共鳴について議論を深めます。さらに、近刊となるアーティストブック『Perspectives on Performance: Jord av Mylla』についても発表予定です。

■ プロジェクト『Paradise Lost』について
『Paradise Lost』は、リサーチに基づくアートプロジェクトです。バルト海に浮かぶ伝説的な島・フォーレ島(Fårö)でアーティストの家系に育った実体験と、長年にわたる日本との深い芸術的交流に着想を得ています。音楽にインスピレーションを受けたパフォーマンス、テキスタイル・スカルプチャー(布の彫刻)、ビジュアルアートを通じて、アイデンティティ、境界性(Liminality)、喪失を概念化するものです。

「Paradise Lostは、桜の花を、生と死、そして無常を表すややありふれた象徴としてとらえるところから始まります。ピンクの衣装は、巨大な花であると同時に、宇宙服のようなサバイバル・コスチュームでもあります。身体は守られながらもさらけ出され、変容していきます。“失われた楽園”とは固定された場所ではなく、揺らぎ、記憶され、思い描き直される帰属の状態であり、それをパフォーマンス、テキスタイル彫刻、視覚芸術を通して探求します。」 ー Mylla Ek

イベント概要
■ DESIGNART TOKYO 2026
【日程】2026年10月30日(金)   -11月8日(日)   
【開催エリア】銀座・東京・六本木・外苑前・表参道・原宿・代官山・池尻
【オフィシャルウェブサイト】https://www.designart.jp/designarttokyo2026/

■ パフォーマンス&アーティストトーク『PARADISE LOST』
【日程】2026年11月5日(木)   10:00 〜 12:00
【会場】金王八幡宮(東京・渋谷) https://maps.app.goo.gl/ocdHTYBCTppxujqu6
【出演】ミラ・エック(アーティスト)、ソフィア・ニブロム(キュレーター/ライター・批評家)、平原慎太郎(ゲスト/振付家)
【オフィシャルウェブサイト】http://www.jordavmylla.se
【主催】Swedish Style Japan
【支援】The ART Foundation

【プロフィール】
■ ミラ・エック(Mylla Ek)
スウェーデンのアーティスト兼舞台美術家であるミラ・エックは、1996年、伝説的な振付家ビルギット・クルベリとミハイル・バリシニコフによるソロ作品『クエスト(Quest)』に携わったことから、プロとしてのキャリアをスタートさせました。それ以来、ヨハン・インガー、マッツ・エック、大植真太郎、平原慎太郎、マーティン・シュレプファーといった振付家たちと協働し、30以上の作品で衣装や舞台美術を手がけてきました。
近年の主な衣装の仕事には、横浜・神奈川県民ホールで上演された平原慎太郎振付によるフィリップ・グラスのオペラ『浜辺のアインシュタイン』(2022年)、ノルウェー・オスロ国立劇場のために制作されたマッツ・エック振付『… Og Brahms』(2022年)、日生劇場(日本)での広崎うらん振付『ひなたと月の姫』(2021年)、ライン・ドイツ・オペラ(Deutsche Oper am Rhein)でのレムス・スチェアナ振付『交響詩(Symphonic Poem)』(2020年)、シュトゥットガルト・バレエ団でのヨハン・インガー振付『Atem-Beraubend』(2019年)などがあります。
また、在日スウェーデン大使館にて個展『Textile Art in Motion』(2018年)も開催しました。

ウィーン国立歌劇場でのハイドンのオラトリオ『四季(Die Jahreszeiten)』のダンス化(2022年)では、衣装とともに舞台美術を手がけ、同劇場でのデビューを果たしました。この作品には、彼女の情熱的な音楽性、自然への愛、そして伝統工芸に対する深い知識が反映されています。『四季』の舞台美術において、彼女は貝殻というミクロコスモスを着想源とし、真珠層の中で輝く、ひび割れた断片からなる回転する彫刻を創り出しました。本作における「四季」は一日という時間に凝縮されており、上演を通じて早朝から深夜へと移ろいゆく構成となっています。

ミラ・エック独自の芸術は、コンテンポラリー・ダンスの音楽性、彼女が育った場所であり、イングマール・ベルイマンが映画の中で描き出したフォーレ島(Fårö)の荒々しく力強い石の風景、そして日本的な美意識や書道に見られる様式化された優雅さといった要素から影響を受けています。芸術家やパフォーマーの家系に育ったミラ・エックは、幼い頃から芸術に親しむ環境にありました。父であり、著名なダンサーであるニクラス・エックが、ベジャール、キリアン、ナハリンといったダンス界の伝説的な人物たちとリハーサルを行う姿を間近で見ていたことは、彼女の芸術観を形作る大きな要因となりました。また、タペストリー・アーティストであり、初期のクルベリ・バレエ団で舞台美術も手がけた母からは、テクスチャーや色彩に対する感性を学び、それがテキスタイルや視覚芸術への情熱へとつながりました。

ミラ・エックは、1993年から2003年にかけて、アムステルダムのヘリット・リートフェルト・アカデミー(学士号取得)およびストックホルムのベックマン・スクール・オブ・デザインにて、テキスタイル・デザイン、芸術、舞台美術を学びました。卒業後は、オランダのネザーランド・ダンス・シアター(NDT)にて、スウェーデン出身の振付家ヨハン・インガーと協働し、『Dream Play』、『So Now Then』、『Out of Breath』、『Pneuma』、『Empty House』といった彼の初期作品の数々で舞台美術と衣装を担当しました。さらに、ヨハン・インガーの『Hurry Slowly』、『Phases』、『As if』の舞台美術と衣装を手がけたほか、クルベリ・バレエ団の『Home and Home』や『Within Now』の衣装、ストックホルムの王立スウェーデン歌劇場で上演された『Le Sa​​cre』の衣装なども制作しています。2000年からは、日本人振付家・大植真太郎が主宰する「C/Ompany」とのコラボレーションを通じて、ハーグのコルゾ・シアターやカダンス・フェスティバルをはじめ、ブリュッセルのシルク・ロワイヤル劇場、テルアビブのイスラエル・オペラ、ストックホルムのTHE SITE、埼玉県の彩の国さいたま芸術劇場、新国立劇場など、国内外の様々な劇場で数多くの衣装や舞台美術を手がけてきました。
2008年には、マッツ・エック振付の『Rättika』で舞台美術と衣装を担当しました(同作は2015年にデュッセルドルフのライン・ドイツ・オペラでも上演されています)。2010年には、ストックホルムにてマッツ・エックの作品『Den Andre』が上演され、アナ・ラグーナ、ミハイル・バリシニコフ、ニクラス・エックが出演する中、ミッラ・エックが衣装を担当しました。

彼女自身のプロジェクト「NOKIIMO_not a kimono」(「ノキモ_着物ではない」)は、着物をベースにしつつ日本の伝統と西洋のカジュアルなデザインを融合させたユニセックスな衣服です。これは2010年から2015年にかけての思索のプロセスから生まれたもので、日本各地や日本美術をテーマにした展覧会などで展示されました。

批評:
●『春の祭典(Rite of Spring)』(ヨハン・インガー振付、スウェーデン王立歌劇場)
「……ミラ・エックによる、魅力的で鮮やかな衣装と、知的な舞台美術……」(ダーゲンス・ニュヘテル紙、2015年2月23日   )
●『レッティカ(Rättika)』(マッツ・エック振付、スウェーデン王立歌劇場)
「……最高に素晴らしい……」「ミラ・エックの型破りな舞台美術……」(ダーゲンス・ニュヘテル紙、2008年11月9日   )
●『トリップ ― フェイズ(Tripp - Phases)』(ヨハン・インガー振付、スウェーデン王立歌劇場)
「ミラ・エックによる示唆に富んだ舞台美術は、黒、白、そしてスモーキーな灰色で構成された、印象的でシュールな情景(タブロー)となっている。そこでは、『人生の壁』が、まるで沈みゆく船のように傾いている。」(スヴェンスカ・ダーグブラデット紙、2003年10月5日   )
NoKiimo:www.nokiimo.com

■ ソフィア・ニブロム(Sofia Nyblom)
スウェーデンのライター、文芸・舞台芸術批評家、ラジオプロデューサー、編集者。本プロジェクト『Paradise Lost』の共同キュレーターであり、アーティストブック『Perspective on Performance: jord av mylla』(Arvinius & Orfeus、2027年刊)の著者。2023年からは、ロシアによるウクライナ侵攻という文脈において、文化、レジリエンス(回復力)、そして安全保障に関する研究を行っている。

■ 平原慎太郎
振付家、ダンサー。2022年にKAAT神奈川芸術劇場で上演された、フィリップ・グラス《浜辺のアインシュタイン》の4時間に及ぶ演出・振付を手がけ、衣装はMylla Ekが担当しました。1981年北海道生まれ。クラシックバレエ、HipHopのキャリアを経てコンテンポラリーダンスの専門家として活動。2013年よりダンスカンパニー「OrganWorks」を主宰し、創作活動を行う。国外では中国、韓国、スペイン、スコットランド、イタリアのアーティストと交流、振付提供を行っている。
OrganWorks:https://theorganworks.com/

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広報担当:堤広志
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NoKiimo:www.nokiimo.com
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