HER2陽性進行胃・食道接合部腺がんに対するエボルパセプト+トラスツズマブ+ラムシルマブ+パクリタキセル併用療法が有効な可能性
HER2陽性進行胃・食道接合部腺がんに対するエボルパセプト+トラスツズマブ+ラムシルマブ+パクリタキセル併用療法が有効な可能性 国立研究開発法人国立がん研究センターのプレスリリース
国立研究開発法人国立がん研究センターがPR TIMESで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

発表のポイント
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本研究は、HER2陽性切除不能または転移性胃・食道接合部腺がんに対し、CD47阻害薬エボルパセプト(evorpacept)をトラスツズマブ・ラムシルマブ・パクリタキセル(TRP療法)へ追加することの有効性・安全性を検討した国際共同無作為化第II相試験(ASPEN-06)です。
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奏効割合は、全患者集団で40.3%、新規生検によりHER2陽性が確認された患者では54.8%であり、対照群を上回る抗腫瘍効果が認められました。
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探索的バイオマーカー解析では、HER2発現が保持され、さらにCD47高発現を示す患者において最も高い治療効果が認められました。HER2保持CD47高発現群では奏効割合63.6%、無増悪生存期間中央値19.5か月、無増悪生存期間ハザード比0.38でした。
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一方、HER2発現保持が確認されない患者やCD47低発現患者ではエボルパセプト追加による明らかな上乗せ効果は認められませんでした。
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安全性は既知のトラスツズマブ・ラムシルマブ・パクリタキセル療法と概ね同様であり、新たな安全性上の懸念は認められませんでした。
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本研究は、CD47標的治療の可能性や、バイオマーカーに基づく患者選択の重要性を示唆する無作為化試験であり、2026年9月24日に科学雑誌「Nature Medicine」に掲載されました。
概要
国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:間野 博行、東京都中央区)東病院(病院長:土井 俊彦、千葉県柏市)消化管内科長 設楽 紘平らの研究グループは、HER2注1陽性切除不能または転移性胃・食道接合部腺がんに対する二次または三次治療として、CD47注2阻害薬エボルパセプト注3、トラスツズマブ、ラムシルマブおよびパクリタキセル併用療法の有効性・安全性を検証する国際共同第II/III相試験「ASPEN-06」の第II相部分を実施しました。127例をエボルパセプト併用群または対照群へ無作為に割り付け、主要評価項目である担当医評価による奏効割合を評価するとともに、安全性などを検討しました。
その結果、奏効割合は全患者集団で40.3%、新規生検でHER2陽性が確認された患者では54.8%でした。また長期フォローアップによるデータを用いた探索的解析では、HER2発現保持症例、特にHER2保持かつCD47高発現症例において著明な抗腫瘍効果が認められました。一方、HER2保持が認められない患者やCD47低発現患者では、エボルパセプト追加による明らかな上乗せ効果は認められませんでした。
本研究は、CD47阻害による抗体薬の効果増強や、バイオマーカー注4に基づく個別化治療の重要性が示唆された無作為化試験であり、その成果が評価され2026年9月24日に科学雑誌「Nature Medicine」に掲載されました。

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- 配信元
- 国立研究開発法人国立がん研究センター(Zero Press 掲載 8 本)
- 配信サイト
- PR TIMES
- カテゴリ
- 技術・開発
- 直近 7 日の配信
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