プレスリリースのよくある失敗。10のパターンと直し方
記事にならないリリースに共通する失敗を10種類に整理し、それぞれの直し方を具体例で示します。

記事にならないプレスリリースには、共通する失敗があります。ここでは10のパターンと、それぞれの直し方を示します。書き上げたら照らし合わせてみてください。
1. 事実の更新がない
「弊社は品質にこだわっています」「お客様第一で運営しています」——姿勢の表明だけでは記事になりません。
直し方: 「先週と比べて何が変わったのか」を一文で書けるか確認します。書けないなら、それはまだ発表する段階ではありません。
2. 主観だけで構成されている
「画期的」「革新的」「業界に革命を起こす」といった評価語が並び、検証できる事実がない状態です。
直し方: 評価語をすべて消し、残った文で意味が通るか見ます。何も残らなければ、事実を集め直します。「画期的」と思った根拠になっている具体的な数字を探してください。

3. 数字が1つもない
価格も日付も実績もないリリースは、記者が引用できる材料を持ちません。
直し方: 価格、提供開始日、対象人数、削減率、実績のどれかを入れます。何もなければ「従来はAだったものがBになる」という比較を作ります。
4. タイトルが長い、または内容が分からない
「株式会社○○が、この度、新しいサービスの提供を開始いたしましたのでお知らせいたします」——50字を超え、何のサービスか分かりません。
直し方: 30〜40字に収め、「何を」と「どうなるか」を入れます。「株式会社」「〜のお知らせ」「この度」を削るだけで10字以上減ります。
5. 画像がない
Web メディアは記事にアイキャッチを必要とします。使える画像がないというだけで見送られます。
直し方: 最低1枚、長辺1,200ピクセル以上の画像を用意します。商品写真、サービス画面、ロゴのいずれかで構いません。
6. 問い合わせ先が機能しない
取材したい記者が連絡できない、カスタマーサポートの窓口に埋もれる、担当者が不在——ここで機会を失います。
直し方: 報道関係者向けの連絡先を独立したブロックで書き、配信前に実際に電話とメールで疎通を確認します。
7. 「なぜ今なのか」に答えていない
記者が最初に考える問いに、リリースが答えていない状態です。
直し方: 季節、法改正、社会の動き、自社の節目のいずれかに接続します。本文の背景ブロックに一段落加えるだけで変わります。
8. 社内用語が残っている
社内のプロジェクト名、商品コード、略語がそのまま書かれていると、読み手は理解を諦めます。
直し方: 社外の人に読んでもらい、意味の分からない語を指摘してもらいます。社内では気づけない部分です。
9. 送り先と内容が合っていない
経済紙に消費者向けキャンペーンを、業界紙に一般向けの話題を送っている状態です。開封されなくなる原因にもなります。
直し方: 媒体ごとの読者を想像して送り分けます。全媒体に同じものを送るより、絞ったほうが結果が出ます。
10. 1本出して終わりにする
最も多い失敗かもしれません。1本目で反応がなく、そのまま止めてしまうケースです。
直し方: 記者は継続的に発信している会社を認識していきます。3本目、5本目で変化が出ることが普通です。1本の結果で判断しないでください。
事故になる失敗は別枠で
上の10とは別に、起きると実害が出るものがあります。配信前に必ず確認してください。
- 日付・価格の誤り(訂正すると信用に関わります)
- 情報解禁前の公開(提携先との関係に影響します)
- 画像の権利処理漏れ(メディアにも迷惑がかかります)
- 未公表情報の写り込み(スクリーンショットに注意)
配信前のチェックリストに20項目でまとめています。
失敗を減らすには本数が要る
矛盾するようですが、失敗を減らす一番の方法は本数を出すことです。書けば書くほど型が身につきます。1配信3万円だと試行の回数が確保できません。
Zero Press は配信料0円・回数無制限なので、まず出して反応を見る、という進め方ができます。公開後もマイページからいつでも編集・非公開にできるため、誤りに気づいたときも対処できます。
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