歩きやすい靴の選び方。足の負担を減らすサイズ合わせと形の見方
一日歩いた日の夕方に、足が痛くなる。特定の靴を履いた日だけ、かかとが擦れる。こうした経験から、靴選びに慎重になっている人は少なくありません。
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一日歩いた日の夕方に、足が痛くなる。特定の靴を履いた日だけ、かかとが擦れる。こうした経験から、靴選びに慎重になっている人は少なくありません。
痛みの出方は人によって違い、原因もさまざまです。この記事では、足の測り方、形で見るべき点、用途による選び分け、そして中敷きなどでの調整を整理します。なお、痛みが続く場合は自己判断で対処せず、医療機関に相談してください。
靴で足が痛くなるのはなぜか
理由の一つは、寸法が合っていないことです。小さすぎれば圧迫され、大きすぎれば中で足が動いて擦れます。どちらも痛みにつながります。
形が合っていない場合もあります。足の長さは合っていても、幅や甲の高さが違えば当たる場所が出てきます。つま先の形も、指の並び方によって相性があります。
履き方の影響もあります。かかとを合わせずに履くと、足が前に寄って指先が圧迫されます。留め具を緩めたまま履くのも同様です。
歩き方や、その日の状態も関わります。長時間立ち続けた日、いつもより歩いた日は、足の状態が変わります。
そして、こうした要因のどれが自分に当てはまるのかは、外から見ただけでは分かりません。痛みや変形が気になる場合は、医療機関で相談するのが確実です。この記事で扱うのは、あくまで靴を選ぶときの一般的な考え方です。
足の測り方(足長・足囲)
自分の数値を知ることが出発点です。
足の長さは、かかとの後端からいちばん長い指の先までを測ります。人によっては人差し指のほうが長いため、親指を基準にすると数値がずれます。
足の周囲は、親指の付け根と小指の付け根を通る、いちばん太い部分を一周した長さです。この数値によって、幅を示す記号が決まります。記号が増えるほど幅が広いことを表します。
長さが同じでも、周囲が違えば適した靴は変わります。幅の表記まで確認して選ぶことが重要です。
測る時間帯にも注意しましょう。足は一日の中で変化し、夕方に大きくなる傾向があります。長時間履く靴なら、その時間帯に合わせて測るという考え方もあります。
左右の差もよくあることです。大きいほうに合わせて、小さいほうを中敷きなどで調整するのが一般的です。
形状で見るポイント
数値のほかに、形も確認します。
つま先の形には、丸い形、先が細い形、四角い形があります。指の並び方によって、収まりのよい形は変わります。いちばん長い指が親指なのか人差し指なのかで、向いている形が変わってきます。
靴が曲がる位置も見ておきましょう。歩くときに足が曲がるのは指の付け根です。靴の曲がる位置がそこと合っていないと、動きを妨げます。手で軽く曲げてみると、どこで曲がるかが分かります。

かかとの部分の作りも重要です。しっかりした芯が入っていると、かかとが安定します。柔らかすぎると、歩くたびに動いて擦れる原因になります。
脱ぎ履きのしやすさも、日常では効いてきます。留め具の種類によって、着脱の手間は変わります。屋内で靴を脱ぐ機会が多い生活なら、この点は毎日のことになります。
底の厚みと硬さも見ておきましょう。薄い底は地面の感覚が伝わりやすく、厚い底は衝撃を分散する作りとされています。どちらがよいかは、歩く距離と路面によります。
用途別の選び方
使う場面によって、優先すべき条件は変わります。
通勤で履くなら、歩く距離と職場の基準の両方を考えます。片道の徒歩が長いなら、移動用と職場用を分けて、履き替え用を置いておくという方法もあります。
旅行では、長時間歩くことになります。履き慣れた靴を持っていくのが基本で、新しい靴を旅先で下ろすのは避けたほうが無難です。
立ち仕事では、同じ姿勢が続きます。足裏全体で体重を受ける作りのものや、底に厚みのあるものが選ばれる傾向があります。世界累計販売300万足突破!膝腰に驚くほどやさしいやわらかい履き心地の靴【Joya】
のような商品では、足裏の形に沿った中敷きや、丸みを帯びた底の形状といった設計の考え方が説明されています。
雨の日用も一足あると助かります。水が染みにくい素材を使った商品や、滑りにくい底の商品があります。ただし、表示された性能の範囲を超えた期待はしないほうがよいでしょう。濡れたあとは、しっかり乾かしてから次に履いてください。
インソールと靴下で調整する
微調整の手段も知っておくと役立ちます。
中敷きは、内部の空間を調整する道具です。少し大きい靴に厚みのある中敷きを入れれば、余裕を減らせます。逆に、薄いものに替えれば空間が増えます。
土踏まずの部分を支える形の中敷きもあります。合うかどうかは足の形によるため、実際に入れて歩いてみるのが確実です。合わない形のものを使うと、かえって当たる場所が増えることもあります。
ただし、中敷きを入れると内部の空間そのものが変わります。指先の余裕がなくなっていないか、履いて確認してください。
靴下の厚みでも調整できます。薄手と厚手では、履いた感覚がはっきり変わります。試し履きのときは、実際に履く予定の靴下で確認しましょう。
かかとが擦れる場合は、その部分に貼る保護材を使う方法もあります。ただし、根本的には寸法や形が合っていない可能性があるため、繰り返すようなら靴そのものを見直してください。
留め具の締め方でも変わります。靴ひものある靴なら、履くたびに締め直すことで足の位置が安定します。面倒でも、この一手間が擦れや痛みを減らします。かかとを地面に軽く打ち付けて後ろに寄せてから締めると、足が正しい位置に収まります。
新しい靴を下ろす日も考えておきましょう。長時間歩く予定のある日に初めて履くと、合わなかったときに逃げ場がありません。まず短い時間から履いて、当たる場所がないかを確かめてください。
なお、履いているうちに馴染むという言い方がありますが、素材によって変化の度合いは違います。革であれば多少は形が変わりますが、合成素材は大きく変わらないこともあります。買う時点で当たりが強いものを、馴染むことを期待して選ぶのは避けたほうが無難です。
取り扱いブランドの特徴
購入先によって、扱う商品の考え方が違います。
健康を意識した商品開発を掲げるメーカーがあります。年齢や用途に応じた複数の系統を展開しており、仕事用から子ども向けまで幅広く扱っていると案内されています。
海外発の設計を取り入れたブランドもあります。歩行時の負担を分散する構造を掲げており、立ち仕事や長時間の外出を想定した商品を展開していると説明されています。
日本の伝統的な履物の機能に着目したブランドもあります。硬い路面を歩く現代の生活に合わせて再設計したという考え方で、足裏の形に沿った中敷きが特徴として挙げられています。

手を使わずに履ける仕組みを備えたブランドもあります。手を使わずに脱ぎ履きできる!次世代ハンズフリーシューズ【KIZIK(キジック)】
のような商品では、踏み込むだけでかかとの部分が戻る構造が案内されており、脱ぎ履きの頻度が高い生活に向いています。
いずれの説明も、メーカーが掲げる設計の考え方です。実際にどう感じるかは個人差があるため、可能なら試し履きをして確かめてください。
価格や在庫の状況は変わるため、注文前に販売元のページで最新の情報を確認してください。
よくある質問
足の変形が気になります。医療の領域です。医療機関で相談してください。靴の選び方についても助言を受けられることがあります。
左右で寸法が違います。大きいほうに合わせ、小さいほうを中敷きや靴下で調整するのが一般的です。
通販で寸法が不安なときはどうしますか。返品や交換の条件を先に確認してください。屋内で試した段階なら対応している店もあります。
かかとが擦れます。寸法か形が合っていない可能性があります。保護材で応急的に対処しつつ、靴を見直してください。
新しい靴はいつ下ろせばよいですか。長時間歩く予定のない日に、まず短時間から履くのが無難です。
幅広の足はどう選びますか。幅の表記が複数ある商品を探してください。記号が増えるほど幅が広くなります。長さを大きくして幅を確保しようとすると、指先が余って中で足が動きます。
同じ表記なら別のブランドでも同じですか。木型が違うため、同じ数字でも履いた感覚は変わります。ブランドごとに確かめる必要があります。
何足くらい必要ですか。用途によります。毎日同じ靴を履くより、交互に使うほうが内部が乾き、状態も保たれます。
手入れはどうしますか。汚れを落として乾かすのが基本です。中に新聞紙を詰めて陰干しすると、湿気が抜けやすくなります。
まとめ
歩く靴は、実測・形状・用途という三点で選ぶと合わせやすくなります。長さと周囲を測って数値を把握し、つま先の形や曲がる位置を確認し、使う場面から条件を決める。この順番なら、当たる靴を買う可能性は減ります。
痛みや変形が気になる場合は、医療機関に相談してください。走る用途の靴については https://zero-press.net/columns/running-shoes-erabikata に、通販での選び方は https://zero-press.net/columns/ladies-shoes-tsuhan にまとめています。





