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店舗の予約とネットの見え方。仕組みを整える順番

施術中に電話が鳴る。手を止めて出ると、営業時間の問い合わせだった。そのあいだに、予約を取ろうとしていた人が別の店に流れる。小さな店では日常的に起きていることです。

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施術中に電話が鳴る。手を止めて出ると、営業時間の問い合わせだった。そのあいだに、予約を取ろうとしていた人が別の店に流れる。小さな店では日常的に起きていることです。

集客を考える前に、受け口を整えるほうが先です。人を集めても、予約が取れなければ意味がありません。

この記事では、手をつける順番、ネットで予約を受ける形、予約システムの選び方、地図と検索での見え方、常連との接点、そして数えて調整する方法を整理します。

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手をつける順番を間違えない

やることは多く見えますが、順番があります。

まず、予約の受け口です。営業時間外でも受け付けられる状態にする。ここが整っていないと、広告で人を集めても取りこぼします。

次に、店舗の情報です。営業時間、場所、電話番号、写真、扱っているもの。地図の検索結果に出る情報が古いままだと、来られるはずの人が来ません。

その次に、来た人が戻る仕組みです。新しい人を集めるより、一度来た人にもう一度来てもらうほうが、費用も手間も小さくて済みます。

広告を出すのは、この3つが整ってからです。順番を逆にすると、費用をかけた分だけ取りこぼしが増えます。

自分の店を客の立場で見てみてください。地図で検索して、営業時間を確かめて、予約を取る。この流れが詰まりなく進むかどうかが、すべての出発点です。

携帯の画面で確かめるのが大事です。多くの人は移動中や休憩中に探します。文字が小さい、電話番号が押せない、予約の入口が見つからない。こうした詰まりは、携帯で見ないと気づきません。

予約をネットで受ける

電話だけで受けている店は、まずここから変えられます。

営業時間外の受付ができるようになります。仕事帰りや就寝前に予約を取る人は多く、その時間帯の取りこぼしがなくなります。

作業を中断されることも減ります。施術中、調理中に電話が鳴らなくなるだけで、1日の疲れ方が変わります。

変更とキャンセルの扱いも決めます。何時間前まで無料か、当日のキャンセルはどうするか。ルールを画面に表示しておけば、電話でのやり取りが減ります。

電話をやめる必要はありません。年配の常連客は電話のほうが確実です。両方を受けつつ、記録を1か所にまとめるのが現実的な形です。二重に予約が入る事故を防ぐため、電話で受けた分もその場で登録する運用にしてください。

EDISONE(Web予約システムの登録)のように予約と一緒にスタッフのシフトや顧客の記録まで扱えるものもあります。予約だけの道具にするか、店舗の管理まで含めるかで選ぶ範囲が変わります。

カウンターに置かれたタブレット

予約システムを選ぶ視点

道具を選ぶときは、5つを見ます。

料金の形です。月額なのか、予約1件ごとなのか、無料の範囲があるのか。予約の件数によって、有利な形が変わります。

決済の有無も考えます。事前の決済ができると、無断のキャンセルが減ります。一方で、決済の手数料がかかります。

スタッフごとの管理が必要かも確認します。担当が決まっている業種では、誰の枠が空いているかを表示できる仕組みが要ります。

通知の方法も見ます。予約が入ったとき、変更があったとき、前日の確認の連絡。どこにどう届くかで、対応の速さが変わります。

既存の台帳との併用も考えます。紙の予約表を急にやめると現場が混乱します。しばらく両方を使う前提で、移行の手順を決めてください。

無料で試せる期間があるかも確認します。実際の予約を数件通してみると、使い勝手の差がはっきりします。画面の分かりやすさは、スタッフの定着に直結します。

地図と検索での見え方

費用をかけずにできる範囲が、思ったより広い領域です。

まず、店舗の情報を登録します。名称、住所、電話番号、営業時間、業種。地図の検索結果に出る情報は、自分で管理できます。

営業時間の更新は、こまめに行います。臨時休業、年末年始、時短。実際と違う情報が出ていると、来た人を無駄足にさせます。

写真も効きます。外観、店内、扱っている商品や施術の様子。暗い写真1枚だけの状態と、明るい写真が数枚ある状態では、選ばれ方が変わります。

入口の写真は特に効きます。初めて来る人にとって、たどり着けるかどうかは不安の種です。道からどう見えるかを撮っておくと、迷う人が減ります。

口コミへの返信も、できる範囲で行います。良い内容にも、厳しい内容にも。返信の姿勢は、他の人が読んでいます。なお、評価を自作したり金銭で依頼したりする行為は規約に反する場合があり、信頼も失います。

地図や各種の媒体への情報配信をまとめて支援するサービスもあります。自分で手が回らない場合の選択肢になりますが、仕様は変わるため、何をどこまでやってもらえるかを確認してください。上位に出ることを約束する説明には慎重になってください。

最近は、対話型のサービスや音声での検索から店を探す人もいます。基本の情報を正確に登録しておくことが、どの経路にも効いてきます。

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常連との接点をつくる

新しい人を集めるより、来た人に戻ってもらうほうが費用は小さくて済みます。

次回の予約をその場で取ってもらうのが、最も確実な方法です。会計のときに一言添えるだけで、再来の率は変わります。

連絡の手段も用意します。メッセージでの案内、アプリ、はがき。押しつけにならない頻度で、季節の案内や空き枠の連絡を送ります。

月額9,800円(税込)であなたのお店の公式アプリを作りませんか?店舗アプリ作成・運用サービス「apricot」のように店舗ごとのアプリを作れるサービスもあり、クーポンやスタンプの機能を持つものもあります。月額の水準と、使いこなせる体制があるかで判断してください。

来店の記録も残します。前回いつ来て、何を選んだか。次に来たときの会話が変わり、提案もしやすくなります。

記録は短くて構いません。日付と、選んだもの、ひとこと。書く手間が大きいと続きません。

やりすぎには注意します。頻繁な連絡は、離れる理由になります。月に1回か2回を上限にする店が多いようです。

連絡先を集めるときは、目的と使い方を伝えます。何のために登録してもらうのか、どのくらいの頻度で送るのか、やめたいときはどうするのか。ここを明示しておくと、後の苦情が減ります。

個人情報の扱いも決めておきます。誰が見られるのか、どこに保管するのか、退職した従業員のアクセスをどう止めるのか。小さな店でも、決めておく価値があります。

店主と客が会話している様子

数えて調整する

仕組みを入れたら、月に一度は数えます。

予約の経路別の件数です。電話、ネット、当日の来店。どこから何件来ているかが分かると、次に手を入れる場所が決まります。

キャンセルの率も見ます。多い時間帯や曜日があるなら、前日の連絡や事前の決済で減らせる可能性があります。天候の影響を受ける業種では、その記録も合わせて残しておきます。

電話の本数も数えます。減っているなら、受け口の整備が効いています。減っていないなら、電話でしか受けられない要件が残っているということです。

再来の率も見ておきます。一度来た人のうち、何割が2回目に来ているか。ここが低い場合、集客より接客や商品の見直しが先です。

予約の取りやすさも点検します。空いている枠が少なすぎないか、逆に空きすぎていないか。時間帯ごとの埋まり方を見ると、営業時間そのものを見直す材料になります。

数字を見る習慣がつくと、何にお金をかけるべきかが判断できます。逆に、数えないまま広告を出すと、効いているかどうかが分からないまま費用だけが出ていきます。

よくある質問

電話は残したほうがよいですか

残すほうが無難です。年配の客や急ぎの用件は電話が確実です。両方を受けつつ、記録は1か所にまとめてください。

費用はどのくらいですか

月額の形が一般的で、機能によって幅があります。予約の件数から計算して、公式サイトで確認してください。

口コミは消せますか

原則として、掲載する側の判断になります。規約に反する内容であれば申し立てができる場合があります。操作や自作自演は避けてください。

スタッフが覚えられるか不安です

紙と併用しながら、少しずつ移す方法があります。操作の手順を1枚にまとめて貼っておくと定着が早まります。

繁忙期だけ使えますか

契約の形によります。月ごとに変更できるかを、申し込みの前に確認してください。

予約が増えると対応できません

枠の数と受付の時間を制限できます。処理できる件数に合わせて設定し、無理のない範囲で公開してください。

効果はいつ出ますか

受け口の整備は比較的早く表れます。地図や検索での見え方は時間がかかるため、数か月の記録で判断してください。

まとめ

店舗の仕組みを整える要点は3つです。

広告より先に、予約の受け口と店舗情報を整えること。地図と検索に出る情報を最新に保つこと。そして、経路別に数えて調整すること。

問い合わせ対応そのものを仕組みにする方法は https://zero-press.net/columns/toiawase-taiou-shikumi に、ネットで商品を売る場合の始め方は https://zero-press.net/columns/netshop-hajimekata にまとめました。受け口が整ってから、集める話に進んでください。

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