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そろばんと計算の学び方。教室・アプリ・タブレット教材の違い

計算を得意にしてほしい。そう思って調べ始めると、そろばんの教室、暗算のアプリ、算数のタブレット教材と、まったく違う形が並んで出てきます。

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計算を得意にしてほしい。そう思って調べ始めると、そろばんの教室、暗算のアプリ、算数のタブレット教材と、まったく違う形が並んで出てきます。

どれも「計算の力がつく」と書かれていますが、育つ力も、進め方も、家庭にかかる手間も違います。名前で選ぶより、仕組みの違いから見ていくほうが決めやすくなります。

この記事では、学び方の分かれ方、それぞれの進み方、家庭の側で先に決めておくこと、そして体験のときに見る場所を整理します。

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計算の学び方はひとつではない

大きく三つに分けて考えると整理できます。

一つ目は、講師に教わる形です。画面越しであっても、人が見て、指使いや姿勢から直していきます。級や段のような目安が用意されていることが多く、進み具合が見えます。

二つ目は、アプリで暗算を身につける形です。道具を使わず、画面の上で数を動かします。ゲームのような進み方をするものもあり、机に向かう習慣がまだない年齢でも入りやすいことがあります。

三つ目は、タブレットの教材で単元を進める形です。こちらは暗算そのものより、算数の内容を順に進めることが目的になります。理解度に応じて出題が変わる仕組みを持つものもあります。

同じ「計算」でも、目指しているものが違います。速く正確に計算できるようにしたいのか、算数の内容の理解を進めたいのか。ここが決まると候補は絞れます。

そして、どの形にも合わない子はいます。合わなかったときに別の形へ移す前提で考えておくと、選ぶ段階の気負いが減ります。

子どものオンラインの習い事全般については、https://zero-press.net/columns/kodomo-online-naraigoto でも整理しています。

教わる形の進み方

講師に教わる形は、始めやすさと続けやすさのバランスが取れています。

最初は指の使い方から入ります。ここを自己流で覚えると、あとで速さが頭打ちになると言われます。人が見ている環境の利点は、この初期の癖を早く直せることです。

級や段という区切りがあるのも特徴です。次の目標が具体的なので、子ども自身が進み具合を実感しやすくなります。

自宅で受けられる形も広がりました。いしど式オンライン(オンラインそろばん教室)は、全国に教室を展開する指導法をもとに、自宅で受けられるオンラインのレッスンを提供しています。講師は珠算の連盟の教師資格を持ち、資格を取ったあとも定期的な研修を受けているとされています。少人数での指導という形をとっており、無料の体験レッスンから申し込めます。対象の年齢や受講の条件は公式サイトで確認してください。

送り迎えが要らないことは、続ける上で大きな要素です。習い事が続かない理由の上位に、通うことそのものの負担があります。

一方で、決まった時間に画面の前に座る必要があります。夕方の時間帯が埋まっている家庭では、そこが調整の対象になります。

木のテーブルに置かれたそろばん

道具の準備も要ります。そろばん本体のほか、画面に手元が映るような置き方の工夫が必要になることもあります。開始の前に、机の高さと明るさを一度整えておいてください。

アプリで暗算を身につける形

道具を持たずに、画面の上で数の並びを扱う形もあります。

そろばんの仕組みを画面に置き換えて、そろばん式の暗算を身につけることを目的にしたものです。実際にそろばんを習うわけではないため、珠を弾く技術そのものは身につきません。ここは誤解しやすい点なので、始める前に確認してください。

利点は、道具の準備が要らないことと、取り組む時間を細かく分けられることです。5分だけ、寝る前に少しだけという使い方ができます。

つまずいた問題を記録して、優先的に出題する仕組みを持つものもあります。同じところで止まり続けることが減ります。

端末の条件がある点には注意が必要です。決められた種類のタブレットが必要で、携帯電話の画面では使えないものもあります。通信の環境も要ります。

タブレット教材で単元を進める形

三つ目は、算数そのものを進める教材です。

学習の記録を分析して、理解度に合った問題を出す仕組みを持つものがあります。学年で区切らず、進める子は先に進める形をとっているものもあります。

つまずいた箇所に対して、解説の動画や個別の連絡でフォローする仕組みを用意している場合もあります。タブレット学習+東大生らの個別フォローで一人一人にぴったりの学びを【RISU】は算数に特化したタブレット型の通信教育で、学習のデータをもとに一人ひとりに合わせて教材が変わる仕組みを持つとされています。未就学の年齢から小学生までを対象としており、お試しの体験から申し込める形です。対象の年齢や費用は公式サイトで確認してください。

この形は、机に向かう習慣がすでにある子と相性が良い傾向があります。逆に、まだ座っていられない年齢では、保護者の付き添いが前提になります。

進み方が速いことが必ずしも良いとは限りません。先に進むことが目的になると、理解が薄いまま通り過ぎることがあります。定期的に前の単元へ戻る時間を作ってください。

テーブルの上のタブレットとノート

紙とあわせて使う方法もあります。画面で解いた内容を、あとからノートに書き出す。手を動かす工程を残しておくと、記述で答える形式に移るときに戸惑いが減ります。

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家庭の側で決めておくこと

どの形を選ぶにしても、家庭の側で先に決めておくことがあります。

一つ目は取り組む時間帯です。夕食の前か後か、朝にするか。毎回違う時間だと、習慣になりません。

二つ目は、保護者がどこまで付き添うかです。低い年齢では、機器の操作や声かけで大人の手が要ります。共働きの家庭なら、どちらがどの曜日を見るかまで決めておくと揉めません。

三つ目は、続かなくなったときの扱いです。嫌がる時期はほぼ必ず来ます。そのときに即座にやめるのか、頻度を落とすのか、休むのか。決めておくと、その場の勢いで判断せずに済みます。

四つ目は、費用の上限です。月額のほかに、教材費や端末の費用がかかる場合があります。総額でいくらまでかを先に決めておいてください。

きょうだいで使えるかどうかも確認しておくと、費用の見え方が変わります。一つの契約で複数人が使える形と、一人ずつ契約する形があります。

もう一つ、成果をどう扱うかも決めておいてください。級が上がった、問題が解けた。そのたびに反応が大きすぎると、進まない時期に子どもが苦しくなります。取り組んだこと自体を見るくらいが、長く続きます。

そして、他の子と比べないことです。同じ月に始めても進み方は違います。比べる相手は、先月の本人だけで十分です。

体験で見るところ

多くのサービスに体験の仕組みがあります。ここで見る場所は決まっています。

まず、子どもの反応です。楽しそうにしているか、途中で飽きているか。言葉での感想より、表情と姿勢のほうが正直です。

次に、相性です。講師がつく形なら話し方や間の取り方を、画面の教材なら操作のしやすさと音の出方を見ます。

そして、費用の総額と解約の条件です。いつまでに申し出れば止められるのか、端末を返す必要があるのか。始める前に確認しておけば、やめるときに困りません。

一つだけ体験して決めないでください。二つか三つ受けてみると、比べる基準が自分の中にできます。

体験のあと、その場で契約を求められることがあります。持ち帰って考えたいと伝えて構いません。急かされる場面では、いったん止まるのが安全です。

知育のおもちゃなど、机に向かう前の段階から数に触れる方法もあります。選び方はhttps://zero-press.net/columns/chiiku-omocha-erabikata で扱っています。

よくある質問

何歳から始められますか

サービスによって対象の年齢が違います。未就学の年齢から受け入れているものもあれば、小学生からのものもあります。案内で確認してください。

端末は用意する必要がありますか

形によります。決められた種類のタブレットが必要なものもあれば、パソコンで受けられるものもあります。手元の機器で使えるかを先に確認してください。

費用はどのくらいかかりますか

月額のほかに、入会金や教材費、端末の費用がかかる場合があります。総額と、いつまで続けたら何がかかるのかを確認してください。

続かなかったらどうすればよいですか

頻度を落とす、しばらく休む、形を変える。やめる以外の選択肢を先に用意しておくと、判断が楽になります。

学校の勉強とどう違いますか

計算の速さを鍛える形と、算数の単元を進める形では目的が違います。学校の内容の補いを期待するなら、後者のほうが近くなります。

きょうだいで一緒に使えますか

契約の単位によります。一人ずつ契約が必要なものもあるため、確認してから申し込んでください。

保護者が付き添う必要はありますか

年齢と形によります。低い年齢ほど、機器の準備や声かけで大人の手が要ります。付き添える時間があるかどうかも、選ぶ材料に入れてください。

まとめ

三点にまとめます。

一つ目は、学び方の違いを知ること。人に教わる形、暗算を身につける形、単元を進める形。目指すものが違います。

二つ目は、家庭の条件を先に決めること。時間帯、付き添い、費用の上限、続かなくなったときの扱い。この四つが決まっていれば、迷いは減ります。

三つ目は、体験で相性を見ること。子どもの反応と、解約の条件。この二つを確かめてから決めてください。

計算の力は、短い期間で見えるものではありません。数か月単位で見る前提を持っておくと、続けやすくなります。

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