知育玩具の選び方。年齢に合わせた遊びと選ぶときの視点
おもちゃ売り場に立つと、選択肢の多さに手が止まります。年齢の表示はあるものの、その子に合うかどうかは別の話です。買っても数日で見向きもされなくなることもあれば、思わぬ物を気に入って何年も使うこともあります。
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おもちゃ売り場に立つと、選択肢の多さに手が止まります。年齢の表示はあるものの、その子に合うかどうかは別の話です。買っても数日で見向きもされなくなることもあれば、思わぬ物を気に入って何年も使うこともあります。
この記事では、対象年齢の表示が何を意味するのかを整理したうえで、素材による違い、遊びが広がる物の選び方、そして電子機器を持たせるときの考え方までをまとめます。
おもちゃ選びで迷うところ
つまずく点は、だいたい共通しています。
ひとつめが、年齢の表示です。表示に合わせて買ったのに反応が薄い、あるいは表示より小さい年齢でも遊べている。表示と実際が一致しないことがあります。
ふたつめが、飽きる速さです。買ったときは熱中していたのに、しばらくすると触らなくなる。物によって差が出ます。
みっつめが、増えていくことです。誕生日、季節の行事、来客からの贈り物。意図せず増えていき、置き場所が足りなくなります。
よっつめが、安全に関する不安です。小さな部品はないか、口に入れても大丈夫か、角で怪我をしないか。
いつつめが、価格の幅です。同じような見た目でも、価格には大きな差があります。何が違うのかが分かりにくいのが実情です。
これらは、選ぶ基準を決めておくことである程度整理できます。以下では、その基準になる観点を見ていきます。
もうひとつ、前提として押さえておきたいことがあります。おもちゃで遊ぶことを、成果に結びつけて考えないほうがよい、という点です。遊びは本来それ自体が目的であり、何かができるようになるための手段ではありません。この前提を置いておくと、選ぶときの力の入り方が変わります。買った物を使わなかったとしても、それは失敗ではありません。
対象年齢表示の意味
まず押さえておきたいのが、対象年齢は安全のための目安だという点です。
この表示は、その年齢になれば遊べるという発達の保証ではありません。部品の大きさ、想定される力のかけ方、口に入れる可能性。こうした安全に関わる条件をもとに設定されています。
したがって、表示より下の年齢の子に与えるのは避けてください。とくに小さな部品を含む物では、口に入る大きさかどうかが判断の分かれ目になります。
一方、表示の年齢に達したからといって、その子が興味を持つとは限りません。関心の向く先には個人差が大きく、同じ月齢でも遊び方はまったく違います。
発達の速さについても同じことがいえます。周囲と比べて早い遅いを気にするより、その子が今おもしろがっている物を見るほうが選びやすくなります。
安全に関する試験や基準について記載している製品もあります。国内の玩具に関する安全基準の試験、あるいはそれに準じた試験を通過していることや、社内でも品質の管理を行っていることを説明しているブランドがあります。
素材とつくりの違い
素材によって、手触りも耐久性も手入れの方法も変わります。
木を使った製品は、重さと質感が特徴です。落としたときの音や、握ったときの感触が樹脂の製品とは異なります。丈夫で長く使える一方、水に濡れたままにすると傷みます。
樹脂の製品は、軽く、色や形の自由度が高いのが特徴です。洗いやすい物も多くあります。
布を使った製品は、当たりが柔らかく、小さな子でも扱いやすい形です。洗濯できるかどうかを確認してください。
つくりの面では、細部の処理を見てください。角が丸められているか、塗装が剥がれにくいか、部品が外れにくいか。磁石を使った製品では、埋め込まれていて露出していない設計かどうかが確認の要点になります。
木のおままごと ウッディプッディ
では、木を使ったままごとや知育の玩具を扱うブランドが案内されています。磁石が露出しない設計であること、断面の作り込みにこだわっていることが説明されています。祖父母からの贈り物として選ばれることが多いとも案内されています。
環境への負荷という観点から、木の製品が見直されているという説明もあります。何を基準に選ぶかは家庭ごとに異なりますが、判断の材料のひとつにはなります。
遊びの広がりで選ぶ
長く使われる物には、共通する特徴があります。
ひとつが、遊び方が固定されていないことです。積む、並べる、見立てる。決まった正解のない物ほど、年齢が上がっても使われ続けます。

ふたつめが、大人が一緒に遊べることです。誰かとやりとりが生まれる物は、遊びの時間が長くなります。ままごとや、役になりきる遊びがこれに当たります。
みっつめが、他の物と組み合わせられることです。買い足して広げられる形式なら、飽きたときに新しい要素を足せます。
反対に、動きや音が最初から決まっている物は、驚きが一度で終わりやすい傾向があります。もちろん、それが悪いわけではありません。短い期間でも夢中になれば、その時間には意味があります。
人形や、人形に着せる物も、遊びが広がりやすい分野です。心が和む題材の雑貨と合わせて展開しているブランドもあります。
数を増やすより、いま関心のある方向に沿った物を一つ足すほうが、遊ばれる可能性は高くなります。
置き方も遊ばれるかどうかに関わります。箱に詰め込まれた状態では、何があるのかが見えません。見える場所に並べておくだけで、手に取られる回数が変わります。すべてを出しておく必要はなく、一部を入れ替える形にすると、限られた場所でも回せます。
キッズ向け電子機器を持たせるとき
年齢が上がると、機器を持たせるかどうかという話が出てきます。
子ども向けに設計された機器があります。腕に着ける形式の端末では、位置の情報を確認できる機能や、連絡を取る機能が備わっています。習い事や外での遊びの時間に連絡手段がほしい、という場面を想定した製品です。写真を撮る機器もあり、その場で印刷できる製品もあると案内されています。
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では、子ども向けの機器を専門に扱うメーカーが案内されています。腕に着ける端末や写真を撮る機器を、多くの国で販売していることが説明されています。
持たせる前に決めておきたいのが、使い方の約束です。使う時間帯、使ってよい場面、連絡してよい相手。あいまいなまま渡すと、後から制限するのが難しくなります。
設定の確認も欠かせません。位置の情報を誰が見られるのか、通信の相手をどこまで制限できるのか。保護者の側で管理できる範囲を把握しておいてください。
学校や園によっては、持ち込みに関する決まりがあります。事前に案内を確認してください。
そして、機器があれば安全が確保されるわけではありません。あくまで補助的な手段として位置づけ、行き先や帰る時間を伝え合う習慣と合わせて使ってください。
購入先を選ぶときの確認事項
買う場所を選ぶときの観点をまとめます。
まず、対象年齢と部品に関する記載です。商品のページに書かれていれば、買う前に判断できます。
次に、安全に関する試験や基準についての説明があるかどうかです。

三つめが、部品を単体で購入できるかです。一部が壊れても補充できれば、長く使えます。
四つめが、贈り物への対応です。包装や、贈り先へ直接届ける仕組みに対応している店があります。祖父母から贈る場合には便利な仕組みです。
五つめが、返品や交換の条件です。開封後の扱いは店によって異なります。
価格やキャンペーンの内容は変わります。注文する前に、それぞれの公式サイトで最新の内容を確認してください。
よくある質問
増えすぎたおもちゃはどうしますか。使う物と使わない物に分け、一部を見えない場所にしまう方法があります。しばらく経ってから出すと、新鮮に遊ぶことがあります。
譲り受けた物を使ってよいですか。状態と対象年齢を確認してください。部品の欠けや破損がないかを見てから使いましょう。
手入れはどうしますか。素材によります。木の製品は水に濡れたままにしない、布の製品は洗濯の表示に従うのが基本です。
贈り物が重ならないようにするには。事前に希望を伝え合うのがいちばん確実です。消耗する物を選ぶという方法もあります。
高い物と安い物は何が違いますか。素材、加工の丁寧さ、安全に関する試験の有無などが挙げられます。価格だけでは判断できません。
年齢より上の物を与えてよいですか。安全のための表示なので、下回る年齢に与えるのは避けてください。
機器はいつから持たせますか。家庭の事情と、学校や園の決まりによります。使い方の約束を先に決めてください。
片付けが続きません。しまう場所を決め、子どもが自分で戻せる高さにすると続きやすくなります。
まとめ
選ぶときの軸は、対象年齢の表示、素材とつくり、そして遊びの広がりの三点です。
対象年齢は安全のための目安であり、発達を保証するものではありません。関心の向く先には個人差があるため、周囲と比べる必要はありません。小さな部品を含む物では、口に入る大きさかどうかを確認してください。子ども用品全般の選び方は https://zero-press.net/columns/kosodate-baby-youhin に、出かけ先の選び方は https://zero-press.net/columns/kodomo-odekake-shisetsu にまとめています。





