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学生向けの無料IT学習プログラム。参加する前に確認しておくこと

大学の三年生あたりになると、無料で参加できるIT分野の学習プログラムやインターンシップの案内を目にする機会が増えます。費用がかからないなら参加してみたい。でも、なぜ無料なのかが分からないと踏み出しにくい。そう感じている人は多いはずです。

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大学の三年生あたりになると、無料で参加できるIT分野の学習プログラムやインターンシップの案内を目にする機会が増えます。費用がかからないなら参加してみたい。でも、なぜ無料なのかが分からないと踏み出しにくい。そう感じている人は多いはずです。

この記事では、こうしたプログラムがどういう仕組みで成り立っているのかを整理し、参加を決める前に確認しておきたい項目をまとめます。学業との両立と、登録した情報の扱いについても触れます。

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無料で学べる仕組みはなぜあるか

学生向けの学習プログラムが費用をとらない場合、その費用はどこかで賄われています。仕組みを知っておくと、参加するときの心構えが変わります。

多いのは、企業が採用活動や広報の一環として提供している場合です。学生と早い段階で接点を持ちたい企業が費用を負担し、運営側は学習の場を提供する。参加した学生の中から自社に関心を持つ人が出れば、企業にとっては採用につながります。

人材紹介の事業と組み合わせている場合もあります。学習の修了後に就職の相談や企業の紹介まで行い、採用が決まった段階で企業側から手数料を受け取る形です。この場合、学生の側が費用を負担しないという説明になります。

大学の授業と連携している場合もあります。一部の大学では単位として認められることがあると案内しているプログラムもあり、その場合は在籍している大学の扱いを確認する必要があります。

どの形であっても、無料であること自体が問題なわけではありません。ただ、参加したあとにどういう案内が来るのかは、仕組みから予想がつきます。就職の相談や企業の紹介が続く形なら、それを踏まえて参加すればよいだけです。

理由を断定できない場合もあります。案内に書かれていなければ、説明会で聞いてみてください。答えられない相手なら、それも判断の材料になります。

念のために言い添えると、費用がかからないこと自体を疑ってかかる必要はありません。学生と接点を持ちたい企業と、学ぶ機会がほしい学生の利害が噛み合っているだけです。確認しておきたいのは、その先で自分の情報や時間がどう使われるかという点だけです。

参加前に確認すること

申し込む前に見ておく項目を挙げます。どれも案内か説明会で確認できます。

期間と拘束時間を確認してください。数週間で終わるものもあれば、もっと長いものもあります。一日あたりどのくらいの作業を想定しているのかも聞いておきます。一日一時間ほどの作業量を目安として示しているプログラムもあり、コースによって期間が二週間と四週間に分かれている例もあります。

オンラインか対面かも確認します。オンラインなら住んでいる場所を問わず参加できますが、決まった時間に集まる形なのか、自分のペースで進める形なのかで負担が変わります。

途中で辞退できるかどうかは、先に聞いておくべき項目です。学業や体調の都合で続けられなくなったときにどうするか。手続きの方法と、辞退した場合に何か不利益があるのかを確認してください。

費用が発生する場面がないかも見ておきます。受講そのものが無料でも、学習に使うパソコンは自分で用意する前提になっていることがあります。手持ちの機材で足りるかどうかを確認しておいてください。

学業との両立

学生の本分は学業です。プログラムのために単位を落としては本末転倒になります。

試験期間や研究の予定と重ならないかを、申し込む前にカレンダーで突き合わせてください。期間の途中に試験が入る場合、その週の作業をどう扱うのかを聞いておきます。

必要な時間を具体的に見積もってください。一日一時間という説明があっても、慣れるまでは倍かかることがあります。余裕のある時期に始めるほうが、途中で詰まりにくくなります。

研究室の予定やアルバイトとの兼ね合いも見ておきます。すでに埋まっている予定に無理に押し込むと、どちらも中途半端になります。

学習と並行して就職の相談を受けたい場合、面談の時間も別に確保することになります。IT業界志望学生のための新卒紹介サービス【TECH-BASE 就活エージェント】 では、新卒の学生を対象に、面談と適性の診断をもとに企業を紹介するサービスが案内されています。面談は一時間ほどを見込んでいるという説明があり、選考の結果について助言を受けられるとも書かれています。学習と相談を同じ時期に進めるなら、両方の時間を足して考えてください。

ノートパソコンで学習する学生

就活とどうつながるか

ここは誤解が生まれやすい部分なので、はっきりさせておきます。

参加が選考の条件になっているかどうかを確認してください。プログラムへの参加が応募の前提になっている企業もあれば、まったく関係のない場合もあります。案内に書かれていなければ質問してください。

修了後に企業の紹介があるのかどうかも聞いておきます。紹介まで行うプログラムでは、修了後の支援も含めて費用がかからないと案内されている場合があります。紹介される企業の傾向も聞いておくと、自分の希望と合うかを判断できます。

参加したことが選考でどう扱われるかは、企業ごとの判断になります。取り組んだ内容を自分の言葉で説明できるようにしておくことのほうが、参加した事実そのものより意味を持ちます。何をやって何が難しかったかを、途中でメモしておいてください。

参加すれば内定に近づくといった説明が出てきた場合は、その根拠を聞いてください。採用の結果は企業の判断によるもので、外から約束できるものではありません。

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サービスごとの違いの見方

複数の案内を比べるときは、見る場所を決めておくと判断が早くなります。

見るのは、扱う分野、期間と一日あたりの作業量、参加の形式、修了後の支援の有無、そして対象となる学年です。同じ「学生向けプログラム」でも、力を入れている部分が違います。

扱う分野は、開発の言語を学ぶものもあれば、データベースまで含めるものもあります。二つの講座から選べる形にしているところもあり、期間もそれぞれ違います。何を学びたいかが決まっていないなら、短いほうから試すという選び方もあります。

累計の参加者数や、参加した人の満足度を公表しているところもあります。数字は判断の材料になりますが、集計の方法や時期は案内によって異なります。書かれている条件も合わせて読んでください。

修了後の支援を掲げている場合、その中身も見ておきます。相談に乗るだけなのか、企業の紹介まで行うのか。紹介まで行う場合は、次の項目で触れる情報の扱いにも関わってきます。

机に向かう学生

個人情報の扱いを確認する

登録した情報がどこまで共有されるかは、参加を決める前に確認しておいてください。

まず、登録した内容が企業に渡るのかどうかを見ます。渡る場合、どの範囲の情報が、どのタイミングで渡るのか。同意の画面が用意されているはずなので、そこを読んでください。

連絡がどこから来るのかも確認します。運営からだけなのか、提携している企業からも来るのか。想定していない相手から連絡が来ると、対応そのものが負担になります。

退会や情報の削除の方法も、先に見ておいてください。手続きの窓口がどこにあるか、どのくらいで反映されるか。案内に書かれていない場合は問い合わせて構いません。

企業向けの採用の支援も手がけている事業者が、学生向けのサービスを運営している場合もあります。就活生のためのスクール型就活支援【TECH-BASE】 では、採用の支援を行っているからこそ採用側の考え方を把握しているという説明が出ており、求人サイトでは出会いにくい企業を紹介できるとも書かれています。学生と企業の双方に関わる立場だという点を理解したうえで使うと、受け取る情報の意味が分かりやすくなります。

よくある質問

本当に無料ですか。受講そのものに費用がかからないと案内しているプログラムがあります。ただし機材の準備など、別に費用がかかる場面がないかは確認してください。

文系でも参加できますか。学部を問わないとしているものが多くありますが、条件は各プログラムの案内によります。

途中でやめられますか。手続きの方法は運営によって異なります。申し込む前に確認しておくと安心です。

地方から参加できますか。オンラインで完結する形なら住んでいる場所を問いません。対面が含まれる場合は移動の時間と費用も見てください。

単位になりますか。一部の大学で単位として認められる場合があると案内しているプログラムもあります。在籍している大学の扱いを確認してください。

参加すると就活で有利になりますか。選考での扱いは企業の判断によります。取り組んだ内容を自分で説明できるようにしておくことのほうが役に立ちます。

パソコンは用意が必要ですか。自分で用意する前提のプログラムがあります。求められる性能も含めて事前に確認してください。

まとめ

参加を決める前に見るのは、拘束時間、途中で辞退できるか、登録した情報の扱いの三点です。この三つが分かっていれば、参加してから困る場面はかなり減ります。

無料である理由は仕組みによって違い、案内に書かれていないこともあります。分からない点は説明会で聞いてください。学生のうちに何を学んでおくかは https://zero-press.net/columns/daigakusei-it-skill に、新卒で技術職を目指す場合の進め方は https://zero-press.net/columns/shinsotsu-engineer-shukatsu にまとめています。

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