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受験の英語をどう伸ばすか。単語・読解・演習の配分を決める

単語帳は3周した。文法の問題集も一通り解いた。それでも模試の点が動かない。英語で行き詰まっている高校生から、この訴えをよく聞きます。

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単語帳は3周した。文法の問題集も一通り解いた。それでも模試の点が動かない。英語で行き詰まっている高校生から、この訴えをよく聞きます。

このとき、教材を増やすのは得策ではありません。まず、何が原因で点が取れていないのかを分けます。原因が違えば、やるべきことも変わるからです。

この記事では、伸びない原因の分け方、単語と文法の土台の作り方、長文への取り組み方、演習の使い方、そして人に見てもらう場の作り方を整理します。

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「伸びない」の中身を分ける

点が取れない理由は、大きく4つに分かれます。

ひとつ目は、単語が足りないことです。文の構造は追えているのに、意味を知らない語が多くて内容がつかめない。この場合は、語彙を増やすのが最優先です。

ふたつ目は、文の構造が取れないことです。単語の意味は分かるのに、どれが主語でどれが動詞なのか分からない。修飾の関係を見失う。ここは文法の理解に戻る必要があります。

3つ目は、時間が足りないことです。じっくり読めば解けるが、試験時間内に終わらない。読む速さと、設問への向き合い方の問題です。

4つ目は、設問の読み方です。本文は分かっているのに、選択肢の吟味で落としている。この場合は、解いたあとの分析に時間を使います。

自分がどれに当たるかは、過去の答案を見れば分かります。間違えた問題を、この4つに分類してみてください。複数に当てはまることもありますが、比重の大きいものから手をつけます。

単語と文法の土台

土台の作り方には、原則が3つあります。

短時間を毎日、が基本です。単語は忘れる前に再会する回数が効きます。1日100語を10分見る形を1週間続けるほうが、週末に1時間かけるより残ります。

覚えたつもりを避けます。眺めるだけだと、見れば分かる状態で止まります。日本語から英語を言えるか、あるいは意味を思い出せるかを、自分に確認する形にしてください。

教材を増やしすぎないことも大切です。単語帳を2冊も3冊も並行すると、どれも中途半端になります。1冊を繰り返すほうが確実です。

文法は、問題を解くだけでなく、なぜその答えになるのかを説明できる状態を目指します。説明できない項目は、理解ではなく暗記で通り過ぎている部分です。

土台の作業は地味で、成果もすぐには見えません。それでも、ここが薄いまま長文の演習に進んでも、時間の割に伸びません。

進める時間帯も決めておきます。単語は移動時間や寝る前の10分に、構造を取る練習は机に向かえる時間に。作業の性質に合わせて割り当てると、1日の中に収まります。

長文が読めないときの手順

長文でつまずく場合は、順番があります。

最初は、一文ずつ構造を取る練習です。主語と動詞を特定し、修飾のかたまりを括る。時間はかかりますが、この作業ができないまま速く読もうとしても、内容は入ってきません。

次に、段落ごとに要約します。1段落を1文で言い換える。これができれば、文章全体の流れがつかめている証拠です。設問を解くときにも、この地図が効きます。

音読を取り入れる方法もあります。構造を取り終えた文章を、意味を思い浮かべながら読む。目で追うだけより、処理の速さが上がると言われます。合う合わないがあるので、試して判断してください。

時間を測るのは、後の段階です。正確に読めない状態で速さを求めると、雑に読む癖がつきます。まず正確に、それから速く、の順です。

分からない単語が出てきたときの対処も決めておきます。全部を調べると進みませんし、全部を飛ばすと意味が取れません。段落の理解に関わる語だけを調べる、という基準が現実的です。

ヘッドホンをして読み込む学習者

過去問と演習の使い方

演習は、解く時間より見直しの時間のほうが大切です。

解いたら、間違いを分類します。単語を知らなかったのか、構造が取れなかったのか、時間が足りなかったのか、設問の読み違いか。先ほどの4分類に戻します。

分類したら、対応する学習に戻します。単語なら単語帳へ、構造なら文法へ。演習を繰り返すだけでは、同じ間違いを繰り返します。

正解した問題も、根拠を確認します。なんとなく選んで当たった問題は、次に落とす問題です。本文のどこに根拠があったのかを指させるかどうかで判断します。

過去問は、志望校の傾向を知るために使います。設問の形式、分量、時間の配分。何年分を解くかより、1年分をどこまで分析するかのほうが効きます。

記録も残します。日付、範囲、正答の数、分類した間違いの内訳。数字が並ぶと、伸びている部分と停滞している部分が見えます。

同じ文章を後日もう一度読むのも有効です。1週間おいて読み直すと、構造を取る速さが上がっているかどうかが自分で分かります。新しい教材に手を出すより確かな確認になります。

学習の計画を人に管理してもらう形もあります。オンラインでの個別指導なら、通う時間を使わずに済み、進度も自分に合わせられます。

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話す・聞くをどう扱うか

話す力と聞く力をどこまでやるかは、志望校の入試内容によって変わります。

まず、入試に必要な範囲を確認します。聞き取りの試験があるのか、外部の検定を使う方式か。必要な範囲が分かれば、かける時間も決まります。

聞き取りの対策は、読める文章を聞く形から始めます。読んで意味が取れない文章は、聞いても分かりません。構造を取った文章を音声で聞き直す進め方が効率的です。

話す練習は、入試に直接必要ない場合もあります。それでも続ける価値はありますが、受験期は時間の配分を考えてください。優先順位を決めずに全部に手を出すと、どれも中途半端になります。

低学年のうちから慣れておきたい場合は、幼児、小学生向けオンライン英会話スクール 『ハッチリンクジュニア』のように子ども向けに用意された形もあります。年齢に合わせた進め方をしてもらえるので、受験期に入る前の時期に向いています。料金と回数は変わることがあるため、提供元で確認してください。

外部の検定を利用する方式を考えているなら、出願の要件と、いつまでに取得が必要かを募集要項で確認します。受験の日程は早めに押さえておくほうが安全です。

人に見てもらう場をつくる

独学で進めにくいのは、自分の癖に気づけない部分です。

英作文は、その代表です。書いたものが正しいかどうか、自分では判断できません。添削を受けると、繰り返している誤りが分かります。Re-Write(受験英語専門ゼミ)のように添削に重点を置いた指導なら、書く力を集中的に鍛えられます。教室での受講とオンラインの両方に対応している場もあるので、通学の負担を考えて選べます。

長文の読み方も、見てもらう価値があります。構造の取り方が間違っていると、自分では正しいつもりのまま進んでしまいます。

学校の先生に見てもらう方法もあります。費用がかからず、志望校の傾向も知っていることが多いものです。まずここから相談してみてください。

塾や講座を使う場合は、何をどこまで見てもらえるかを確認します。授業の形式、質問できる範囲、担当が変わるかどうか。費用と期間も、契約前に確かめてください。

誰に見てもらう場合も、自分で解いてから持っていくのが前提です。解説を聞くだけの時間は、あまり身につきません。

指摘を受けたら、そのまま直して終わりにしないことです。なぜその誤りが出たのかを分類し、次に書くときに確認する項目として残しておきます。誤りの一覧が自分専用の教材になります。

生徒に説明する講師

よくある質問

単語帳は何冊やるべきですか

1冊を繰り返すほうが確実です。志望校の水準に足りないと感じたら、次の1冊に進みます。

音読は必要ですか

合う人には効果があります。構造を理解した文章で行うのが前提で、意味が分からないまま読んでも効果は薄くなります。

模試の判定はどう見ますか

一度の判定で判断せず、複数回の推移で見ます。分野ごとの正答の状況のほうが、次の学習に直結します。

塾はいつから通うべきですか

行き詰まっている原因が自分で分からないときが、ひとつの目安です。原因が分かっていて対策も見えているなら、独学で進めても構いません。

独学でも間に合いますか

進められる人もいます。書いたものを見てもらう機会だけは、どこかで確保しておくと安心です。

過去問はいつから解きますか

土台がある程度できてからです。早すぎると、分析ではなく答え合わせだけで終わります。

苦手な分野を後回しにしてもよいですか

配点の大きい分野なら先に手をつけます。配点と現在の得点を並べて、伸びしろの大きい順に進めてください。

まとめ

英語の学習で押さえる要点は3つです。

伸びない原因を4つに分けて特定すること。単語と文法の土台は短時間を毎日続けること。そして、演習は解くより見直しに時間を使うこと。

学力試験以外の準備が要る方式については https://zero-press.net/columns/sougoukata-senbatsu-junbi に、学習の進め方を個別に見てもらう形は https://zero-press.net/columns/online-kobetsu-shidou-juku にまとめました。進路の形に合わせて、配分を決めてください。

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