オンラインで資格を学ぶ。定額制講座と単科講座の使い分け
資格の勉強を始めようとして、まず迷うのが学び方です。書店で参考書を買うか、講座を申し込むか。講座にしても、ひとつの資格に絞る形式と、複数の講座をまとめて受けられる形式があります。
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資格の勉強を始めようとして、まず迷うのが学び方です。書店で参考書を買うか、講座を申し込むか。講座にしても、ひとつの資格に絞る形式と、複数の講座をまとめて受けられる形式があります。
費用も続けやすさも、選んだ形式によって変わります。この記事では、三つの学び方を比べたうえで、定額制の向き不向き、単科講座の選び方、そして続けるための工夫を整理します。
資格の学び方は3つに分かれる
ひとつめが独学です。参考書と問題集を自分で選び、自分の計画で進めます。費用はいちばん抑えられますが、何から手を付けるか、どこまで理解できているかを自分で判断する必要があります。
ふたつめが単科の講座です。ひとつの資格に対して、教材と講義、演習がひとまとまりで提供されます。範囲と順番が組まれているため、迷う時間が減ります。そのぶん、費用は独学より大きくなります。
みっつめが定額制の形式です。月ごとの料金を払っている間、対象の講座を自由に受けられます。複数の分野を横断して学べるのが特徴で、六十を超える講座を月額の料金で利用できると案内しているサービスがあります。
この三つは、どれが優れているという関係ではありません。学ぶ範囲がひとつに定まっているなら単科、まだ絞れていないなら定額制、内容に見当がついていて自分で進められるなら独学。目的と現在地で選ぶものが変わります。
費用の考え方も違います。独学と単科は先に払って終わりですが、定額制は続けている間ずっと発生します。半年続ければ半年分、一年続ければ一年分です。総額で比べるなら、どのくらいの期間で終える想定なのかを先に決めておく必要があります。
組み合わせて使うこともできます。全体の流れを講座でつかみ、演習は市販の問題集で量をこなす。あるいは、まず定額制で分野の様子を見てから、絞り込んだ資格について単科の講座を申し込む。ひとつの形式に決めてしまう必要はありません。
定額制(学び放題)の向き不向き
向いているのは、興味の幅が広い人です。
複数の分野を並行して見られるため、どれが自分に合うかを試せます。法律や会計、不動産や金融、観光や流通、ビジネスに関する技能、情報技術、語学、色彩に関するものまで、幅広い分野の講座が用意されていると説明されています。
期間を決めて集中する使い方も合っています。三か月と決めて、その間に必要な講座をまとめて受ける。期間が決まっていれば、費用の総額も見通せます。
一方、向いていない場合もあります。学ぶ資格がひとつに決まっていて、深く掘り下げたい場合です。定額制は幅を広げる設計なので、ひとつの資格を集中的に扱う単科の講座のほうが、演習の量が足りることがあります。
いちばん避けたいのが、登録したまま使わない状態です。月ごとの料金は使わなくても発生します。学習の時間が取れない月が続いたら、休会や解約の手続きを検討してください。
学べる内容と料金の水準は変わることがあります。申し込む前に、公式サイトで最新の内容を確認してください。
単科講座の選び方
ひとつの資格に絞る場合、見ておく項目があります。
まず、受講の期限です。いつまで教材や講義を利用できるのか。試験日との関係を確認してください。期限が試験より前に切れると、直前の復習ができません。

次に、質問への対応です。分からない箇所を質問できる仕組みがあるか、回数に制限があるか。メールで質問を受け付ける仕組みを備えているサービスもあります。独学との違いが出やすいのが、この部分です。
三つめが、教材の形式です。動画の講義が中心なのか、紙の教材が届くのか、両方あるのか。移動中に学びたいなら、端末で完結する形式が使いやすくなります。多くの内容が携帯端末やタブレットに対応している一方、一部は机に向かって作業する必要があると案内しているサービスもあります。
四つめが、演習の量です。過去に出題された内容を分析した演習の機能を備えていると説明しているサービスがあります。理解の確認は、読むだけでは進みません。
五つめが、添削の有無です。記述の答案がある試験では、第三者に見てもらえるかどうかが差になります。
【オンスク.JP】
では、複数の資格講座を月ごとの料金で利用できるサービスが案内されています。講義の動画や演習の機能について説明されているので、形式を確かめる材料になります。
資格の種類による違い
資格には、法律に基づくもの、公的な団体が実施するもの、民間の団体が実施するものがあります。
法律に基づくものは、その資格がないと行えない業務が定められている場合があります。受験の資格や試験の日程も法令や規則で決まっているため、講座の側で変更できるものではありません。
公的なものや民間のものは、実施する団体によって位置づけが異なります。業務に直結するものもあれば、知識を体系的に整理するためのものもあります。
学ぶ内容の性質もさまざまです。美容や健康、食に関する分野、心理に関する分野など、生活に近いテーマを扱う講座もあります。携帯端末だけで学習から試験までを進められる形式のサービスもあると案内されています。
いずれの場合も、受験の資格、試験の日程、受験料は、実施する団体の公表している情報を確認してください。講座を修了することと、試験に合格することは別の手続きです。講座の案内だけで判断せず、主催する団体の情報にあたるのが確実です。
学習を続ける工夫
続かない理由の多くは、意欲ではなく仕組みにあります。
まず、時間を先に決めてください。空いた時間にやろうとすると、後回しになります。曜日と時間帯を決めて、予定として押さえるほうが実行されます。

次に、進み具合が見える状態を作ることです。どこまで終わったかが分かれば、残りの量も見えます。学習の記録が残る仕組みがあるサービスなら、それを使えば手間がかかりません。
三つめが、締切を置くことです。試験の申し込みを先に済ませてしまうと、日付が固定されます。日付が決まると逆算できます。
四つめが、単位を小さくすることです。一回に二時間ではなく、二十分の枠を三つ。移動の時間に動画を見る、待ち時間に演習を解く。細切れでも積み上がります。
五つめが、完璧を目指さないことです。分からない箇所で止まると、そこで終わります。印を付けて先に進み、後で戻るほうが全体は進みます。
六つめが、環境を整えることです。学習を始めるまでの手間が大きいと、それだけで足が重くなります。教材をすぐ開ける場所に置く、端末に学習の画面を残しておく。始めるまでの動作を減らすだけでも、取りかかりやすさは変わります。
学習の目的を書き出しておくのも有効です。仕事で必要だから、知識を整理したいから、関心があるから。理由がはっきりしていると、忙しい時期に続けるかどうかを判断しやすくなります。
サービスを選ぶときの確認事項
申し込む前に見ておく項目をまとめます。
まず、料金の形式です。月ごとに発生するのか、一度払えば終わりなのか。月ごとの形式では、解約や休会の手続きと、いつまでに手続きすれば次の請求が発生しないのかを確認してください。
次に、対応する端末です。携帯端末で完結するのか、机に向かう作業が必要な部分があるのか。
三つめが、質問や相談への対応です。回答までにかかる時間や、対応の範囲を見ておきましょう。
FP資格継続教育パック
では、金融や不動産に関する資格を中心に扱う学習サービスが案内されています。インターネット環境があれば場所を選ばずに学習できること、質問を受け付ける仕組みがあることが説明されています。
料金やキャンペーンの内容は変わります。申し込む前に、それぞれの公式サイトで最新の内容を確認してください。
よくある質問
独学と講座はどちらがよいですか。目的と現在地によります。範囲が見えているなら独学、順番を組んでほしいなら講座が向きます。
受験料は講座の料金に含まれますか。含まれないのが一般的です。実施する団体の案内を確認してください。
講座を修了すれば合格しますか。別の手続きです。修了は講座の課程を終えたという意味にとどまります。
定額制はいつでもやめられますか。手続きの方法と期限はサービスごとに定められています。申し込む前に確認してください。
携帯端末だけで学べますか。多くの内容が対応していると案内しているサービスがあります。一部に机での作業が必要な場合もあります。
質問はできますか。仕組みを備えているサービスがあります。回数や範囲を確認してください。
働きながらでも進められますか。時間を先に確保し、細かい単位に分けると進めやすくなります。
試験の日程はどこで確認しますか。実施する団体の公表している情報を確認してください。
まとめ
選ぶときの軸は、学び方の形式、受講の期限、そして解約の条件の三点です。
定額制は幅を試すのに向き、単科は深く進めるのに向きます。月ごとの料金が発生する形式では、使わない期間が続くなら手続きを検討してください。受験の資格や試験の日程は、実施する団体の情報を確認しましょう。現場で使う資格については https://zero-press.net/columns/genba-kokka-shikaku に、通信講座の全体像は https://zero-press.net/columns/tsushin-koza-shikaku-shurui にまとめています。





