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海外と日本を行き来する子どもの学び。渡航前、滞在中、帰国後

海外への転勤が決まった。滞在が延びて、日本の学習からどれくらい離れたか分からない。帰国の時期が見えてきたが、受け入れの手続きが分からない。

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海外への転勤が決まった。滞在が延びて、日本の学習からどれくらい離れたか分からない。帰国の時期が見えてきたが、受け入れの手続きが分からない。

子どもを連れて日本を離れる家庭にとって、学習の連続性は大きな不安です。しかも、必要な情報は時期によって変わります。

この記事では、三つの時期の分け方、渡航前の準備、滞在中の学習、帰国後を見据えた動き、国内で英語の環境に入る方法、そして本人の気持ちへの配慮を整理します。

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三つの時期で必要なものが違う

まず、時期を分けて考えてください。まとめて考えると、必要な情報が絞れません。

渡航の前は、情報を集める時期です。現地の学校、日本の学習をどう続けるか、持っていくもの。決めることが多く、時間も限られています。

滞在の途中は、続ける時期です。現地の生活に慣れることが優先されますが、日本の学習が完全に止まると、帰国後の負担が大きくなります。

帰国の後は、戻す時期です。編入の手続き、進度の差の確認、生活の立て直し。ここで一番負担がかかります。

そして、それぞれの時期に必要な支援も違います。渡航前は情報、滞在中は継続、帰国後は追いつくための手当て。

滞在の期間も影響します。一年なのか、数年なのか、期限が決まっていないのか。長さによって、どこまで日本の学習を続けるかの判断が変わります。

子どもの年齢も大きな要素です。低学年か、受験を控えているか。学年によって、優先すべきことが変わります。

渡航前にやっておくこと

出発までにやっておくと楽になることを挙げます。

一つ目は、現地の学校の情報です。日本人学校があるのか、補習の授業があるのか、現地の学校に入るのか。選択肢の数は、滞在する場所によって大きく違います。

二つ目は、在籍している学校への手続きです。転出の届け、書類の受け取り、戻るときの扱い。学校と教育委員会に確認してください。

三つ目は、教材の準備です。現地で日本の教材を手に入れるのは簡単ではありません。使う予定のものは持っていくか、送ってもらう手配をしておいてください。

四つ目は、学習を続ける形を決めることです。何を、どのくらいの頻度で続けるのか。渡航してから決めようとすると、生活が落ち着くまで手がつきません。

五つ目は、通信の環境です。画面越しの学習を考えているなら、滞在先の回線がどうなっているかを調べておいてください。

そして、期待値を下げておくことも大切です。最初の数か月は、生活に慣れることで精一杯になります。学習の計画は、そのぶん余裕を持たせて組んでください。

持っていくものも整理しておきます。教材のほか、辞書や文房具など、現地では手に入りにくいものがあります。一方で、荷物には上限があるため、優先順位をつける作業が必要です。

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滞在中の学習をどう保つか

滞在の途中で課題になるのは、続けることそのものです。

時差の問題があります。日本の時間に合わせた授業を受ける場合、現地では早朝や深夜になることがあります。無理のない時間帯で組めるかを確認してください。

現地校との両立も負担になります。現地の宿題があるうえに日本の学習を足すと、子どもの時間がなくなります。量を絞る判断が要ります。

情報が入りにくいことも課題です。日本の学習がどこまで進んでいるのか、教科書がどう変わったのか。現地にいると把握しにくくなります。

だから、優先順位を決めてください。すべての教科を続けるのは現実的ではありません。積み上げが効く教科を中心にする、という考え方があります。

ノートパソコンで学ぶ子ども

現地の言語を身につけることも学習です。日本の学習を守ろうとするあまり、現地での生活が薄くならないようにしてください。

そして、記録を残してください。何をどこまでやったか。帰国後に説明する場面で役に立ちます。

帰国後の受け入れを見据える

帰国の時期が見えてきたら、早めに調べ始めてください。

編入の時期は、学校と自治体によって扱いが違います。学期の途中でも受け入れる場合と、区切りを待つ場合があります。

必要な書類も確認してください。在学の証明、成績に関する書類、住民の手続き。現地で発行してもらう必要があるものは、帰国前に受け取っておかないと後で大変です。

帰国した子どもを対象にした受け入れの制度を持つ学校もあります。どういう学校があるのか、条件は何か。地域によって選択肢が違います。

進度の差についても、事前に把握しておくと落ち着いて対応できます。どの教科がどのくらい離れているのか。分かっていれば、戻す計画が立てられます。

なお、希望する学校に必ず入れるとは限りません。定員や条件があります。教育委員会や学校に直接確認してください。

受験を控えている場合は、さらに早い段階から情報が必要になります。制度は変わることがあるため、最新の内容を確認してください。

帰国してからの住まいの場所も、学校の選択に関わります。学区や通学の範囲が決まっている場合があるため、住まいを決める前に確認しておくと選択肢が残ります。

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国内で英語の環境に入るという方法

海外に出る以外にも、英語を使う環境に入る方法があります。

日本の中で、英語で生活する時間をつくるという形です。海外への渡航が難しい場合や、渡航の前に慣れておきたい場合に選ばれています。

こうしたプログラムでは、少人数の授業に加えて、実際に使う場面が用意されていることがあります。街での実践、制作、行事での役割。学んだことをその場で試せる設計です。

海外に出る場合と比べて、費用と手続きの負担は軽くなります。査証の手続きも要りません。

一方で、日本にいる以上、日本語を使う場面は残ります。完全に英語だけの環境にはなりません。

渡航の前の準備として使うという考え方もあります。生活の一部を英語で回す経験があると、現地での立ち上がりが変わることがあります。

留学そのものの相談と準備については、https://zero-press.net/columns/ryugaku-soudan-junbi で整理しています。

本人の気持ちを置き去りにしない

最後に、一番大切な部分です。

環境が変わることの負担は、大人が思うより大きいものです。言葉が通じない、友人がいない、生活の勝手が違う。

この時期に学習の遅れを取り戻そうとすると、子どもの負担が重なります。まず、生活が落ち着くことを優先してください。

学校に行きたがらない時期が来ることもあります。理由を聞き、無理に押し出さないでください。学ぶ場は学校だけではありません。

帰国後も同じです。日本の学校に戻ってから、言葉や習慣の違いで戸惑うことがあります。海外にいた期間が長いほど、この揺り戻しは大きくなります。

Re:sta(オンライン自習室と家庭教師)のように、決まった時間に入室して学習し、分からない箇所を個別に質問できる形のサービスもあります。何から始めればよいか分からない、続かないという状態に向けた設計だと案内されています。詳しい条件は公式サイトで確認してください。

家の中に、一人で集中できる時間があると助かります。画面の向こうに同じように学んでいる人がいる形は、その支えになることがあります。

学びの場が学校以外にもあるという考え方は、https://zero-press.net/columns/futoukou-manabi-basho でも扱っています。

壁に貼られた世界地図

よくある質問

時差はどう扱いますか

滞在先によって幅があります。無理のない時間帯で組めるか、録画で後から見られるかを確認してください。

費用はどのくらいかかりますか

回数と形式によって変わります。為替の影響を受ける場合もあるため、支払いの方法も確認してください。

教材はどうしますか

現地では手に入りにくいことがあります。持っていくか、送ってもらう手配を先に決めておいてください。

帰国後の編入はできますか

学校と自治体の条件によります。定員や時期の制約があるため、教育委員会や学校に直接確認してください。

短期の滞在でも使えますか

サービスによります。期間の条件があるかを、申し込む前に確認してください。

兄弟で使えますか

契約の単位によって違います。人数ごとの費用を含めて確認してください。

現地の学習と両立できますか

量を絞る判断が必要です。すべてを続けようとせず、優先する教科を決めてください。

まとめ

三点にまとめます。

一つ目は、三つの時期で分けて考えること。渡航前、滞在中、帰国後。必要なものが違います。

二つ目は、早めに情報を集めること。特に帰国後の手続きは、現地で受け取る書類が関わります。

三つ目は、生活が落ち着くことを優先すること。学習を戻すのは、その後で間に合います。

環境の変化は、子どもにとって大きな出来事です。学習の計画も、そのことを前提に組んでください。

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