赤ちゃんに絵本を選ぶ。しかけ絵本と海外絵本という入り口
生まれて数か月の子に絵本を読んでも、話を聞いている様子はありません。ページをめくろうとして、口に入れます。これは失敗ではなく、その時期の遊び方です。
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生まれて数か月の子に絵本を読んでも、話を聞いている様子はありません。ページをめくろうとして、口に入れます。これは失敗ではなく、その時期の遊び方です。
最初の絵本は、物語を届ける道具というより、触って動かすものとして扱われます。ここを分かっていると、選ぶ基準が変わります。
この記事では、しかけの種類と月齢の関係、丈夫さと安全性の見方、海外の絵本が入る意味、届く形と選ぶ形の違い、そして贈るときの重複の避け方を整理します。
最初の絵本は読み聞かせの道具ではない
まず、その時期に何をしているかを見てください。
見る、触る、つかむ、口に入れる。これが最初の関わり方です。
だから、内容の良し悪しより、手で扱えるかどうかが先に来ます。開きやすい、めくりやすい、破れにくい。
そして、読む側の負担も考えてください。短い時間で終わるものは、毎日でも繰り返せます。
同じ本を何度も読むのは、よくあることです。飽きているのは大人のほうで、子どもは繰り返しを楽しんでいます。
読み方に決まりはありません。文字を全部読まなくても構いませんし、絵を指さして名前を言うだけでも成り立ちます。
そして、絵本で言葉や知能がどうなるかを期待しすぎないでください。効果を求めると、続けること自体が苦しくなります。
一緒に過ごす時間の道具として考えるほうが、長く続きます。
読む時間帯を決めておくのも有効です。寝る前と決めている家庭が多いのは、生活の流れに組み込みやすいためです。
うまく読めない日があっても構いません。眠そうな日、機嫌が悪い日。無理に読むと、本そのものが嫌な記憶になります。
しかけの種類で向く月齢が変わる
動く要素のある絵本には、いくつか種類があります。
引くもの、めくるもの、開くもの、回すもの。それぞれ必要な指の動きが違います。
小さいうちは、押す、たたく、つかむといった大きな動きが中心です。細かい動きが必要なしかけは、まだ扱えません。
つまり、対象の月齢を見るときは、内容よりも指の動きで判断すると外しません。
そして、動く部分は壊れやすい部分でもあります。強く引けば取れますし、繰り返せばゆるみます。
壊れることを前提にしてください。直せる範囲なら、貼って直しながら使う形でも構いません。
音が出るものは、電池が必要になります。交換の手間と、音の大きさも見ておいてください。
大きく広がる形のものは、置く場所も要ります。広げて遊ぶ余地があるかを考えてから選んでください。
持ち運ぶ用途で選ぶ場合は、大きさと重さも見てください。外出先で使うなら、かばんに入る大きさが条件になります。
布でできたものや、水に強い素材のものもあります。使う場面に合わせて素材を選ぶと、扱いが楽になります。
丈夫さと安全性を見る
素材と作りは、実物を見るのが一番です。
一つ目は、角の処理です。丸くなっているか、当たっても痛くないか。振り回して使う時期には、ここが効いてきます。
二つ目は、紙の厚みです。薄いものは破れます。厚いものは重くなります。子どもが自分で持ちたがる時期には、重さも扱いやすさに関わります。
三つ目は、口に入れたときの扱いです。この時期はほとんどのものが口に入ります。塗料や素材について、表示を確認してください。
四つ目は、細かい部品です。外れる部分があると、誤飲の心配が出ます。
安全に関わる情報は、商品ごとの表示が優先です。ここで一般論を当てはめないでください。
ご誕生、入園プレゼントにもぴったりな赤ちゃんしかけ絵本3冊セットが新登場!のような形では、その時期に扱いやすいものが組み合わせて用意されていると案内されています。対象の年齢と内容は公式サイトで確認してください。

そして、遊ぶ場所も決めておいてください。目の届く範囲で使うほうが安心できます。
汚れたときの手入れの方法も見ておいてください。拭ける素材か、乾かせば済むか。よだれや食べこぼしは避けられません。
破れた場合の対応も考えておいてください。捨てるのか、直すのか。破ること自体を叱ると、本に触らなくなることもあります。
海外の絵本が入ると何が違うか
日本で作られたものだけを選んでいると、絵の傾向が似てきます。
海外の作品が入ると、色の使い方や描き方の幅が広がります。見慣れない構図に、子どもが強く反応することもあります。
日本語に訳された形で届くものもあるため、読む側の負担は変わりません。
そして、文化の違いが出る場面もあります。食べもの、住まい、行事。説明しながら読むと、大人にとっても発見があります。
分からない言葉が出てきても、その場で調べなくて構いません。読む流れを止めるより、絵を見て話すほうが子どもは楽しめます。
ただし、合う合わないは子どもによります。反応が薄い場合は、無理に続けなくて構いません。
しばらく置いてから出すと、急に興味を示すこともあります。時期が来ていないだけの場合もあります。
全部を出しっぱなしにせず、何冊かを入れ替える形にすると、久しぶりに出てきた一冊に反応することがあります。
定期で届く形と自分で選ぶ形
絵本の増やし方には二つの道があります。
一つは、書店や図書館で手に取って決める形です。実物を確かめられ、子どもの反応も見られます。
もう一つは、定期的に届く形です。選ぶ手間がなくなり、自分では選ばない作品にも出会えます。書店へ行く時間が取れない時期にも、途切れずに増やせます。
月額1,300円(税・送料込)で、毎月世界の絵本をご家庭にお届けします。のような形では、海外の作品を含めて定期的に届く仕組みが案内されています。届く冊数と料金は変わることがあるため、公式サイトで確認してください。

定期で届く形を選ぶ場合、確認したいのは三つです。
一つ目は、対象の年齢が変わったときの扱いです。成長に合わせて内容が変わるのか。
二つ目は、重複の避け方です。すでに持っている作品が届かないよう、伝える仕組みがあるか。
三つ目は、休止と解約の条件です。冊数が増えすぎたときに止められると、負担になりません。
図書館を併用する方法も現実的です。反応が良かったものだけを買う形にすると、置き場所が増えすぎません。
借りた本は返す期限があります。汚したり破いたりした場合の対応も、借りる前に確認しておいてください。
贈るときの重複を避ける
贈りものとして選ぶ場合、注意する点があります。
定番として知られている作品は、すでに持っていることが多くなります。
避ける方法は三つあります。
一つ目は、複数冊のまとまりを選ぶことです。一冊ずつより、重なる確率が下がります。
二つ目は、しかけのあるものを選ぶことです。一般的な形の絵本より、持っている人が少なくなります。
三つ目は、相手に聞くことです。近い間柄なら、確認するのが一番確実です。
四つ目は、少し先の年齢に合うものを選ぶことです。いま持っていない時期のものなら、重なりにくくなります。
そして、包み方も見ておいてください。そのまま渡せる形になっていると、手間が減ります。名前を書き添える場合は、後から読み返せるよう日付も入れておくと記念になります。
送る場合は、届く日も確認してください。誕生日や行事に合わせたい場合は、余裕を持って手配してください。
贈る相手の家の事情も考えてください。すでに本が多い家庭なら、置き場所を圧迫しない量にとどめるほうが喜ばれます。
絵本とおもちゃがまとめて届く定期便については、https://zero-press.net/columns/ehon-omocha-teikibin で整理しています。
出産の祝いを選ぶときの考え方は、https://zero-press.net/columns/shussan-iwai-gift で扱っています。
よくある質問
何か月から読めますか
対象の月齢が示されています。指の動きと合っているかで判断してください。
破られたらどうすればよいですか
直せる範囲なら貼って使う方法もあります。破ること自体を強く叱らないでください。
何冊くらい必要ですか
冊数より、繰り返し読めるものがあるかどうかです。少なくても構いません。
同じ本ばかり読みたがります
よくあることです。繰り返しを楽しんでいる時期だと考えてください。
贈るなら何冊がよいですか
複数冊のまとまりだと、重複を避けやすくなります。置き場所への配慮も忘れずに。
置き場所はどうしますか
表紙が見える形にすると、自分で選びやすくなります。数が増えたら入れ替えてください。
海外の作品は読みにくくないですか
日本語に訳された形で届くものがあります。内容と対象を確認してください。
定期で届く形は途中で止められますか
条件が定められています。休止と解約の申し出の期限を確認してください。
まとめ
三点にまとめます。
一つ目は、月齢は指の動きで見ること。しかけの種類と合っているかが基準です。
二つ目は、安全に関わる情報は表示で確認すること。一般論を当てはめないでください。
三つ目は、贈るときは重複を避けること。まとまりのある形や、しかけのあるものが向きます。
まずは、いま手元にある絵本のうち、繰り返し読んでいるものを見てみてください。傾向が分かります。








