AIエージェントを活かせる開発環境をスコアで可視化。「AI Readiness Score」を提供開始
AIエージェントを活かせる開発環境をスコアで可視化。「AI Readiness Score」を提供開始 株式会社ハイヤールーのプレスリリース
株式会社ハイヤールーがPR TIMESで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

株式会社ハイヤールー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:葛岡宏祐)は、開発組織がAIエージェントを働かせられる状態にあるかを測る指標「AI Readiness Score」を公開し、在籍エンジニアのAI活用を可視化する「HireRoo Skill Assessment」で、β版として提供を始めました。
Claude Code・Codex などのAIエージェントを全社に配っても、成果がある水準で頭打ちになる。その原因はモデルの性能ではなく、組織がすでに知っている文脈(Context)が、エージェントに渡っていないことにあります。AI Readiness Score は、この「エージェントが働ける環境」がどこまで整っているかを、設定ではなくエージェントの実際の行動から測ります。Skill Assessment を利用している組織では、蓄積済みの評価からすぐにスコアが算出され、どのリポジトリで、何を整えればよいかまでを追えます。
公開にあわせて、指標の考え方と測り方を解説したホワイトペーパー2冊を無償で公開します。

背景:モデルは十分になった。それでも、最後の一歩でつまずく
AIエージェントはコード生成の大半をこなせるようになりました。しかし、変更した関数を包む認証ミドルウェア、別のリポジトリにある統合テスト、再生成が必要なマイグレーションなど、AIに伝わっていない、開発現場の暗黙知やルールの漏れで最後の一歩を落とします。
海外の先行企業は、この「ラストワンマイル」を Context の整備で埋めています。Uber は30超の社内システムを Context Graph に統合し、同じモデル・同じ質問で、Context Graph ありは38秒で正解、なしは20分09秒かけて誤答したと報告しています。Meta は部族知識を短い案内書にまとめてリポジトリに置き、Stripe は約500の MCP ツールを中央サーバーに集約しました。
整備したものは違っても、狙いは同じです。エージェントに、組織がすでに知っていることを探し直させない。 一方で、研究の結論は割れています。文脈ファイルで実行時間とトークンが減るという報告がある一方、成功率は一般には上がらず、コストが増えたという報告もあります。置いただけでは効かない。 問われるのは、整えた文脈や道具をエージェントが実際に使い、それが効いているかです。しかし多くの組織には、それを確かめる物差しがありませんでした。
AI Readiness Score とは:AI協働力のうち、組織に残る「環境構築」を測る
当社は、AIと協働して成果を出す力「AI協働力」を、5つの領域(意図の仕様化・環境構築・共同推論・実行の統制・出力の品質保証)で評価しています。このうち「環境構築」だけは、成果物が組織に残ります。 Skill・MCP 接続・文脈ファイル・権限設定は、リポジトリや組織の設定に残り、次にそのリポジトリを触る全員のエージェントに効くためです。
AI Readiness Score は、この環境構築を組織の単位で集計した指標です。次の3つの観点で評価します。
観点
評価する状況
平均スコア
コンテキスト整備
関連する実装の所在・規約・既存の判断を選んで渡すことが、探索の効率や正確性を左右する状況
71.1%
ツール整備
MCP・外部CLI・認証・権限・sandbox などの追加の設定が必要な状況
61.4%
ガードレール設定
エージェントの操作が、破壊的変更・外部への副作用・データ操作・セキュリティに影響しうる状況
57.9%
※当社SEI評価データより(2026年10月22日時点、環境構築の評価 31,564件)
3つの観点のうち、最も低いのはガードレール設定でした。エージェントに何を任せ、どこで止めるかの境界は、多くの開発組織でまだ整っていません。
測り方は、次の4つの原則で設計しています。
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行動を測る — 実際に走った Skill、呼ばれた MCP、人の指示だけを見る。置いただけの設定は数えない
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AIの出力は使わない — 評価するのは人のプロンプトとツール呼び出し。モデルの性能が上がってもスコアは動かない
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採点しない勇気 — 環境を整える機会がなかったセッションは採点しない
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分母を正直に — 評価のないメンバーは分母に入れず、何人の評価に支えられた数字かを常に示す
Skill Assessment で追えること:見つける、打つ、確かめる
Skill Assessment では、Claude Code・Codex の利用から、新しい設定なしに AI Readiness を算出します。画面では次の3つを追えます。
1.総合スコアと3つの観点 — 組織の位置と、弱いところ
0〜100の総合スコアに、ランク・上位何%か・評価済みの人数・前期比を添えて示します。3観点の内訳で、どこが弱いかが分かります。
2.Agent の作業内訳 — どのリポジトリで、エージェントが探し回っているか
エージェントのツール呼び出しを、探索・実行・検証・その他に分けてリポジトリごとに示します。探索の比率が高いリポジトリは、組織の知識がエージェントに渡っていない場所で、文脈を足す最初の候補です。
3.整備状況 — 組織の標準になった道具と、1人の手元に留まる道具
実際に使われた Skill・MCP・リポジトリを、利用人数とともに示します。置いただけの設定は数えません。よく効くのに1人しか使っていない Skill は、組織に広げる候補です。
手を打ったあとは、同じ画面で前期と比べられます。どこに投資すべきかを決め、その投資が効いたかを確かめるまでを、同じ物差しで回せます。
実際の活用例
当社が支援する開発組織で、AI Readiness をもとに手を打った例です。3つとも、モデルもツールも変えていません。変えたのは、エージェントが働く環境だけです。
見えたこと
打った手
主な変化
開発者8名が毎日使うリポジトリで、エージェントが呼び出しの78%を探索に使っていた
社内で効いていた型にならい、エージェントのための wiki を作る
探索の比率 78% → 24%
実行回数1位の Skill を、9名中1名しか使っていなかった
上位者の Skill をプラグインとして配る
利用 1名 → 8名
3観点のうちガードレール設定が最も低かった
止めるべき操作の境界を、組織の設定として揃える
ガードレール設定 44 → 63
今後の展望
β版での提供を通じて、次の3つを順次進めます。
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スコアの水準を確立する — 目安となる水準の帯を設け、業界・規模別に比較できるようにする
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Pull Request の単位で見る — AI経由で作られた PR ごとに、費やされたエージェントの作業を見る
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ガードレールとセキュリティを深める — 操作の境界の設定状況や危険な操作の検知を分析する
代表取締役 葛岡のコメント
AIエージェントを配ることは、もう差になりません。差がつくのは、配ったエージェントが組織の中で働ける状態にあるかどうかです。
これまで当社は、AIと協働して成果を出す力「AI協働力」を、採用でも在籍エンジニアの評価でも、一人ひとりの力として測ってきました。しかしその5つの領域のうち「環境構築」だけは、一人の中に閉じません。誰かが整えた文脈や道具や境界は、リポジトリに残り、次にそこを触る全員のエージェントに効きます。個人を育て直さなくても、環境への投資は一度で全員に届く。 だからこそ、組織の単位で測る価値があります。
一方で、文脈ファイルは置いただけでは効かないことも、研究で分かってきました。大事なのは、整えたものが実際に使われ、効いているかを確かめることです。AI Readiness Score は、設定ではなくエージェントの行動から、それを測ります。「Japan as No.1, again. 日本をもう一度、『モノづくり』で一番へ。」というミッションの実現に向けて、日本の開発組織がAIエージェントの力を最後の一歩まで引き出せるよう、支援してまいります。
詳しく知りたい方へ
ホワイトペーパー2冊を無償公開
『AIエージェントのラストワンマイルを埋める、AI Readiness』(26ページ)
Uber・Meta・Stripe の先行事例と研究から Context 整備の意味を読み解き、AI Readiness Score の内訳・測り方・基準(3観点・5段階ルーブリック)を解説します。
ダウンロード:https://hireroo.io/whitepapers/ai-readiness
『見えたから、直せた。AI Readiness 改善事例集』(19ページ)
上記の3つの活用例を、Skill Assessment の実際の画面で、見えたこと・打った手・変化の順に紹介します。
ダウンロード:https://hireroo.io/whitepapers/ai-readiness-cases
HireRooについて
『HireRoo』は、AIと協働して成果を出す力「AI協働力」を可視化する、エンジニアリング組織向けプラットフォームです。独自指標「SEI(Software Engineering Index)」(5領域・460の評価観点)は、NTTドコモ、三井住友カード、freeeをはじめとする320社に導入され、評価実績は118万件に達しています(2026年10月時点)。採用(Skill Interview)から在籍エンジニアの評価(Skill Assessment)までを、一貫した指標で支援します。
受賞歴
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「HONGO AI 2023」最優秀賞
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「ICCサミット FUKUOKA 2023|SaaS RISING STAR CATAPULT」優勝
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「ASPICクラウドアワード2023」奨励賞
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「第8回 HRテクノロジー大賞」
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「ICCサミット FUKUOKA 2025|ガーディアン・カタパルト」優勝
会社概要
会社名
株式会社ハイヤールー
所在地
東京都渋谷区道玄坂1-10-8 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
代表者
代表取締役 葛岡 宏祐
設立
2020年12月10日
事業内容
インターネットサービスの企画・開発運営
URL
【本件に関するお問い合わせ先】
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宛先: 株式会社ハイヤールー 広報担当
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E-mail: contact@hireroo.io
-
TEL: 03-6774-7093
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- 配信サイト
- PR TIMES
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