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日本語教師(登録日本語教員)の学習費用は10万円未満が64.5%、最多の学習方法は「通信講座」31.2%

日本語教師(登録日本語教員)の学習費用は10万円未満が64.5%、最多の学習方法は「通信講座」31.2% SNSテクノロジーズ株式会社のプレスリリース

出典: SNSテクノロジーズ株式会社

SNSテクノロジーズ株式会社がPR TIMESで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

  • #調査レポート

SNSテクノロジーズ株式会社(本社:千葉県木更津市、代表取締役:遠山貴嗣)が運営するメディア「ママキャン資格部」は、日本語教師(登録日本語教員)の資格取得に向けて学習した経験のある138名を対象に、制度の認知度・学習方法・費用・学習時間などに関するアンケート調査を実施しました。

2024年4月1日に「日本語教育機関認定法」が施行され、日本語教師は国家資格「登録日本語教員」として制度に位置づけられました。第1回の日本語教員試験は2024年11月に実施され、現職者等を対象とした経過措置は2029年3月末(一部は2033年3月末)まで続きます。資格の枠組みが移行期にあるなか、学習者が制度をどこまで理解して学び始めているかは、これまで十分に可視化されていませんでした。

本調査では、学習を始める前に「制度の内容までよく知っていた」と回答した人は15.9%にとどまり、「名前は聞いたことがある程度だった」59.4%と「まったく知らなかった」24.6%を合わせた84.1%が、制度の内容を把握しないまま学習を開始していた傾向がみられました。

一方、資格の取得意向は「取得するか検討中である」39.9%、「これから取得を目指したい」34.8%で、合計74.6%が取得に前向き・検討段階にあり、制度の認知度と取得意向との間に差がうかがえる結果となりました。

調査結果の詳細は、対象記事(https://mamcamp.com/shikaku/japanese/)に掲載しています。

調査結果のポイント

  1. 学習開始前に制度の内容までよく知っていた人は15.9%。「名前は聞いたことがある程度」59.4%+「まったく知らなかった」24.6%で、合計84.1%が内容を把握していなかった。

  2. 取得意向は「取得するか検討中」39.9%+「これから取得を目指したい」34.8%=74.6%。「すでに取得した/取得予定である」は10.9%。

  3. 学習費用は「3万円未満」36.2%が最多。「3万円〜10万円未満」28.3%と合わせ、10万円未満が合計64.5%。学習方法は「通信講座」31.2%が最多。

  4. 学習で難しいと感じた点(複数選択)は「学習時間の確保」44.9%が最多、次いで「試験の難易度・出題範囲の広さ」43.5%、「モチベーションの維持」33.3%。

  5. 実現したい働き方は「オンライン・在宅で教える」36.2%が最多、「海外で教える」25.4%が続く。学習方法への満足度は「とても満足」13.8%+「まあ満足」54.3%=68.1%。

※本リリースの数値は、いずれも有効回答138件の実測値です。合算値(84.1%、74.6%、64.5%、68.1%)は各選択肢の件数を合計して算出しています。四捨五入のため、合計が100.0%にならない場合があります。

調査結果の詳細

1.制度を理解して学び始めた人は6人に1人 84.1%は「名前を聞いた程度」以下

国家資格「登録日本語教員」制度について、学習を始める前からどの程度知っていたかを聞いたところ、「名前は聞いたことがある程度だった」が59.4%(82件)で最も多く、「まったく知らなかった」24.6%(34件)が続きました。「制度の内容までよく知っていた」は15.9%(22件)で、合計84.1%(116件)が制度の内容を把握しないまま学習を始めていた傾向がみられます。

なお本設問は学習開始前の認知状況を尋ねたものであり、現在の理解度を示すものではありません。また、回答者の学習開始時期は制度施行(2024年4月1日)の前後にわたるとみられ、本結果は制度の周知状況そのものを評価するものではありません。

【図1】国家資格「登録日本語教員」制度の認知度(単一回答/n=138)|出典:ママキャン資格部

選択肢

件数

名前は聞いたことがある程度だった

82

59.4%

まったく知らなかった

34

24.6%

制度の内容までよく知っていた

22

15.9%

2.知らずに始めても取得意向は74.6% 認知と意欲のギャップ

資格の取得意向については、「取得するか検討中である」が39.9%(55件)で最多、「これから取得を目指したい」が34.8%(48件)でこれに次ぎ、両者を合わせると74.6%(103件)となりました。「すでに取得した/取得予定である」は10.9%(15件)、「取得するつもりはない」は14.5%(20件)でした。

制度内容の認知が15.9%にとどまる一方で取得意向は74.6%と高く、両者の間に差がみられました。日本語教師を目指して学習しながらも、新資格の取得については判断を保留している層が一定数存在することがうかがえます。

【図2】国家資格「登録日本語教員」の取得意向(単一回答/n=138)|出典:ママキャン資格部

選択肢

件数

取得するか検討中である

55

39.9%

これから取得を目指したい

48

34.8%

取得するつもりはない

20

14.5%

すでに取得した/取得予定である

15

10.9%

3.6割超が10万円未満で学ぶ 最多は通信講座31.2%、独学24.6%が続く

学習にかけた(かける予定の)費用の総額は、「3万円未満」36.2%(50件)が最も多く、「3万円〜10万円未満」28.3%(39件)が続きました。両者を合わせた10万円未満は64.5%(89件)です。一方で「30万円〜50万円未満」8.0%(11件)、「50万円以上」7.2%(10件)と、比較的高額な層も一定数みられました。

【図3】学習にかけた(かける予定の)費用の総額(単一回答/n=138)|出典:ママキャン資格部

選択肢

件数

3万円未満

50

36.2%

3万円〜10万円未満

39

28.3%

10万円〜30万円未満

28

20.3%

30万円〜50万円未満

11

8.0%

50万円以上

10

7.2%

学習方法は「通信講座(オンライン中心の養成講座を含む)」31.2%(43件)が最多で、「市販テキストなどでの独学」24.6%(34件)、「通学制の養成講座・スクール」17.4%(24件)、「大学・大学院での専攻」15.2%(21件)、「オンライン講座と独学の併用」11.6%(16件)と続きました。オンラインまたは独学を主とする回答が上位に並ぶ傾向がみられます。

【図4】資格取得に向けた主な学習方法(単一回答/n=138)|出典:ママキャン資格部

選択肢

件数

通信講座(オンライン中心の養成講座を含む)

43

31.2%

市販テキストなどでの独学

34

24.6%

通学制の養成講座・スクール

24

17.4%

大学・大学院での専攻

21

15.2%

オンライン講座と独学の併用

16

11.6%

4.最大の壁は「時間」44.9% 1日2時間未満が81.2%を占める

学習を進めるうえで難しいと感じた点(複数選択)は、「学習時間の確保」44.9%(62件)が最も多く、「試験の難易度・出題範囲の広さ」43.5%(60件)、「モチベーションの維持」33.3%(46件)、「費用の負担」32.6%(45件)、「模擬授業・実習のハードル」29.7%(41件)が続きました。「情報や学ぶ仲間が少なく孤独に感じた」は12.3%(17件)、「特に大きな困りごとはなかった」は5.1%(7件)でした。

時間・難易度・モチベーション・費用といった複数の要素が近い水準で挙げられており、特定の要因に偏らない傾向がみられます。

【図5】学習中に難しいと感じた点(複数回答/n=138、延べ選択数278)|出典:ママキャン資格部

選択肢

件数

学習時間の確保

62

44.9%

試験の難易度・出題範囲の広さ

60

43.5%

モチベーションの維持

46

33.3%

費用の負担

45

32.6%

模擬授業・実習のハードル

41

29.7%

情報や学ぶ仲間が少なく孤独に感じた

17

12.3%

特に大きな困りごとはなかった

7

5.1%

延べ選択数

278

実際の1日あたりの学習時間は「1〜2時間程度」40.6%(56件)が最多で、「30分〜1時間程度」33.3%(46件)、「2〜3時間程度」15.2%(21件)が続きました。「30分未満」7.2%(10件)を含め、2時間未満が合計81.2%(112件)を占めています。

【図6】1日あたりの平均的な学習時間(単一回答/n=138)|出典:ママキャン資格部

選択肢

件数

1〜2時間程度

56

40.6%

30分〜1時間程度

46

33.3%

2〜3時間程度

21

15.2%

30分未満

10

7.2%

3時間以上

5

3.6%

5.目指すのは「オンライン・在宅」36.2% 学習方法への満足度は68.1%

資格取得・学習後に実現した(実現したい)働き方は、「オンライン・在宅で日本語を教える」36.2%(50件)が最多、「海外で教える」25.4%(35件)が続きました。「まだ教える活動はしていない(これから探す)」16.7%(23件)、「国内の日本語学校・教育機関で教える」15.2%(21件)、「地域のボランティア等で教える」6.5%(9件)という結果です。

【図7】実現した(実現したい)働き方(単一回答/n=138)|出典:ママキャン資格部

選択肢

件数

オンライン・在宅で日本語を教える

50

36.2%

海外で教える

35

25.4%

まだ教える活動はしていない(これから探す)

23

16.7%

国内の日本語学校・教育機関で教える

21

15.2%

地域のボランティア等で教える

9

6.5%

選んだ学習方法への満足度は、「まあ満足」54.3%(75件)と「とても満足」13.8%(19件)を合わせて68.1%(94件)。「どちらともいえない」26.8%(37件)、「やや不満」2.9%(4件)、「不満」2.2%(3件)でした。なお本設問は回答者自身が選んだ学習方法に対する主観的な評価であり、特定の学習方法の優劣を示すものではありません。

【図8】選んだ学習方法への満足度(単一回答/n=138)|出典:ママキャン資格部

選択肢

件数

まあ満足

75

54.3%

どちらともいえない

37

26.8%

とても満足

19

13.8%

やや不満

4

2.9%

不満

3

2.2%

参考.目指した理由と回答者の属性

日本語教師を目指そうと思った最も大きな理由は、「語学・国際交流が好きで、自分の学びのため」34.1%(47件)が最多で、「海外で働きたい/海外生活に活かしたいため」29.0%(40件)、「在宅・オンラインで働きたいため」18.1%(25件)が続きました。「再就職・社会復帰のため」「定年後・セカンドキャリアのため」はいずれも6.5%(各9件)、「副業・複業に活かしたいため」は5.8%(8件)でした。

【図9】日本語教師を目指した最も大きな理由(単一回答/n=138)|出典:ママキャン資格部

選択肢

件数

語学・国際交流が好きで、自分の学びのため

47

34.1%

海外で働きたい/海外生活に活かしたいため

40

29.0%

在宅・オンラインで働きたいため

25

18.1%

再就職・社会復帰のため

9

6.5%

定年後・セカンドキャリアのため

9

6.5%

副業・複業に活かしたいため

8

5.8%

回答者の属性は、性別が「女性」73.2%(101件)、「男性」23.2%(32件)、「回答しない」3.6%(5件)。年齢は「30代」33.3%(46件)、「20代」26.8%(37件)、「40代」26.1%(36件)、「50代」10.1%(14件)、「60代以上」3.6%(5件)でした。

【図10】回答者の性別・年齢(単一回答/n=138)|出典:ママキャン資格部

選択肢

件数

女性

101

73.2%

男性

32

23.2%

回答しない

5

3.6%

選択肢

件数

30代

46

33.3%

20代

37

26.8%

40代

36

26.1%

50代

14

10.1%

60代以上

5

3.6%

◼︎担当者コメント

「ママキャン資格部」編集部・斉藤さやか

制度が変わったことは知っていても、内容までは追えていない——今回の結果は、そうした学習者の実態を映していると考えています。一方で7割超が取得に前向きである以上、必要なのは意欲の喚起ではなく、正確な情報を届けることだと受け止めています。

とりわけ印象的だったのは、費用と時間の制約です。学習費用は10万円未満が64.5%、1日の学習時間は2時間未満が81.2%を占めました。まとまった時間と費用を投じられる人ばかりではなく、仕事や家庭と両立しながら少しずつ学びを進めている方が多数派であることがうかがえます。難しかった点として「学習時間の確保」が44.9%で最多となったことも、これと無関係ではないでしょう。

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