【名城大学】開学100周年記念 森和俊薬学部教授の就任記念シンポジウムを開催
名城大学の開学100周年記念シンポジウムで、森和俊薬学部教授が小胞体ストレス応答の仕組みの解明について講演しました。また、関連研究者6人が、糖尿病やがん、神経変性疾患などの創薬・治療応用の可能性を提示...
学校法人 名城大学が@Pressで配信したプレスリリースの原文を、Zero Press が転載して掲載しています。

本学の開学100周年記念事業の一環で、森和俊教授の薬学部教授の就任を記念したシンポジウムが10月3日、八事キャンパスのライフサイエンスホールで開催されました。細胞内でタンパク質の品質管理を担う「小胞体ストレス応答」の仕組みを解明した森教授がメーンで講演し、小胞体やゴルジ体のストレス応答などが専門で、森教授と関わりのある研究者6人が最新の研究成果を発表しました。
「生命活動を担うタンパク質の合成・成熟と品質管理のしくみ-小胞体からゴルジ体に至る分泌経路恒常性と疾患・創薬」をテーマにしたシンポジウムでは、初めに、小原章裕理事長があいさつし「本学を拠点に研究を進め、『名城大学に生命科学あり』と発信していただきたい」と森教授に期待しました。続いて、森教授が来場した学生や大学などの研究者約200人にシンポジウムの主旨を説明しました。
講演に入り、森教授は「分子シャペロンと小胞体ストレス応答によるタンパク質の品質管理」と題して、小胞体ストレス応答の仕組みを「消防署」や「太鼓」などに置き換えて分かりやすく解説したほか、ピーター・ウォルター教授とのライバル関係も交えてその研究の変遷なども紹介。小胞体ストレス応答について「さまざまな生命現象や生物の進化を裏で支えている」と強調しました。
さらに、小胞体ストレス応答の創薬や治療への応用について、糖尿病やがん、神経変性疾患などの疾患を挙げ、森教授は「臓器によって作用が違ってくるため、一番効く作用点を見つければ新薬を開発できる可能性がある」と指摘。その一方で「どの臓器のどの病気を治したいのかということに焦点を当てて研究しなければ、うまくいかない。10年、20年とかかり、開発費用もかかる」とも明かしました。


シンポジウムではこのほか、森教授をはさんで研究者6人が登壇。吉田秀郎・兵庫県立大学教授、清水重臣・東京科学大学特別教授、加藤晃一・自然科学研究機構教授、堀修・金沢大学教授、今泉和則・大阪大学特任教授、親泊政一・徳島大学教授が、共同研究の際のエピソードなど森教授との関わりを交えながら、ゴルジ体ストレス応答や糖鎖などについての最新の知見や、新たな治療法や創薬につながる可能性を秘めた研究成果を解説し、来場者は小胞体ストレス応答についての基礎や応用面への展開などについて理解を深めていました。



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