メディアに届ける

メディアリストの作り方。送り先を自分で選ぶ

自社に合うメディアの探し方、連絡先の調べ方、リストの管理方法を実務手順で説明します。配信サービスに任せる場合との使い分けも示します。

プレスリリースを新聞やウェブなどのメディアへ届けるイラスト

配信サービスに任せる方法とは別に、自分でメディアリストを作って個別に送る方法があります。手間はかかりますが、送り先を選べるため精度が上がります。

なぜ自分でリストを作るのか

一斉配信は効率的ですが、その媒体に合わない内容も一律に送られます。受け取る側は「関係ない情報が来る送信元」と認識し、次第に開かなくなります。

自分でリストを作れば、媒体ごとに送る内容を選べます。数十媒体でも、狙いが合っていれば一斉配信より結果が出ることがあります。

どの媒体を選ぶか

次の順序で探すと漏れが少なくなります。

1. 自社の業界を扱う専門媒体
業界紙、業界誌、専門ニュースサイト。読者が絞られているぶん、掲載されたときの反応が直接的です。

2. 地域の媒体
地方紙、地域のフリーペーパー、コミュニティFM、ケーブルテレビ。「地元企業の動き」という切り口が使えるため、中小企業には有力な入口です。

3. 一般のビジネス媒体
経済紙、ビジネス系ウェブメディア。競争は激しいですが、内容次第では扱われます。

4. 生活・消費者向け媒体
BtoC の商材ならここも対象になります。

プレスリリースを適切なメディアへ届ける経路のイラスト

連絡先の調べ方

  • 媒体のウェブサイト。 「お問い合わせ」「情報提供」「プレスリリース送付先」といったページに、受付用のアドレスやフォームが用意されていることが多いです
  • 媒体の奥付。 雑誌や紙媒体には編集部の連絡先が記載されています
  • 記事の署名。 自社の分野をよく書いている記者の名前を控えておきます

注意点として、事件のタレコミ用や読者サポート用の窓口にプレスリリースを送らないでください。担当が違うため処理されず、迷惑にもなります。「広報・プレスリリース受付」と明示された窓口を使います。

リストに持たせる項目

表計算ソフトで十分です。次の項目があれば運用できます。

  • 媒体名
  • 種別(新聞・雑誌・Web・テレビ・ラジオ)
  • 分野(IT・経済・地域・生活など)
  • 送付先(メールアドレスまたはフォームURL)
  • 担当者名(分かれば)
  • 対象地域
  • 送付履歴(いつ何を送ったか)
  • 反応(掲載されたか、返信があったか)

送付履歴と反応を残しておくと、次回どこに送るべきかが見えてきます。

個別に送るときの書き方

一斉送信の宛先に全媒体を並べるのは避けてください。他の宛先が見えてしまい、扱いが雑に見えます。BCC を使うか、1通ずつ送ります。

本文には、その媒体向けの一文を添えると効果が上がります。

貴誌で中小企業のDXを継続的に取り上げられているのを拝見し、ご連絡しました。

定型文だけの一斉送信と、一行の言及があるものとでは、開封後の印象が変わります。

手間との折り合い

正直なところ、リスト作成と個別送信は時間がかかります。20媒体分の連絡先を集めるだけで数時間、送信にも1〜2時間かかります。

現実的な運用は次の形です。

  • 重要な発表のときだけ、狙った10〜20媒体に個別送信する
  • 通常の発表は、配信サービスの一斉配信に任せる

Zero Press では、公開と同時に大手メディア20社へ自動で告知メールが送られます。さらに広げたい場合は、1リリース500円の全媒体配信オプションで保有するメディアリスト約400媒体すべてに配信できます。新聞・出版・コミュニティFM・ケーブルテレビ・雑誌なども含まれるため、自分でリストを作る手間を節約する使い方ができます。

自分のリストと配信サービスを併用し、「特に届けたい数媒体には個別に、それ以外はサービス経由で」という形が、手間と効果のバランスが取れます。

送ったあとの動き方は記者へのフォローにまとめました。

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