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契約期間の縛りがない光回線とは。違約金なしプランの仕組みと確認点

短期間しか住まない人に向けて、契約期間の縛りがない光回線の仕組みを整理しました。自動更新契約との違い、解約時に費用が出るケース、月額と初期費用の見方、接続方式による使い勝手の差、退去時の手続きまで、契約前に確認したい点をまとめています。

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「2年縛り」の光回線で実際に起きること

転勤の内示が出た、来春から進学で家を離れる、同棲を解消して引っ越す。生活が動くタイミングで真っ先に思い出すのが、契約したときにさらっと読み飛ばした「最低利用期間」の文字です。

一般的な光回線の多くは、2年または3年の契約期間が設定され、期間が終わると自動で更新される仕組みになっています。更新月と呼ばれる決まった期間の中で解約すれば費用は発生しませんが、それ以外の時期に解約すると契約解除料が請求されます。更新月は数か月しかないことが多く、引っ越しの時期と重なるとは限りません。

さらに厄介なのが工事費の扱いです。「工事費実質無料」とうたわれているものの多くは、工事費を分割で請求しつつ、同額を毎月割り引くことで負担をゼロにする形をとっています。この場合、途中で解約すると割引が止まり、残っている分割分が残債として請求されます。契約解除料と工事費残債の両方が来て、想定していた金額の何倍にもなった、という話はここから生まれます。

数年以内に動く可能性がある人にとって、この構造は素直に不利です。そこで選択肢に入ってくるのが、契約期間の縛りがないタイプの光回線です。

契約期間の縛りがない光回線とは

自宅に設置されたインターネット用のルーターとケーブル

契約期間の縛りがない、というのは、最低利用期間と契約解除料が設定されていないという意味です。いつ解約しても、期間を理由とした違約金は発生しません。更新月を気にする必要も、カレンダーに解約可能な時期を書き込んでおく必要もなくなります。

こうしたプランの多くは「光コラボレーション」と呼ばれる形態をとっています。NTT東日本・NTT西日本が敷設した光ファイバーの設備を、事業者が借り受けて自社のサービスとして提供する仕組みです。回線設備そのものは共通なので、提供エリアはフレッツ光と同じ範囲になり、すでにその設備が入っている建物なら比較的スムーズに導入できます。プロバイダの契約が料金に含まれている形が多いのも、この形態の特徴です。

料金面で見ると、縛りがないぶん割高になるとは限りません。たとえばプロバイダ料金と回線利用料込みでマンションタイプが月額3,608円(税込)からという設定のものや、マンション月額3,773円(税込)・戸建て月額4,818円(税込)で、スマホのセット割を前提にしない料金にしているものもあります。長期契約と引き換えの割引に頼らない設計、と言い換えてもよいでしょう。

縛りなしでも解約時に費用が出ることがある

契約書類にサインをするデスクの様子

ここは誤解が生まれやすいところです。契約期間の縛りがないことと、解約時に一円もかからないことは、同じではありません。契約解除料が発生しないだけで、他の費目が残っている可能性はあります。

まず工事費です。初期工事費を分割で支払っている途中で解約した場合、残りの分割分が請求される契約もあります。一方で、途中解約時に工事費の残債を請求しないと明記しているサービスもありますし、そもそも初期費用を取らず、月額料金だけで完結する設計のものもあります。ここは契約ごとに扱いが違うので、申し込む前に読んでおくべき項目です。

次にオプションです。光電話やテレビサービス、機器のレンタルを付けている場合、それぞれに解約手続きや費用が伴うことがあります。ルーターをレンタルしているなら返却も必要です。

三つ目が撤去工事です。建物の状況や契約内容によっては、退去時に設備の撤去を求められることがあります。四つ目が月途中で解約した場合の扱いで、日割りになるのか、その月は満額なのかは事業者によります。これらは金額を一律に示せる性質のものではないので、「かからない」と決めつけず、契約前に確認する項目として頭に入れておいてください。

縛りなしプランを比べる4つの視点

比較の軸は四つに整理できます。ひとつ目は月額料金で、プロバイダ料金が含まれているかどうかを必ず揃えて見ます。回線料金だけ安く見えても、別途プロバイダ料が乗るなら意味がありません。プロバイダ料込みでマンションタイプが月額3,608円(税込)から使える、契約期間の縛りがない光コラボもあり、詳しい条件は契約期間に縛りのない【おてがる光】 の案内で確認できます。

ふたつ目は初期費用と工事費の扱いです。工事費が無料になる条件、分割になる場合の期間、途中解約時の残債の扱い。ここが総額に効いてきます。初期費用を設けず月額料金のみとしているタイプもあり、その場合は計算が単純になります。

三つ目は接続方式と貸出機器です。IPoE(v6プラス)に対応しているか、対応するWi-Fiルーターを無料で貸してくれるか。ルーターを自分で用意する前提だと、初期に1万円前後の出費が別に発生します。

四つ目は解約時の条件で、前の章で挙げた工事費残債・オプション・撤去・日割りの扱いです。なお、料金を抑えることを優先した低価格帯のプランには、マンション月額3,300円(税込)・戸建て月額4,400円(税込)といった設定のものもありますが、こうしたプランは通信が混雑したときに速度を制御する仕組みを前提にしている場合があります。安さと引き換えの制約なので、セットで理解しておく必要があります。

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接続方式で使い勝手はどう変わるか

光回線の速度体感を左右するのが接続方式です。大きく分けてIPoE方式(v6プラスなどの名前で提供されるもの)とPPPoE方式があり、混雑の受け方が違います。

PPPoE方式は、プロバイダの設備を経由して接続する従来からの方式です。夜間など利用が集中する時間帯に、この経路が混み合って速度が落ちることがあります。一方のIPoE方式は、その混雑しやすい区間を通らない経路を使うため、時間帯による落ち込みが小さくなる傾向があります。対応したルーターが必要になるので、無料レンタルが付いているかどうかは確認しておきたい点です。

もっとも、PPPoE方式が常に不利というわけではありません。利用者の少ない環境では十分な速度が出ますし、料金設計がシンプルなものが多いのも利点です。たとえば、支払いは月額料金のみで初期費用がなく、土日祝の工事にかかる追加費用や引越しに伴う費用も設けていないという設計で、ファミリー4,796円(税込)・マンション3,696円(税込)というPPPoE方式のプランもあります。ただしルーターのレンタルやオプションを付ければ、それぞれの料金は発生します。詳細はBB.excite光 Classic で確認してください。

速度を優先したい場合は、下り最大2Gbpsをうたうプランを月額3,980円(税抜)で提供しているものもあります。いずれの数値もベストエフォート、つまり技術規格上の最大値であって、実際の速度は建物の配線状況や時間帯、宅内の機器によって変わります。数値をそのまま体感速度として受け取らないようにしてください。

短期間しか住まない人の選び方

数年以内に動く前提なら、考え方はシンプルです。初期に大きな出費を作らず、費用をできるだけ月額に一本化する。これに尽きます。工事費を分割で背負うと、退去のタイミング次第で残債が発生します。初期費用を取らない設計や、残債を請求しないと明記しているサービスは、その意味で相性がよいと言えます。

次に開通までの日数です。光回線は工事の予約が必要で、繁忙期は数週間から一か月以上待つこともあります。入居日が決まっているなら、その時点で申し込みの準備を始めておくと、ネットのない期間を短くできます。建物にすでに設備が入っているかどうかでも日数は変わるので、申し込み前に確認しておきましょう。

退去時の手続きも先に把握しておくと安心です。解約の申し出をいつまでにするか、機器の返却先はどこか、撤去工事が必要かどうか。これらは契約時の書面に書かれています。

回線そのものの種類や、住まいの形態に応じた選び方を広く知りたい場合は https://zero-press.net/columns/hikari-kaisen-erabikata が参考になります。また、申し込み窓口の特典まで含めて総額で考えたい場合は https://zero-press.net/columns/hikari-cashback-chui も併せて読んでみてください。

よくある質問

縛りなしのプランは料金が高いのですか?

一概にはそう言えません。長期契約を前提にした割引がないぶん割高に見えることもありますが、プロバイダ料込みで比較すると差が小さいこともあります。総額で見るには、月額に初期費用と機器代を足して、想定する利用期間で割ってみるのが分かりやすい方法です。

途中で解約したら本当に費用はかからないのですか?

契約期間を理由とした解除料は発生しません。ただし工事費の残債、オプションの解約、機器の返却、撤去工事などが別に生じることがあります。契約前に、解約時の費用としてどの項目が残るのかを確認しておいてください。

引っ越し先でも同じ回線を使えますか?

移転の手続きで継続できる場合と、いったん解約して新規で申し込む場合があります。移転にも工事が必要になることが多く、費用の扱いは事業者ごとに違います。引っ越しが決まった時点で問い合わせるのが確実です。

混雑時に速度を制御するプランはどんな人に向きますか?

料金を抑えたい人で、動画の視聴やウェブ閲覧が中心という使い方なら選択肢になります。オンラインゲームや大容量のアップロードを日常的に行うなら、制御のないプランを選んだほうが無難です。通常プランへ変更できる場合もあるので、その可否も見ておきましょう。

工事なしで使えるものはありますか?

回線を引かずに使えるホームルーターや、モバイル回線を使う選択肢もあります。工事の待ち時間がない代わりに、通信の安定性は設置環境に左右されます。短期間の利用ならこちらが合うこともあります。

まとめ

契約期間の縛りがない光回線は、更新月を気にせず解約できるという一点で、数年以内に引っ越す可能性がある人と相性がよい選択肢です。光コラボの形をとるものが多く、提供エリアや設備は従来の光回線と共通しています。

ただし、縛りがないことと解約時の出費がゼロであることは別の話です。工事費の残債、オプション、機器の返却、撤去工事、月途中の日割り。この五つは契約ごとに扱いが違うので、申し込む前に確認しておいてください。

比べるときの軸は、プロバイダ料込みの月額、初期費用と工事費の扱い、接続方式と貸出ルーター、そして解約時の条件です。料金や条件は変更されることがあるため、最新の内容は各サービスの案内ページで確かめるようにしましょう。

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