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介護の仕事を始めるとき。資格の順番と、職場の選び方

介護の仕事に興味はあるが、資格が要るのか、体力が続くのか分からない。求人を見ても職種の名前が似ていて、何が違うのか読み取れない。始める前に足踏みしている人は多いはずです。

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介護の仕事に興味はあるが、資格が要るのか、体力が続くのか分からない。求人を見ても職種の名前が似ていて、何が違うのか読み取れない。始める前に足踏みしている人は多いはずです。

介護と一口に言っても、働く場所と仕事の中身は大きく違います。まずその違いを知り、そのうえで資格をどの順番で取るかを決める。この順番で考えると迷いが減ります。

この記事では、仕事の種類の分け方、資格を取る順番、求人で確かめる条件、そして続けるための備えを整理します。

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介護の仕事はひとつではない

働く場所で、大きく分かれます。

利用者の自宅を訪ねる形は、一人で動く時間が長くなります。移動があり、家ごとに環境が違い、その家の暮らし方に合わせます。決まった時間に決まった内容を行う仕事です。

施設で働く形は、同じ場所に複数の職員がいます。交代で勤務し、夜勤が入ることもあります。困ったときにすぐ相談できる相手が近くにいる点は、始めたばかりの人には心強い環境です。

仕事の中身でも分かれます。身体に直接触れる介助が中心の仕事と、食事の準備や掃除、買い物といった生活の支援が中心の仕事があります。求められる資格も変わります。

日中だけの勤務か、夜勤を含むかも大きな違いです。夜勤には手当が付く一方、生活のリズムは変わります。家庭の状況と合わせて考えてください。

運営している事業者の規模でも、働き方は変わります。全国に施設を持つ会社は制度が整っている一方、配属や異動の可能性があります。地域に根ざした事業所は、通いやすさと人の顔が見える点が利点です。

まずは、この3つの軸で「自分が続けられる形」を絞ります。求人を見るのはその後です。

資格は取ってから動くか、働きながら取るか

資格がなければ始められない、というわけではありません。

生活の支援が中心の仕事や、施設の補助的な業務なら、無資格から入れる求人があります。働きながら研修を受けて、資格を取っていく形です。費用を負担する事業者もあります。

一方、身体に触れる介助を行うには、定められた研修の修了が求められます。何が必要かは仕事の内容によって決まっているため、募集要項の記載と、実施団体の案内で確認してください。

どちらを先にするかは、生活の事情によります。すぐに収入が必要なら働きながら、時間に余裕があるなら先に研修を終えてから応募する。どちらが有利ということはありません。

制度は見直されることがあります。「◯年前に聞いた話」で判断せず、いま公開されている案内を読んでください。

先を見据えるなら、段階のある資格の道筋も知っておくと計画が立てやすくなります。入門にあたる研修から、実務の経験を積んでから受ける資格へ。何年目に何を受けるのかを、ざっくりでも描いておくと迷いません。

研修の種類と受け方

研修は、通学と通信を組み合わせる形が一般的です。

日数は課程によって違います。数日で修了する課程もあれば、数か月かけるものもあります。仕事や家庭の予定と照らして、通える形かどうかを先に確認します。

たとえばユースタイルカレッジ(重度訪問介護従業者研修)のような課程では、通学の日数を抑えた形で、医療的な行為の一部を含む内容まで学べる構成になっています。振替に対応している教室もあるため、予定が崩れやすい人は制度の有無を聞いておくと安心です。

費用は課程と実施団体で幅があります。自治体や事業者の補助が使える場合もあるため、申し込む前に調べる価値があります。

会場の場所も確認します。通学が必要な日に、無理なく通える距離かどうか。同じ課程でも開講している教室は限られます。

修了したあと、どの仕事に応募できるようになるのかも聞いておきます。取ってから使い道を探すより、使う場面を決めてから取るほうが無駄がありません。

受講の前に、実際の仕事を見ておくのも有効です。見学や短時間の勤務から入れる事業所もあります。学んでから現場を知るより、現場を知ってから学ぶほうが内容が入ってきます。

テーブルに置かれたノートと学習用の教材

求人で確かめる条件

募集要項に書かれていない部分を、面談で聞きます。

夜勤の回数です。月に何回入るのか、明けの日は休みになるのか。ここは生活への影響が大きい部分です。

人員の体制も聞きます。1つの時間帯に何人でみているのか、急に休みが出たときにどう回すのか。体制に無理があると、続けるのが難しくなります。

訪問の仕事なら、移動の範囲と手段です。1日に何件回るのか、移動の時間は勤務に含まれるのか、車やバイクが必要か。

記録の方法も確認します。紙なのか、携帯やタブレットなのか。記録にかかる時間は、想像より長いものです。

教育の体制も見ておきます。入ってすぐ一人で任されるのか、先輩と一緒に回る期間があるのか。この差は、最初の数か月の負担を大きく左右します。

定着の状況も聞いてみます。同じ職場で何年働いている人が多いか、直近1年で何人が入り何人が辞めたか。数字を出してくれる事業者は、その点に自信があるということでもあります。

見学ができるなら、行ってみてください。声のかけ方、記録をつける様子、休憩の取り方。募集要項では分からないことが見えてきます。

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身体と気持ちの負担に備える

長く続けるためには、備えが要ります。

腰への負担は、多くの人が挙げる課題です。持ち上げる動作の姿勢、補助具の使い方、無理をしない判断。研修で学ぶ内容ですが、現場で実践できるかは体制にもよります。

道具が使える環境かどうかも見ておきます。移乗の補助具や電動の設備がそろっている職場と、人の力に頼る職場では、身体への負担がまったく違います。見学のときに確かめられる部分です。

勤務時間が不規則になる場合は、睡眠の確保を先に考えます。夜勤明けの過ごし方、休みの日の使い方。慣れるまでに時間がかかる人もいます。

気持ちの面では、相談できる相手がいるかどうかが効きます。うまくいかない日、判断に迷った場面。一人で抱えると続きません。職場に相談の仕組みがあるかを確認してください。

利用者との関わり方も、人によって感じ方が違います。合う合わないがあって当然で、それは能力の問題ではありません。合わないと感じたら、働く場所を変える選択もあります。

感染症への備えや、事故が起きたときの手順も確認しておきます。決まった対応が用意されている職場のほうが、想定外の場面で慌てずに済みます。

支援を受けながら働く選択肢

障害や持病がある場合も、働き方の選択肢はあります。

配慮が必要な内容を、どこまで伝えるか。伝えたうえでどんな業務なら担えるか。ここを一緒に整理してくれる支援のサービスがあります。

身体障害をお持ちの方 就職・転職・キャリアアップのご相談は株式会社U三へお気軽にご連絡下さい!のように、特定の状況に詳しい担当者がいるサービスもあります。同じ立場を経験した人が対応する場合、説明の手間が減ることもあります。何をどこまで支援してもらえるかは、面談で確認してください。

公的な窓口もあります。ハローワークには専門の相談窓口が設けられており、地域の障害者就業・生活支援センターに相談できる場合もあります。費用はかかりません。

家庭の事情で働ける時間が限られる場合も、相談の対象になります。短時間の勤務や、曜日を固定した働き方を扱う事業所はあります。条件を先に伝えたほうが、紹介される求人が現実的になります。

どの窓口を使う場合も、決めるのは本人です。周囲が勧める働き方より、自分が続けられる形を優先してください。

明るい部屋で話をする二人

よくある質問

未経験でも応募できますか

未経験を受け入れる求人はあります。入ってからの教育の期間と内容を、面談で確認してください。

資格の費用はどのくらいですか

課程と実施団体で幅があります。事業者や自治体の補助が使える場合もあるため、申し込み前に確認してください。

夜勤は避けられますか

日勤のみの求人はあります。数は限られるため、勤務地や職種で調整が要る場合があります。

年齢は関係しますか

幅広い年代の人が働いている分野です。体力の面で不安があるなら、身体への負担が少ない業務から始める選択もあります。

掛け持ちはできますか

事業者の規程によります。勤務時間の管理に関わるため、応募の段階で確認してください。

資格は何から取ればよいですか

やりたい仕事の内容によって変わります。募集要項に書かれた要件と、実施団体の案内を照らして決めてください。

家族の介護の経験は評価されますか

経験そのものは理解の助けになりますが、仕事としての手順は別に学ぶことになります。面談では、事実として伝えて構いません。

まとめ

始めるときの要点は3つです。

訪問か施設か、介助か生活の支援か、夜勤の有無で働き方の型を選ぶこと。資格の要件は実施団体と公的な案内で確認すること。そして、人員の体制と教育の期間を面談で確かめること。

同じ福祉の分野で、働く前に見学から入る形については https://zero-press.net/columns/shurou-ikou-kengaku に、現場で使える国家資格の全体像は https://zero-press.net/columns/genba-kokka-shikaku にまとめました。

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