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仕事で使う英語をどう鍛えるか。読む・書く・話すの優先順位

海外の取引先とのやり取りを任された。会議に同席することになった。仕事で英語が必要になると、まず何から手をつけるべきか迷います。

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海外の取引先とのやり取りを任された。会議に同席することになった。仕事で英語が必要になると、まず何から手をつけるべきか迷います。

学生時代の勉強に戻る必要はありません。仕事で使う英語は、扱う話題も表現も限られています。範囲を絞れば、必要な量は思ったより少なくて済みます。

この記事では、範囲の絞り方、読む・書く・話すの優先順位、書く力を先に固める理由、話す練習の設計、検定の使い方、そして社内で導入する場合の考え方を整理します。

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仕事の英語は範囲が狭い

まず、自分の業務で英語が出てくる場面を書き出します。

メールのやり取りなのか、資料を読むことなのか、会議に出ることなのか、来客の対応なのか。同じ「英語が必要」でも、求められる力はまったく違います。

扱う話題も限られています。自社の製品、価格、納期、仕様、契約の条件。日常会話の全般を学ぶより、この範囲の語彙と表現を固めるほうが早く役に立ちます。

過去のやり取りを見返すのも有効です。受け取ったメール、送った資料、議事の記録。実際に使われている表現の一覧が、そのまま自分用の教材になります。

社内に英語を使っている人がいれば、その人の文面を見せてもらいます。同じ業界で使われる言い回しは、汎用の教材には載っていないことが多いものです。

範囲を書き出すと、必要な準備の量が見えます。全部を伸ばそうとしないための、最初の作業です。

期限も確認しておきます。来月の会議までなのか、半年後の着任までなのか。残り時間によって、力を入れる場所が変わります。

完璧を目指さないことも大切です。仕事の英語は、伝わって用が足りればまず合格です。正確さは、使いながら上げていけます。

読む・書く・話すの優先順位

4つの技能を同時に伸ばそうとすると、どれも中途半端になります。

メールや資料のやり取りが中心なら、読む力と書く力を優先します。時間をかけて調べながら進められるため、着手しやすい領域でもあります。

会議に出るなら、聞く力が先です。発言できなくても、話の内容が分かれば持ち帰って対応できます。逆に、聞き取れないと会議そのものが成立しません。

来客や商談の対応なら、話す力が必要になります。ただし、この場合も定型の表現を固めておくと、負担が大きく下がります。

優先順位を決めたら、そこに時間の8割を使います。残りは触れる程度で構いません。半年後に必要になる技能は、半年後から始めても間に合います。

技能は互いに影響します。読める文章が増えると書ける表現も増え、書ける表現は話すときに出てきます。1つに絞っても、他がまったく伸びないわけではありません。

書く力を先に固める理由

多くの場面で、書く力から入るのが効率的です。

理由のひとつは、書けた表現は話すときにも使えることです。頭の中に定着した文は、口からも出てきます。逆に、話せない表現は書くこともできません。

もうひとつは、確認しながら進められることです。辞書を引き、例文を探し、時間をかけて組み立てられます。この過程で覚えた表現は残ります。

定型の文をそろえておくと、往復が早くなります。依頼、確認、断り、謝罪、日程の調整。よく使う場面ごとに、自社の言い回しを固めた文面を用意します。

添削を受けられる環境があると、精度が上がります。自分では気づけない誤りや、不自然な言い回しを指摘してもらえるためです。社内に読める人がいればその人に、いなければ外部の講座を使う方法があります。

書いた文は、使い回せる形で保存します。件名ごとにフォルダを分ける、よく使う文を定型として登録する。同じ文を毎回考え直す必要はありません。

読む力も、同じやり方で伸ばせます。取引先から届く文書を教材にして、分からない語を書き出す。業務に直結する語彙から埋まっていきます。

生成の道具を下書きに使う場合も、送る前に自分で読み直します。意味が違っていないか、丁寧さの度合いが場面に合っているか。ここは人が判断する部分です。

話す練習の設計

話す力は、時間を確保しないと伸びません。

まず、話す時間を確保します。週に何回、何分。予定表に入れて、他の予定と同じ扱いにします。

話題は業務に寄せます。自社の説明、扱っている製品、よくある質問への回答。日常会話の練習を重ねても、会議で必要な表現は身につきません。

録音して聞き返すのも有効です。自分の発音や言い回しの癖に気づけます。恥ずかしい作業ですが、効果は大きいものです。

相手を確保する方法はいくつかあります。オンラインの会話サービス、社内の英語話者、学習の仲間。初めての方でも安心、「大人の英会話倶楽部」はこちらのように必要なときだけ利用できる形なら、忙しい時期に無駄が出ません。日本語で説明を受けられる講師がいる形は、初めての人には心強い選択肢です。

伴走してもらう形もあります。目標を設定し、学習の計画を組み、続いているかを見てもらう。自分だけでは続かない人には向いています。書いたものの添削と、話す練習を組み合わせた形なら、出す機会が増えます。

会議で発言できない場合は、事前に準備する方法もあります。言いたいことを1文書いておき、その場で読む。回数を重ねるうちに、原稿なしでも出てくるようになります。

ノートに書かれた英語の表現とペン
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検定をどう使うか

資格の点数を目標にするかどうかは、目的によります。

点数が上がると、学習の成果が見える形になります。社内での評価や、異動の要件になっている会社もあります。目標として使う分には有効です。

一方で、点数と業務で使えるかは別です。読む力と聞く力を測る試験で高い点を取っても、会議で発言できるとは限りません。

だから、何のために受けるのかを決めます。要件を満たすためなのか、学習の区切りとしてなのか。目的が曖昧なまま対策に時間を使うと、本来必要な力の練習が後回しになります。

受けるなら、短期で集中するほうが効率的です。だらだら続けるより、期間を決めて対策し、終わったら実務の練習に戻ります。数か月の短期集中で対策を組んでいる講座もあるので、日程から逆算して選んでください。

受験の費用と会場も確認します。年に何回受けられるのか、申し込みの期限はいつか。目標にする以上、日程を先に押さえておきます。

会社として導入する場合

社内で研修を導入する場合は、設計が要ります。

対象者を決めます。全員に一律で行うのか、必要な部署に絞るのか。必要としていない人に受けさせても、時間が消えるだけです。

目的も明確にします。会議に出られるようにするのか、メールを自力で書けるようにするのか。目的が違えば、選ぶ内容も変わります。

時間の確保も設計します。業務時間内に行うのか、時間外なのか。時間外にすると参加率が下がるため、上長の理解を先に取り付けておきます。

続ける仕組みも要ります。受講して終わりでは、数か月で元に戻ります。業務の中で使う場面を作り、定期的に振り返る機会を設けてください。

成果の測り方も決めます。資格の点数だけでなく、対応できた案件の数や、翻訳に頼らず出せたメールの割合。業務に近い指標のほうが、現場の納得を得やすくなります。

ビジネスワールドトーク(法人向け英語研修)のような法人向けの研修では、日本語で説明を受けられる講師がいる形もあります。初心者が多い職場では、この点が続けやすさに効いてきます。費用と期間は提供元で確認してください。

小さな会議室で打ち合わせをする人たち

よくある質問

毎日どのくらい勉強しますか

短い時間を毎日続けるほうが定着します。15分でも構いません。まとまった時間は、週末に確保する形が現実的です。

発音は直すべきですか

伝わることが第一です。相手に通じているなら、優先度は下がります。特定の音が誤解を招く場合だけ、集中して直してください。

翻訳の道具に頼ってよいですか

使って構いません。ただし、送る前に自分で読み直せる程度の力は必要です。誤りに気づけないまま送ると、信頼に関わります。

社内研修の費用はどのくらいですか

人数と期間で変わります。提供元に見積もりを取り、続ける仕組みまで含めて設計してください。

独学で足りますか

読む力と書く力は独学でも進みます。話す力は相手が必要なので、どこかで場を用意することになります。

資格の点数は必要ですか

社内の要件になっている場合は必要です。そうでなければ、実務で使える力を優先しても構いません。

いつから効果が出ますか

内容と時間によって違います。定型の表現をそろえる作業は、数週間で効果を感じやすい部分です。話す力は、もう少し時間がかかると考えてください。

まとめ

仕事の英語で押さえる要点は3つです。

自分の業務で出てくる場面から範囲を絞ること。書く力を先に固めて、話す練習に転用すること。そして、続く仕組みを作ること。

英文を人に見てもらう場合の考え方は https://zero-press.net/columns/eibun-koutsei-business に、添削の道具の使い方は https://zero-press.net/columns/eibun-tensaku-app にまとめました。道具と人の両方を組み合わせると、負担が下がります。

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