家の外まわりの手入れ。草木、網戸、壁を自分でどこまでやるか
気づくと庭の草が膝の高さになっている。隣に伸びた枝が気になっている。網戸が破れたまま夏を越してしまった。家の外まわりは、後回しにしやすい場所です。
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気づくと庭の草が膝の高さになっている。隣に伸びた枝が気になっている。網戸が破れたまま夏を越してしまった。家の外まわりは、後回しにしやすい場所です。
そして後回しにするほど、戻すのに手間と費用がかかります。伸びた草より、伸びた木のほうが処理は大変です。
この記事では、季節の区切りの決め方、自分でやる範囲の線引き、見積もりの取り方、窓まわりの見直し、壁を塗るという選択、そして近隣との関係を整理します。
放っておくと戻すのが大変になる
外まわりの手入れは、時期を決めておくのが一番効きます。
草は、伸びてから刈るより、伸びる前に何度か手を入れるほうが楽です。回数は増えても、一回あたりの作業は軽くなります。
木も同じです。細い枝のうちは自分で切れますが、太くなると道具も技術も要ります。
区切りの目安は年に二回か三回です。春の伸び始め、夏の盛り、秋の終わり。この時期に何をするかを決めておくと、判断が要らなくなります。
空き家になっている実家の場合は、さらに注意が必要です。人が住んでいないと状態の変化に気づけません。年に一度は見に行く前提で予定を立ててください。
道具の置き場も考えておきます。刈った草をどうするか、燃えるごみで出せるのか、量が多い場合はどうするか。自治体の決まりを先に調べておいてください。

自分でやる範囲を決める
どこまで自分でやるかは、危険の有無で決めるのが分かりやすい基準です。
平らな場所で、腰から下の高さの草を刈る。これは道具があれば自分でできます。
一方、脚立に乗る作業、頭より高い位置の枝を切る作業、太い幹を倒す作業。これらは事故につながります。倒れる方向を読む技術が要り、失敗すると建物や人に当たります。
隣の敷地に越境した枝も、自己判断で切らないでください。所有の考え方が定められており、勝手に切ると別の問題になります。まず相手に相談するのが順序です。
電線の近くも触らないでください。感電や停電の原因になります。
刈払機のような道具を使う場合は、保護の装備を着けてください。飛び石でけがをする事故が起きています。
自分でやるか頼むかは、費用だけで決めないほうがよいと思います。半日かけて疲れ切るくらいなら、頼んで別のことをするという判断も成り立ちます。
頼むときの見積もりの取り方
頼むと決めたら、見積もりの取り方に注意します。
同じ条件で複数社に出してください。面積、木の本数と高さ、刈った草や枝の処分を含めるかどうか。この三つが違うと、金額を比べても意味がありません。
写真を撮って送ると話が早く進みます。全体が分かる一枚と、気になる部分の一枚。現地を見ないと出せない場合もありますが、目安は分かります。
庭匠(草刈り・伐採)のように、庭の草刈りや木の伐採、剪定を扱うサービスがあります。庭だけでなく、空き家や駐車場、墓地の周りまで対応する形が案内されています。対応する地域が決まっているため、依頼できるかどうかは公式サイトで確認してください。
見積もりでは、追加になりやすい項目を先に聞いておきます。搬出の経路が狭い場合、想定より木が太かった場合、当日に量が増えた場合。ここを確認しておくと、請求のときに驚きません。
処分の費用も確認します。刈るだけなのか、運び出すところまで含むのか。ここが含まれていない見積もりは安く見えます。
作業の日程も決めておきます。天候で延びることがあるため、予備の日を含めて相談してください。
当日は立ち会えるようにしておくと安心です。切る範囲の認識がずれていることは珍しくありません。残したい木や、触れてほしくない場所があるなら、作業の前に現地で伝えてください。
支払いの方法と時期も確認しておきます。作業後の請求なのか、前払いなのか。領収の書類をもらえるかどうかも、経費として扱う場合は必要になります。
窓まわりを見直す
外まわりの手入れというと草木の話になりがちですが、窓まわりも見ておきたい場所です。
網戸は消耗品です。破れ、たわみ、外れやすさ。何年も交換していないなら、一度見てください。
網戸の状態は、虫の侵入だけの問題ではありません。人が入りやすいかどうか、小さな子どもが寄りかかったときにどうなるか。安全に関わる部分でもあります。
工事をせずに自分で交換できる形の網戸もあります。既存の小窓用の網戸から付け替えられる仕組みで、防犯と落下への配慮を備えた製品が出ています。ただし、人が出入りできる大きな窓や、シャッターのついた窓には使えない場合があります。自宅の窓に合うかどうかは、寸法と形状を確認してから選んでください。
なお、こうした製品を入れれば侵入がなくなるというものではありません。施錠の習慣、外から見えにくい場所の管理、留守中の郵便物。複数の対策を組み合わせて考えてください。
窓の周りの植栽も見ておきます。背の高い植え込みは、外からの視線を遮る一方で、身を隠せる場所にもなります。高さを抑える、足元を見通せるようにするなど、手入れの仕方で印象が変わります。
雨戸やシャッターがある窓は、動きが渋くなっていないかも確認してください。使いにくいと開け閉めしなくなり、結局は使わない設備になります。
壁を自分で塗るという選択
外まわりの見た目を変えたいとき、塗るという方法があります。
塀や物置、室内の一部の壁。面積が限られていれば、自分で手を出せる範囲です。
材料はいくつかありますが、練り済みの状態で売られているものなら準備の手間が少なくなります。NURI2(DIY用しっくい)のように、家庭やDIYでの使用を想定したしっくいもあり、缶や箱の単位で購入できます。石灰を原料とする自然素材で、平らに仕上げるのではなく模様をつける仕上げに向く配合になっているとされています。価格や在庫は公式サイトで確認してください。
塗る作業そのものより、準備と後片づけに時間がかかります。養生の作業、道具の洗浄、乾燥を待つ時間。半日で終わるつもりだと、たいてい足りません。
天候も見ます。気温が低い時期や湿度の高い日は、乾きが遅くなります。屋外で作業するなら、数日は雨の予報がない時期を選んでください。
最初から広い面を塗ろうとしないことも大切です。物置の扉一枚、塀の一区画。狭い場所で一度試すと、必要な量も所要時間も見当がつきます。
賃貸の物件では、原状回復の条件を確認してから始めてください。元に戻せない作業は、契約上の問題になります。

近隣との関係を保つ
外まわりの作業は、必ず近隣に影響します。
作業の前に、日時を伝えておいてください。音の出る道具を使う場合は特にそうです。一言あるかないかで、受け止め方が変わります。
落ち葉や刈った草が飛ぶことも想定します。風の強い日は避け、こまめに片づけてください。
越境の相談は、感情の問題になりやすい部分です。切ってほしいと伝える場合も、切らせてほしいと伝える場合も、まず状況の共有から始めてください。
業者に頼む場合も、こちらから伝えておくほうが無難です。知らない車と人が来ると、それだけで不安に思われます。
害虫が出ている場合は、駆除の手当ても必要になります。費用の考え方はhttps://zero-press.net/columns/gaichu-kujo-hiyou で扱っています。
道具をそろえて自分でやる範囲を広げたい場合は、https://zero-press.net/columns/diy-kogu-shizai も参考になります。
よくある質問
費用の目安はどのくらいですか
面積、木の高さと本数、処分の有無で変わります。目安の金額で判断せず、同じ条件で複数の見積もりを取ってください。
どこまで自分でやってよいですか
平地での草刈りや低い枝の剪定は自分でできる範囲です。脚立を使う作業、太い幹、電線の近くは頼んでください。
刈った草や枝はどう処分しますか
自治体によって扱いが違います。量が多い場合は持ち込みや回収の手続きが必要なことがあります。事前に調べてください。
賃貸でもできますか
原状回復の条件によります。塗る作業や設備の交換は、始める前に貸主や管理会社に確認してください。
作業に向く季節はありますか
草は伸びる前、木は種類によって適した時期があります。塗る作業は気温と湿度の条件を見てください。
道具は買ったほうがよいですか
年に数回使うなら購入、一度きりならレンタルという判断もあります。保管の場所も含めて考えてください。
網戸は自分で交換できますか
自分で交換できる形の製品があります。ただし使えない窓の種類があるため、寸法と形状を確認してから選んでください。
まとめ
三点にまとめます。
一つ目は、季節の区切りを決めること。時期を決めておけば、伸び切る前に手を入れられます。
二つ目は、危険な作業は頼むこと。高所、太い幹、電線の近く。ここは費用の話ではなく安全の話です。
三つ目は、同じ条件で見積もること。面積、本数、処分の有無をそろえないと比べられません。
外まわりは、一度整えると次からが楽になります。まず今の状態を写真に撮るところから始めてみてください。








