COLUMN

中古パソコンの保証と返品。買う前に読んでおく条件の見方

中古のパソコンを買うとき、多くの人は仕様の欄を見比べます。処理装置の型番、記憶装置の容量、画面の大きさ。ここは数字で比べられるので判断しやすい部分です。

本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

中古のパソコンを買うとき、多くの人は仕様の欄を見比べます。処理装置の型番、記憶装置の容量、画面の大きさ。ここは数字で比べられるので判断しやすい部分です。

判断が難しいのは、そこではありません。届いたものが動かなかったら、しばらく使ってから壊れたら、思っていたものと違ったら。この「買ったあと」の扱いは、仕様の欄には書かれていません。販売する店ごとに定められた条件で決まります。この記事では、その条件の読み方を整理します。

広告

中古で不安なのは買ったあと

新品なら、製造した会社の保証が付いています。期間も対象も、おおむね共通の考え方で運用されています。

中古は事情が違います。製造した会社の保証期間が終わっているものが多く、保証を付けるかどうか、付けるならどういう内容にするかは、販売する店が決めています。

そのため、同じような機種を同じような価格で買っても、店が違えば買ったあとの扱いがまったく違うことになります。ある店では一年の保証が付き、別の店では数か月、というように幅があります。

状態の表し方も同様です。良品、美品、傷ありといった言葉は使われていますが、その基準は各店が独自に定めています。同じ表記でも意味が同じとは限らないため、他の店の感覚を持ち込まないでください。

つまり、中古を選ぶときに読むべきは、商品の説明と同じくらい、店の条件のページです。買う前に確認するのは面倒ですが、後から探すより確実です。

条件のページは、商品の画面からたどれる場所にあるとは限りません。取引の条件をまとめたページや、よくある質問の欄に分けて書かれていることもあります。見つからない場合は問い合わせて構いません。問い合わせへの応答の速さや丁寧さも、買ったあとに頼ることになる窓口の様子を知る材料になります。

保証で見る項目

保証の案内を読むとき、確認する項目は五つあります。

一つめが期間です。何か月または何年かを確認します。一年としているところもあれば、数か月のところもあります。無償で長期の保証を付けていることを掲げている店もあります。期間の起点が発送日なのか到着日なのかも見ておいてください。

二つめが対象になる範囲です。本体だけなのか、内部の部品まで含むのか、付属品や周辺の機器はどうなのか。範囲は店ごとに決められています。

三つめが対象外になる例です。落下や水濡れといった使い方に起因するもの、消耗する部品、自分で分解した場合。特に電池のように使うほど劣化する部品は、扱いが分かれる部分なので明記されているかを見てください。

四つめが送料の負担です。修理のために送るとき、返ってくるとき、どちらを誰が負担するか。ここが書かれていない場合は問い合わせてください。

五つめが、修理なのか交換なのかです。同じ機種の在庫がない場合にどうするかも含めて確認しておくと、実際に不具合が出たときに慌てません。

返品の条件

保証とは別に、返品の扱いも確認しておきます。両者は別の制度なので、混同しないでください。

まず、返品を受け付ける期間です。到着から一週間以内としている店もあれば、二週間程度としている店もあります。期間の起点と、その期間内に何をすればよいのか、連絡だけでよいのか商品が届いている必要があるのかを確認してください。

開封後の扱いも見ます。中古のパソコンは動かしてみないと判断できないため、開封後でも受け付ける形をとっている店があります。理由を問わずに返品を受け付けると案内している店もあり、その場合でも往復の送料など一部の費用が発生することがあります。

返送にかかる費用の負担も確認してください。無償としているところもあれば、利用者が負担するところもあります。

返金の方法と時期も見ておきます。同じ決済の手段に戻るのか、振り込みになるのか。時期はどのくらいかかるのか。

のように、特定のブランドの機種に絞って扱う店もあります。扱う機種が限られている分、その機種についての知識が蓄積されている場合があります。返品や保証の条件は店ごとに定められているため、専門店であっても案内を読んでから判断してください。

ノートパソコンと梱包

初期不良と自然故障の違い

同じ「動かない」でも、いつ起きたかによって扱いが変わることが一般的です。

初期不良は、届いた時点ですでに不具合がある状態を指します。多くの店では、到着から一定の期間内に連絡があった場合に、交換や返金で対応する形をとっています。期間は短めに設定されていることが多いため、届いたらすぐ確認してください。

自然故障は、しばらく使っているうちに起きた不具合です。こちらは保証の範囲での修理や交換になります。期間内でも対象外の部品があるので、範囲を確認しておく必要があります。

この二つの境目にあたる時期に不具合が出た場合、どう扱われるかは店の判断になります。だからこそ、届いてすぐの確認が意味を持ちます。使い始めて一週間経ってから気づいた不具合は、初期不良として扱われないことがあります。

連絡するときは、いつ何が起きたかを記録して伝えてください。電源が入らないのか、途中で落ちるのか、特定の操作で起きるのか。画面に何か表示されるなら、その写真も残しておくと話が早くなります。

広告

販売店ごとの違いの見方

店を比べるときに見る場所を決めておくと、判断しやすくなります。

見るのは、保証の期間と範囲、返品の条件、扱っている機種の幅、状態の表し方、そして問い合わせの窓口です。価格だけで並べると、買ったあとの条件を見落とします。

保証の期間は店によって差があります。動作の保証を一年としているところもあり、数か月としているところもあります。長い期間を掲げている場合は、その期間中の対象範囲と対象外の条件もあわせて読んでください。

扱う機種の幅も違います。特定のブランドに絞る店、幅広く扱う店、業務で使われていた機器を整備して販売する店があります。目的の機種が決まっているなら専門の店が探しやすく、予算から選びたいなら幅のある店が向きます。

問い合わせの窓口も見ておいてください。購入の前と後で窓口を分けている店もあり、その場合は購入後の相談がしやすくなります。電話やメールに加えて、遠隔で操作を確認する形の支援を用意しているところもあります。

販売の実績や利用者の満足度を公表している店もあります。数字が示されている場合は、いつ時点のものかもあわせて確認してください。

届いてすぐ確認すること

到着したら、その日のうちに一通り確認してください。順番を決めておくと漏れが減ります。

電源が入るか、充電できるかを見ます。電源につないだ状態と、外した状態の両方で動くかを確認してください。

画面の表示を確認します。明るい背景と暗い背景の両方を表示して、点灯しない点や色のむらがないかを見ます。

キーはすべての文字を一度ずつ打って確認します。タッチパッドの操作、クリックの反応も見てください。

端子は実際に何かをつないで試します。差し込む部分は使用で傷むことがあるので、見た目だけでなく認識するかどうかを確認してください。

無線の接続も確認します。手元の回線につないで、通信できるかを見てください。

記憶装置の容量が説明どおりかも確認します。付属品の有無もここで照合してください。電源のための機器が付いているか、説明に書かれていたものが揃っているか。

再生した機器を扱う販売店もあります。フリーズしない高速パソコンをお手頃価格で【PC next】 では、購入した人の専用の窓口を設けている店が案内されており、返金に応じる期間や動作の保証の期間について説明が出ています。条件は店ごとに異なるため、購入の前に案内を確認してください。

デスクに置かれたパソコン

よくある質問

電池は保証の対象になりますか。消耗する部品として対象外にしている店が多いのですが、扱いは店によって異なります。案内を確認してください。

前の持ち主の情報は消えていますか。販売する前に記憶装置を初期化する扱いが一般的です。方法や基準は店によるため、気になる場合は問い合わせてください。

付属品が足りない場合はどうなりますか。説明に記載がある場合は照合してください。記載と違う場合は、到着後すぐに連絡すると対応してもらいやすくなります。

修理はどこに出しますか。中古の場合、購入した店が窓口になることが多いのですが、店の案内によります。

保証を延長できますか。有償で延長する仕組みを用意している店もあります。案内に書かれていなければ問い合わせてください。

状態の表記は店をまたいで同じ意味ですか。基準は各店が独自に定めています。同じ言葉でも意味が違う場合があるため、その店の説明を読んでください。

返品するとき送料はかかりますか。負担の扱いは店によって違います。無償としているところもあれば、費用が発生するところもあります。

まとめ

中古のパソコンで確認するのは、保証の範囲と対象外の条件、返品を受け付ける期限、そして届いてすぐの動作確認の三点です。

保証も返品も、条件は販売する店ごとに定められています。他の店の条件をそのまま当てはめず、買う店の案内を読んでから判断してください。機種の選び方は https://zero-press.net/columns/chuko-pc-erabikata に、整備された機器の位置づけについては https://zero-press.net/columns/saisei-pc-towa にまとめています。

広告

← コラム一覧へZero Press トップへ