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引っ越し前の不用品。回収と買取の使い分けと日程の組み方

引っ越しの日が決まると、荷造りより先に手が止まるのが不用品である。捨てるつもりだった物に値段がつくかもしれないと思うと動けず、かといって全部持っていくと新しい部屋が最初から埋まる。

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引っ越しの日が決まると、荷造りより先に手が止まるのが不用品である。捨てるつもりだった物に値段がつくかもしれないと思うと動けず、かといって全部持っていくと新しい部屋が最初から埋まる。

ここでは、引っ越しの日から逆算した段取りとして、何をどの順で処理するかを整理する。物の選別より先に日程を押さえる、というのがこの記事の並べ方になる。

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先に決めるのは締め切り

不用品の処理でつまずくのは、たいてい物の選別ではなく日程である。自治体の粗大ごみの収集は、申し込んでから収集日までに日数がかかり、申し込みの受付から実際の収集まで一定の期間が空くのが普通である。日程が決まっているぶん、あとから割り込むことができない。

そこでまず、引っ越しの日を基準に締め切りを三つ引く。自治体の収集に出す物の申し込み期限、買取に出す物を発送する期限、業者に回収を頼む場合の予約の期限である。この三つを先に書き出すと、どれに間に合わないかが早い段階で分かる。

住んでいる地域の制度は自治体ごとに違う。品目ごとの手数料、一度に出せる点数、受付の方法。引っ越しの繁忙期は申し込みも混み合うので、日取りが決まった時点で調べておきたい。

締め切りが分かってから、はじめて物を分ける作業に入る。逆にすると、選別に時間をかけたあとで「もう間に合わない」となり、結局まとめて費用をかけて出すことになる。

売る・引き取ってもらう・出すの三つに分ける

分けかたは三つでよい。値段がつきそうな物、費用をかけずに引き取ってもらえる物、費用をかけて処分する物である。この線引きを厳密にやろうとすると進まないので、迷った物はいったん「値段がつきそう」に寄せ、査定の結果で下に落とす。

値段がつきやすいのは、状態が保たれていて需要のある物である。ただし査定額は品物の状態、時期、そのときの需要で変わる。売れると見込んで日程を組むと、思ったほどにならなかったときに立て直せない。金額はあくまで結果として受け取る。

費用をかけて処分する側に回るのは、汚れや傷みが進んだ物、古い家具、大型の物である。ここは点数が増えるほど手間も費用も膨らむので、業者にまとめて頼むほうが早い場合がある。見積もりを取る段階で、点数と大きさを伝えられるように写真を撮っておくとやりとりが短い。

なお、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機といった大型の家電は、別の制度の対象になっていることがある。扱いと費用は制度と依頼先によって変わるため、まとめて出す前に確認しておきたい。

買取に回すときの段取り

宅配で買い取ってもらう形は、店に持ち込む手間がないぶん、日数がかかる。申し込み、梱包材の到着、発送、到着後の査定、金額の連絡、承諾、そして入金。この流れがすべて終わるまでに何日かかるかは依頼先によって違うので、引っ越しの日に間に合うかを先に見る。

間に合わないと分かったら、無理に押し込まない。荷物として一度新居へ運び、落ち着いてから出すほうが結果的に安く済むことがある。逆に、引っ越し後は段ボールに紛れて出しそびれることも多いので、「これは売る」と書いた箱を分けておく。

梱包の手間も見込んでおきたい。点数が多いと箱詰めだけで半日かかる。梱包材を無料で送ってくれるサービスもあるので、申し込みの前に確認しておくと当日あわてない。壊れやすい物は、緩衝材を多めに入れて隙間を作らない。

本人確認の書類が要るのが一般的で、これが手元にないと発送まで進めない。引っ越しの前後は書類を段ボールに入れてしまいがちなので、必要な物は一つの封筒にまとめておく。

宅配便の集荷に出す段ボール箱

機器を処分するときのデータ

パソコンやスマートフォン、記録する部品が入った機器は、他の不用品と同じ扱いにできない。初期化しただけでは記録が残る場合があり、方法によって消去の度合いが違う。どこまでやるかは、その機器に何を入れていたかで決める。

仕事の資料や個人情報を扱っていた機器なら、消去の作業を依頼して証明書を受け取る方法がある。パソコンを箱に入れて送るだけで処分でき、データの削除と消去証明書の発行が費用なしで受けられると案内しているサービスもあり、【不要なパソコンを送るだけ】パソコン無料処分サービス『送壊ゼロ』 のように、古い機器や故障した機器でも受け付けると説明されているものもある。送料の負担や対象になる機器の範囲は提供元によって違うので、申し込みの前に条件を見ておく。

記録する部品を取り外して手元に残す、あるいは物理的に壊してから出すという選択もある。ここまでやれば読み出しは難しくなるが、機器そのものが再利用できなくなるので、買取に回す道は閉じる。売るのか、消してから処分するのかは、先に決めておいたほうが手戻りがない。

いずれの方法でも、作業の前に必要なデータを移しておく。写真や連絡先は移し忘れが多く、処分してから気づいても戻せない。移した先で開けるかどうかまで確かめてから、消す作業に入りたい。

テーブルに置かれた古い電子機器
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回収を頼むときの確認

業者に回収を頼むときは、見積もりの取り方から見る。電話や画面の入力だけで概算を出す形と、実際に物を見てから確定する形がある。どちらでも、確定した金額に何が含まれるかを聞いておく。出張の費用、搬出の作業費、梱包の費用、車両の費用が別なのか込みなのかで総額が変わる。

料金の形も一つではない。品目ごとに単価を積む形と、車に載る範囲でいくらという形がある。点数が多いなら後者のほうが読みやすい。作業の実績が二十万件を超えたと案内している事業者では、見積もりや基本料金、出張費、搬出や梱包の作業費を別に取らない料金の形が示されている。対応できる地域は事業者ごとに決まっているので、自分の住所が範囲に入るかを先に確認したい。

建物側の条件も伝えておく。エレベーターが使えるか、養生が要るか、作業できる時間帯が決まっているか。集合住宅では搬出の時間に制限があることも多く、当日になって作業が止まると日程全体に響く。

当日に追加の費用が出る場合の条件も、事前に聞いておきたい。予定になかった物が出てきたとき、想定より点数が多かったときにどうなるか。ここを確認しておけば、その場で判断を迫られずに済む。

サービスごとの違いの見方

依頼先を比べるときは、案内に書かれている条件を並べる。扱う品目の範囲、手数料の扱い、対応できる地域、申し込みから完了までの流れ。同じ「宅配買取」でも、この周辺が違うと手間の総量が変わる。

高級な鞄や時計、宝飾品、衣類をまとめて扱う宅配買取では、手数料が無料で、離島を含む全国から利用できると案内されている。輸送中の事故に備える保険を用意していると説明されているところもあり、まとめて送る場合は確認しておきたい項目である。

趣味の品を集中して扱うサービスもある。作品の関連品や人形、缶入りの記念品などを専門に扱う買取では、送料や査定の費用、振込の手数料がかからず、梱包材も用意されると案内されている。アニメ・VTuberグッズを手軽に現金化!専門宅配買取【グッズメイト】 のような専門の買取では、箱がない物や開封済みの物、古い物でも受け付けると説明されている。買取の金額が上がる期間を設けている場合もあるが、内容と期間は変わるため、提供元の案内で最新のものを確認してほしい。

費用の相場を先に知っておきたい場合は https://zero-press.net/columns/fuyouhin-kaishu-souba を、点数の多い物をまとめて売る手順は https://zero-press.net/columns/katazuke-matome-kaitori を参考にしてほしい。

よくある質問

引っ越しの直前でも間に合いますか。依頼先と地域によります。即日の対応を掲げている事業者もありますが、混み合う時期は予約が埋まります。自治体の収集は日程が決まっているため、直前の申し込みでは間に合わないことが多いと考えてください。

査定額に納得できないときはどうなりますか。返送してもらえるのが一般的ですが、返送の送料をどちらが持つかは依頼先によって違います。申し込みの前に、断ったときの扱いを確認しておいてください。

大型の家電はまとめて出せますか。品目によっては別の制度の対象になります。扱いと費用は制度と依頼先で変わるので、他の不用品と一緒に頼めるかどうかを先に聞いてください。

データは完全に消えますか。方法によって消去の度合いが違います。消去の作業を依頼して証明書を受け取る方法、記録する部品を取り外す方法、物理的に壊す方法があります。機器に何を入れていたかで選んでください。

作業に立ち会う必要はありますか。回収を頼む場合は、当日に確認する事項があるため立ち会いを求められるのが通常です。宅配で送る形なら発送だけで済みます。

売れなかった物はどうなりますか。買取が成立しなかった品は返送されるか、依頼先で引き取る扱いになるかが分かれます。処分を任せられる場合でも条件があるため、申し込みのときに見ておいてください。

まとめ

不用品の処理は、物を分けるより先に締め切りを決める。自治体の収集の申し込み期限、買取に出す発送の期限、回収の予約の期限。この三つを引っ越しの日から逆算しておくと、間に合わない物が早く分かる。

分けかたは、売る・引き取ってもらう・費用をかけて出すの三つで足りる。査定額は状態と時期と需要で動くので、金額を当て込んで日程を組まない。

機器のデータは、処分の前に扱いを決める。消してから出すのか、売るのか。どちらを選ぶかで手順が変わるうえ、あとから戻せない部分でもある。ここだけは、急いでいるときほど落ち着いて進めたい。

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